サケのムニエル
サケのムニエルはバターをかけながら仕上げるとふっくら
「魚は何度もひっくり返すと、どんどん身がくずれてしまいます。だから、上下を返すのは1回だけ。あとは熱々のバターをかけながら、じっくり火を通してふっくら仕上げましょう。また、焼く前に水気をふき取るのは、臭みを取り除き、パリッと焼き上げるためです」(ワタナベマキさん)
材料・2人分
- 生サケの切り身……2枚
- グリーンアスパラガス(細めのもの)……16本
- レモンのくし形切り……2個
- 薄力粉……大さじ1
- 塩……小さじ1
- 粗びき黒こしょう……少々
- バター……15g
- オリーブオイル……小さじ2
作り方
1. サケは1枚に対して塩小さじ1/2を振り、10分ほどおいて出てきた水気をキッチンペーパーでふき取る。
2. アスパラガスはかたい根元を切り落とす。太いものを使う場合は根元の皮をむいて縦半分に切る。
3. ①に薄力粉を薄くまぶし、余分な粉を落とす。
4. フライパンにオリーブオイルを引き、③を皮目を下にして入れる。中火にかけ、バターを加えてへらで押さえながら皮が香ばしく色づくまで焼く。
皮を香ばしく焼いて風味よく
魚は熱が入った瞬間に皮が縮んでしまうので、火をつけたらすぐにへらで押さえてきれいに焼き色をつける
5. ②を加えて、④のサケを裏返す。弱火にし、溶けたバターをスプーンで全体に時々回しかけながら、7~8分焼く。
6. 塩少々(分量外)とこしょうを振って器に盛り、レモンを添える。
教えてくれたのは
ワタナベマキさん
料理家。旬の素材を使い、基本を大切にしたシンプルな手順で作る料理を得意とする。夫と中学3年生になる息子との3人暮らし。日々の暮らしを綴るインスタグラム(maki_watanabe)も好評。
【特集】「なんとなく」が「最高の味」になる ワタナベマキさんの定番料理のひとワザ
LEE 2021年7月号
「なんとなく」が「最高の味」になる
ワタナベマキさんの定番料理のひとワザ
に掲載されています。
詳しい内容は2021年LEE7月号(6/7発売)に掲載中です。
撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/駒井京子 取材・原文/福山雅美
ワタナベマキ
料理家
ケータリングをきっかけに、本、雑誌、広告などで料理を提案するように。デザイナーの夫、中学生の息子との毎日から生まれる実践的、かつ体に優しいレシピが好評。『ワタナベマキの10の定番弁当』 (扶桑社ムック)、『旬菜ごよみ365日 季節の味を愛しむ日々とレシピ』(誠文堂新光社)ほか著書多数。