スペイン風オムレツ
大きく焼けば、迫力も食べごたえも満点! ごちそう感が出ます。中まで火を通すために、じっくり気長に焼くのがコツ。
材料・2人分
- 卵……6個
- じゃがいも……4個
- 玉ねぎ……1/2個
- オリーブオイル……145㎖
- 塩……大さじ1/2
作り方・直径19〜20㎝のフライパンを使用
- じゃがいもは薄切りにして水にさらし、水気をしっかりときる。玉ねぎはみじん切りにする。
- フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、玉ねぎを入れて透明になるまで炒めて取り出す。オリーブオイル100㎖を足し、じゃがいもを入れて揚げ焼きにする。じゃがいもがやわらかくなったら、玉ねぎを戻してひと混ぜし、軽く油をきる。
- ボウルに卵を割りほぐし、塩、②を加え、じゃがいもが少しつぶれるくらいまで混ぜる。仕上げ用に少量の卵液を取り分けておく。
- フライパンにオリーブオイル大さじ2を入れてなじませ、③を流し入れる。少し強火にしてかき混ぜ、固まってきたら火を弱める。
- 焼き色がついてきたら、皿をかぶせてひっくり返し、フライパンに戻し入れてもう片面も焼く。③で取り分けておいた卵液を、表面のでこぼこしたところにハケで塗る( a )。
- ⑤の工程をさらにあと1~2回繰り返して仕上げ、切り分けて器に盛る。
Point( a )仕上がりのポイントは卵液
あらかじめ取り分けておいた卵液を表面に塗って焼き、何回か繰り返すと、なめらかで美しい仕上がりになります。
2016年5月号 【別冊】フライパンひとつで まるっとごちそうおかず より
撮影/神林 環 合田昌弘 鈴木静華 竹内章雄 野口健志 馬場わかな 福尾美雪 三村健二
イラストレーション/飯山和哉 取材・文/唐澤理恵
坂田阿希子 Akiko Sakata
フランス料理店などでの修行を経て、東京・表参道で料理&お菓子教室「studio SPOON」を主宰。2019年には代官山にて洋食店「洋食KUCHIBUE」をオープン。著書に『この一皿でパーフェクト、パワーサラダ』(文化出版局)、『特製ソースでおいしい絶品グラタンとオーブン焼き』(家の光協会)など。