切り方、調理法、火入れの加減。それらを少し変えるだけで、おいしさは変幻自在!
今回は、豆腐で作るボリューム満点のメインレシピをご紹介。
「豆腐は淡白だけれど、それゆえに好みの味をさまざまにつけられます。素材に底力があるから、いつも家にある食材をちょっぴり足すだけで、味わい深いごちそうに手軽に変身させられますよ」(料理家 堤 人美さん)
今日の夕食はこれで決まり!
ヘルシーながら食べごたえあり!「肉巻き豆腐ステーキ」
にんにくとウスターソースのがっつり味。「しっかり水きりして、食感を出すのが満足感の秘訣」(堤 人美さん)
材料・2人分
- 木綿豆腐…… 1 丁(300g)
- 豚ロース薄切り肉……10枚(160g)
- きゅうり…… 1 本
- パセリ(あれば)…… 2 房
- A
- にんにくのすりおろし……1/2かけ分
- ウスターソース……大さじ2
- しょうゆ……小さじ2
- 砂糖……ひとつまみ
- 小麦粉……適量
- 塩、こしょう……各少々
- サラダ油、バター……各小さじ2
おいしくしっかり豆腐の「水きり」
キッチンペーパーでぴっちり包み、ザルを重ねたバット(またはボウル)にのせ、500g程度の重石をする。使う料理に合わせ、15〜30分おく。
肉巻き豆腐の作り方
- 豆腐は上記の要領で30分水きりし、厚さを半分に切る。きゅうりは縞目に皮をむき、大ぶりの斜め切りにする。
- まな板に豚肉を広げ、塩、こしょうで下味をつけて全体に小麦粉を薄く振る。小麦粉がついている側を内側にして豆腐に隙間なく巻きつけ、外側にもまんべんなく小麦粉をまぶす。
- フライパンにサラダ油を中火で熱し、②を入れる。2 分ほどかけてこんがりと全面に焼き色をつける。途中、出てきた脂はキッチンペーパーでふき取る。
- ③に混ぜ合わせたAを加えてからめ、仕上げにバターを加えてからめる。器に盛り、①のきゅうりと、あればパセリを添える。
教えてくれたのは…
堤 人美さん
雑誌や書籍でのレシピ紹介のほか、企業のレシピ開発なども手がける。シンプルな手順で、身近な食材を新鮮なおいしさに仕上げるワザに定評あり。卵と豆腐が大好き!
撮影/松村隆史 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/福山雅美
堤 人美
身近な素材にひと工夫加えた、作りやすいのに新鮮なおいしさのレシピで人気。雑誌や書籍のほか、企業のレシピ開発やCMの料理制作など幅広く活躍。近年韓国エンタメに夢中になっていることから、韓国料理の研究にも余念がない日々。