すし飯の得意分野といえば、やっぱりこれ! カラフルでかわいくて、子どもウケもバツグン。しかも、見た目の豪華さに比べて、作り方はとても簡単なのです。
さわやかなクリームがすし飯と抜群に合います
チーズクリームのケーキずし
「生ハム代わりにサーモン、アボカドを菜の花になど、具材は自由に。トビコかイクラのキラキラ具材は必須!」(近藤幸子さん)
材料・約22×9×6㎝のパウンド型または牛乳パック1個分(3〜4人分)
基本のすし飯(下記参照)……全量
生ハム……5枚
アボカド……1/2個
トビコ……大さじ2
〈いり卵〉
卵……2個
砂糖……小さじ2
塩……ひとつまみ
サラダ油……小さじ1
〈チーズクリーム〉
クリームチーズ(室温に戻す)……50g
ギリシャヨーグルト……100g
塩……小さじ1/3
※牛乳パックは洗って口を開き、1面を切り取る。上部の口部分だった箇所2辺に切り込みを入れ、折り跡に沿って折り込むようにして閉じてパウンド型状にし、ガムテープでしっかりと留める。
作り方
- いり卵を作る。ボウルに卵を割りほぐし、砂糖、塩を加えて混ぜる。フライパンにサラダ油を中弱火で熱し、卵液を流し入れ、菜箸で大きく混ぜながら火を入れる。少しトロッとした状態で火を止め、そのまま混ぜ続け、余熱でそぼろ状にする。
- チーズクリームを作る。クリームチーズをボウルに入れ、へらでなめらかになるまで混ぜる。ヨーグルトの1/4量を加えてダマがなくなるまで混ぜてから、残りのヨーグルト、塩を加えて混ぜる。
- パウンド型(または牛乳パック)にラップを敷き込み、すし飯の半量を入れ、ぬらした指でギュッと押しながら平らにならす。①を均等に広げ、残りのすし飯を平らに広げ入れ、さらにしっかり手で押さえる。
- 盛りつける皿をかぶせ、上下を返すようにして取り出す。ラップを外し、②のクリーム全量を上に塗り広げる。長さを半分に切ってクシュッと丸めた生ハム、2㎝角に切ったアボカドをバランスよくのせ、間にトビコをのせる。
※ギリシャヨーグルトがない場合、水きりヨーグルトでも。ボウルにザルを重ねてキッチンペーパーを敷き、プレーンヨーグルト200gをのせ、冷蔵庫で30分ほどおけばOK。
型の隅々まで、すし飯を入れ込む
詰め方がゆるいと、型から出したときにくずれてしまうので注意。「牛乳パックを使う場合は、しっかり固定できるガムテープで留めましょう」
アサリと菜の花のスープ
材料・3~4人分
アサリ(砂抜き済みのもの)……300g
菜の花……1/2束
にんにくの薄切り……1/2かけ分
水……4カップ
塩……小さじ3/4
オリーブオイル……大さじ1/2
作り方
- アサリは流水で殻をこすり洗いする。菜の花は根元のかたい部分を2㎝ほど切り落とし、3㎝幅の斜め切りにする。
- 鍋に水とにんにく、①のアサリを入れて中火にかける。沸いたら菜の花を加え、3分ほど煮る。塩とオリーブオイルを加え、火を止める。
材料・作りやすい分量
米……2合
昆布……5㎝角1枚
〈合わせ酢〉
米酢……大さじ4
砂糖……大さじ2
塩……小さじ1
1.うま味ある昆布と一緒に
米を研いで、炊飯器の内釜または鍋に入れる。水を2合分注ぎ、昆布をのせて40分おいてから普通に炊く
2.合わせ酢はよく混ぜる
ごはんに入れたときに味にムラがないように、合わせ酢はしっかり混ぜ合わせ、均一にしておく
3.熱いうちに回し入れる
炊き上がったら、熱いうちに合わせ酢を内釜や鍋に直接投入。しゃもじに当てながら、全体に回し入れる
4.大きくさっと混ぜる
底から返し、米粒をつぶさないよう切るように混ぜる。おうちでは、うちわであおいで冷まさなくてもOK
5.蒸らしながら冷ます
乾燥しないように、ぬれぶきんをかけて蒸らしながら冷ます。蒸らすことですし飯がふっくらする
教えてくれたのは
近藤幸子さん
手軽な素材と手順で作る、家族が喜ぶ華やかなレシピで人気。近著に『調味料ひとつでラクうまごはん』(PHP研究所)。夫、中学1年生と小学1年生の娘たちとの4人暮らし。
【特集】映えておいしい! 「すし飯」こそ最強説
詳しい内容は2021年LEE3月号(2/5発売)に掲載中です。
撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/福山雅美
近藤幸子 Sachiko Kondo
料理研究家・管理栄養士
6歳違いの二人の娘の母で、家事や育児に忙しい日々から生み出される工夫の詰まったレシピが大人気。著書に『がんばりすぎないごはん』『丸めないハンバーグ、包まないシュウマイ。』『味が決まる!レシピがいらない中火で8分蒸し』など。