レモンの酸味が甘酒の甘さとコクを引き立てる
甘酒のレモンキューブチーズケーキ
最初にレモンスライスの酸味が口いっぱいに広がり、後から甘酒の自然な甘さがやさしく広がります。後引くおいしさがくせになる。
材料・20㎝×16㎝×高さ3㎝程度の耐熱バット1個分
- グラハムクラッカー(なければビスケット)……70g
- バター(無塩)……30g
- クリームチーズ……200g
- 甘酒(2倍濃縮)……80㎖
- 生クリーム……1/4カップ
- レモン果汁……小さじ1
- 卵……1個
- 薄力粉……大さじ2
- レモン(国産)……いちょう切り20枚、皮1/2個分
作り方
- クリームチーズ、卵は常温に戻しておく。バットにはクッキングシートを敷いておく。
- グラハムクラッカーはジッパー付き保存袋など厚手の袋に入れ、めん棒などを転がすようにして細かく砕く。バターはふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で30〜40秒程度加熱して溶かし、グラハムクラッカーと混ぜる。
- ②を①のバットに入れ、ラップの上からぎゅっと押さえつけ(写真下)、冷蔵庫で冷やしておく。オーブンは160℃に予熱する。
- ボウルにクリームチーズを入れ、ゴムべらでなめらかになるまで混ぜる。甘酒、溶いた卵、生クリーム、レモン果汁をそれぞれ少しずつ加え、そのつど泡立て器でなめらかになるまで混ぜ、レモンの皮も加えて混ぜる。
- ④に薄力粉をふるい入れてゴムべらで混ぜる。
- ③のバットに⑤の生地を入れて、高さ3㎝程度から数回静かに落として空気を抜き、オーブン下段で20分程度焼く。一度オーブンから出してレモン(いちょう切り)を並べ、再びオーブンで20分焼く。
- 粗熱を取って冷蔵庫で冷やし、キューブ状に切る。
小さめのバットなど、底が平らなもので上からぎゅっと押してしっかりと固める。後から崩れないように、隙間なく敷き詰めて
2019年8月号【からだも心も喜ぶ! 甘酒スイーツ】より
撮影/田村昌裕(FREAKS) スタイリスト/しのざきたかこ 取材・原文/薫森亮子
発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、Instagram(@misa_enomoto)、夫婦でつくるレシピサイト「ふたりごはん」も人気。著書『二十四節気の心地よい料理と暮らし』(グラフィック社)が2024年2月に発売、その他の著書に『榎本美沙の発酵つくりおき』(家の光協会)、『ゆる発酵』(オレンジページ)、『発酵あんことおやつ』『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(ともに主婦と生活社) 『ちょこっとから楽しむ はじめての梅仕事』(山と溪谷社)など多数。