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FOOD

コスパ抜群!サイフも喜ぶ!「365日ひき肉生活」BOOK

【野菜たっぷり】「ミートソース」レシピ/今井亮さん

  • 今井 亮

2021.01.01

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ミートソース

ひき肉を炒めるとき、トマトを入れて煮込むとき。おいしさのために必要なのは、水分をよく飛ばすこと。「じっくり煮込んだその味は、まるでプロの味!」

材料・作りやすい分量(出来上がり約800g分)

合いびき肉……500g
にんにくのみじん切り……1かけ分
赤ワイン……200㎖
しょうゆ……大さじ1
塩……小さじ1
オリーブオイル……大さじ2
A)
玉ねぎのみじん切り……1個分
セロリ、にんじんのみじん切り……各1/2本分
B)
トマト水煮缶……1缶(400g)
ローリエ……2枚
ナツメグパウダー……小さじ1/4
水……100㎖

作り方

  1. 鍋ににんにくとオリーブオイルを入れ、中火にかける。香りが立ってきたら、Aを加えて15分ほど炒める(a)。
  2. ①にひき肉、塩を加えてほぐすように炒め(b)、焼き色がついて鍋底が少し焦げつくくらいになったら、しょうゆを加える(c)。しょうゆの香りが立ったら赤ワインを加え、へらで鍋底についたうま味をこそげるように混ぜながらひと煮立ちさせる。
  3. ②にBを加えて混ぜ合わせ、ひと煮立ちさせたら弱火にし、時々混ぜながら30〜40分煮込む(d)。

a 野菜たっぷりがおいしさの秘訣

にんにくの香りをオリーブオイルに移してから、野菜をじっくりと炒めます。「15分かけて野菜の甘さを存分に引き出す感覚です」

b ひき肉はパチパチ音がするまで炒める

(上)味がぼやける原因となる水分は完全に飛ばします (下)パチパチとはねるような音がしたら、脂が出ておいしくなった合図

c しょうゆと赤ワインで風味を

(上)鍋底が焦げつくほどしっかり炒めてから、しょうゆと赤ワインを (下)しょうゆは味つけというより風味づけ。「フライパンの熱を直接伝えて“焦がししょうゆ”にしたいので、具を避けて加えます」

d じっくり煮詰めておいしさ凝縮

(上)へらで鍋底についた肉のうま味をこそげ取りながら煮込みます。「まだこの状態では、“ひき肉の入ったトマトソース煮込み”」 (下)出来上がりは、具材がすべてはっきり見えるくらい。「水分の目安はドライカレー程度。赤い油だけが出てきたら、水分が飛んでおいしさが凝縮した証拠!」

たくさん作って冷凍がおすすめ

冷凍対応のジッパー付き保存袋(M)に約300gずつ入れて冷凍。はじめはバットなどにのせ、平らな状態にすると早く凍る。完全に凍った後は、立てて置けるので省スペース。解凍は常温におくか、急ぐ場合は袋の上から水をかける流水解凍で。冷凍で1カ月保存可


2020年6・7月号【コスパ抜群!サイフも喜ぶ!「365日ひき肉生活」BOOK】より

今井 亮

料理研究家

京都の老舗中華料理店で修業の後、上京。料理家のアシスタントなどを経て、自宅にて料理教室「亮飯店」を主宰。テレビ、雑誌、書籍などで活躍。著書に『美酒佳肴 中華つまみ』(成美堂出版)など。

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