テーマを決めれば、普段食材でもこんなに華やぐ!
ラク映え「手巻き寿司」
お刺し身がなくても大丈夫! 味の組み合わせは自由に
実家に手巻き寿司セットがあって、よく手巻きを作っていたという重信さん。
「基本的に手巻きは何を組み合わせても自由です。お刺し身をいろいろ買わなくては、なんていう心配はご無用。身近な食材でも十分楽しめますよ。具材はテーマを決めるとラクチン。例えば韓国風ならキンパ、イタリアンならパスタやピザ、中華風なら点心などのイメージで。巻くものは生の葉っぱだけでなく、ゆでたキャベツなどもおいしいし、ごはんもすし飯に限らず、調味料を混ぜただけのごはんでもOK。タレやトッピングを用意して、各自が味を変えると食べ飽きないですね。人によって具材の組み合わせが違うので、その話でも盛り上がりますよ」(重信初江さん)
ガッツリ味の肉やお刺し身に野菜もたっぷりと
韓国風手巻き
「ごはんは簡単にごま油と塩を混ぜるだけ! 辛いコチュジャンダレは後から大人だけプラスすれば、ベースは子どもも一緒に楽しめます」
材料・4人分
〈ごはん〉
ごはん(炊きたて)……2合分
A
・ごま油……大さじ1
・塩……小さじ1
●コチュジャンダレ
コチュジャン……大さじ2
しょうゆ、酢……各大さじ1
ごま油……大さじ1/2
砂糖……小さじ1
●ごましょうゆダレ
しょうゆ、白すりごま……各大さじ4
ごま油……大さじ1
〈具材〉
牛こま切れ肉……150g
焼き肉のタレ(市販)……大さじ11/2
サラダ油……小さじ1
ブリ(刺し身用さくを5〜6㎜厚さに切る)……150g
にんじん(スライサー、または包丁で千切り)……1本
豆もやし……1袋
エリンギ(縦6〜8等分に切る)……1パック
白菜キムチ(食べやすい大きさに切る)……80g
たくあん(太めの千切り)……50g
B
・ごま油……小さじ2
・塩……適量
細ねぎ(5〜6㎝長さに切る)……3〜4本
〈巻くもの〉
サンチュ、えごまの葉、ノリ(4等分に切る)……各適量
作り方
- 熱いごはんにAを回しかけ、切るように混ぜる。タレ2種をそれぞれ混ぜ合わせておく。
- フライパンにサラダ油を熱して牛肉を入れ、強めの中火で2分ほど炒める。焼き肉のタレを加え、汁気がほとんどなくなるまでさらに1〜2分炒める。
- にんじんは耐熱容器に入れてラップをかけ、電子レンジ(600W)で2分加熱し、熱いうちにBの半量を加えて混ぜる。豆もやしも同様に電子レンジで3分30秒加熱し、Bの残りを混ぜる。
- エリンギはアルミホイルに並べ、予熱したオーブントースターで4〜5分、しんなりするまで焼き、塩少々(分量外)を振る。
- 具材を器に盛り合わせ、ごはん、巻くもの、タレ2種を添えて、各自がごはんに好みの具をのせて巻く。
例えばこんな組み合わせ
重信初江さん
料理家。ジャンルを超えて、おいしくて簡単なアイデアレシピが大人気。近著に『冬つまみ』(池田書店)、『おうちで深夜食堂』(共著、小学館)など。インスタグラムは(shige82a)
詳しい内容は2020年LEE3月号(2/7売)に掲載中です。
撮影/馬場わかな スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/海出正子
重信初江
料理研究家
少ない材料と手間でできる、アイデアあるレシピがSNSなどで話題に。テレビや雑誌、企業のレシピ制作、料理イベントにもひっぱりだこ。近著に『味つけご飯とおみおつけ』(東京書籍)『冬つまみ』(池田書店)、『おうちで深夜食堂』(共著、小学館)