棒寒天に興味津々の子どもたち!第6回はグレープフルーツ寒天
前回のしょっぱいおやつ「青のりバターポテト」に続き、今回は冷たいおやつ「グレープフルーツ寒天」。
寒天といっても便利な粉ではなく、棒寒天を使用するところが近藤さん流。見たこともない棒の寒天に子どもたちは興味津々!
蒸し暑い日に、さっぱりグレープフルーツ味の寒天をみんなで、さあ召し上がれ。
近藤幸子さんの
一緒に作ろう「おやこおやつ」
#6 グレープフルーツ寒天
蒸し暑い毎日、つるんと喉ごしの良いおやつが食べたくなります。
冷たいおやつというと、ゼリーやアイスになりがちですが、今回は寒天。子供達、あまり寒天を食べたことがなかったので、一緒に作ってみることにしました。
便利な粉寒天でも良いですが、せっかく作るなら棒寒天! 案の定、子供達も興味津々で楽しんでくれました。寒天について知らないことだらけだったので、海藻から作るんだよ。ところてんみたいなかたまりを凍らせて乾燥させると棒寒天になるんだよ。寒天は水溶性の食物繊維がたっぷりなんだよ。などなど、知識もたくさん増えました(近藤幸子さん)
つるんと喉ごしの良いおやつ
「グレープフルーツ寒天」
材料
・棒寒天 1本約8g (粉寒天の場合は4g)
・水 500g
・砂糖 100g
・レモン果汁 大さじ3
・ピンクグレープフルーツ 1/2コ
1 棒寒天は小さくちぎって水に浸し、柔らかくなるまで15分ほど戻す。
2 鍋に水を用意し、しっかり水気を絞った寒天を入れる。
火にかけ、混ぜながら沸騰するまでに溶かす。
かたまりがなくなり、全体に透明感があればOK!
砂糖を加えて混ぜ、そのまま置いて粗熱をとる。
3 グレープフルーツの皮をきれいにむき、薄皮を向いて、果肉をほぐしておく。
4 2の寒天液に、レモン果汁、グレープフルーツを加えて混ぜ、鍋を冷水に当てる。
混ぜながら様子を見て、とろりと少し固まってきたらすぐにバットに流し入れる。
冷蔵庫で1時間ほど冷やし、食べやすい大きさに切る。
暑い日にさっぱり感がうれしい、グレープフルーツ寒天
point!
*ゼラチンとは扱い方が違うので注意してください。寒天はゼラチンよりも高温にしないと解けないので、沸騰して透明になるまで火にかけてください。
*固まる温度もゼラチンとは違い、温かい40度ぐらいからとろみが出て、30度ぐらいにはしっかり固まってしまいます。うっかりしていると流し入れる前に固まるので、注意してください。
*粉寒天を使う場合は、火にかける前に鍋に水と粉寒天を入れてよく混ぜ、煮溶けるまでゆっくりかき混ぜながら火にかけます。他は同じ作り方です。
子ども達の感想、反応は?
ちぎって、水に入れて戻すのが、工作みたいで楽しかった! 味はゼリーとは違う食感、私は気に入っておかわり♡(お姉ちゃん)
ピンクグレープフルーツが混ざるときれい! お花が入っているみたいだね〜(妹)
子どもと一緒にチャレンジしてみてくださいね。
次回はどんなおやつのレシピかお楽しみに!
近藤幸子 Sachiko Kondo
料理研究家・管理栄養士
6歳違いの二人の娘の母で、家事や育児に忙しい日々から生み出される工夫の詰まったレシピが大人気。著書に『がんばりすぎないごはん』『丸めないハンバーグ、包まないシュウマイ。』『味が決まる!レシピがいらない中火で8分蒸し』など。