韓国のトラディショナルな粉ものおやつをご紹介。子どもと一緒にホットプレートで焼いて楽しんでも。
子どもと一緒に作ると楽しい
韓国のなつかしいおやつ
宮廷料理の流れを汲むお菓子、花餅(ファジョン)はお花の模様のもち菓子です。見た目がすごくかわいいので子どもが大喜びしますよ。
生地にドライフルーツでお花を、野菜で葉っぱをくっつけるトッピングは、ぜひ子どもと一緒に楽しんでくださいね。
教えてくれたのは
コウケンテツさん
料理家。雑誌、テレビなどで幅広く活躍。舜くん(10歳)、蓮ちゃん(8歳)、花梨ちゃん(3歳)のパパ。YouTube公式チャンネル登録者数は45万人を突破。初の書き下ろしエッセイ『本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ』(ぴあ)が好評発売中
もちっとした食感のかわいいおやつ
花餅(ファジョン)
「韓国だと花の部分に干しなつめを使いますが、好みのドライフルーツで。焼き色をつけないで白く仕上げるのがコツ」
材料・8~10枚分
白玉粉……100g
塩……少々
ドライフルーツ
(パイナップル、クランベリーなど)……各適量
豆苗の葉……少々
サラダ油、ハチミツ……各適量
作り方
- ボウルに白玉粉、塩を入れ、水80~100mlを少しずつ加え、白玉粉をつぶしながらなじませてこねる(写真下a)。
- ①の生地を8~10等分して丸め、サラダ油を薄く引いた冷たいフライパンにのせる。指で押さえて直径5~6㎝ほどの平らな円形にし、ドライフルーツ、葉先を摘んだ豆苗の葉をくっつけて花の形にする(写真下b、c)。
- フライパンを弱めの中火にかけ、うっすらと色づいてきたら裏返し、焼き色がつかないようにさっと焼き、再び裏返す。器に盛り、ハチミツをかける。
つやが出てきて、とろんとやわらかくなったらこね終わり。「手で持っていると、生地が重みでゆっくり下に下がるくらい」
生地がくっつきやすいので、油を引いた冷たいフライパンの上で成形作業と花模様のトッピングをするといい。「葉っぱの模様は春菊を使っても。花模様の面には焼き色をつけないで仕上げます」
【特集】コウケンテツさんの子どもと食べたい韓国ごはん
LEE 2020年12月号 別冊付録
「コウケンテツさんの子どもと食べたい韓国ごはん」
に掲載されています。
詳しい内容は2020年LEE12月号(11/7発売)に掲載中です。
撮影/松村隆史 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/海出正子