冬になるとがぜん味がよくなる大根。安くておいしくて大好きだけれど、サイズが大きいので余りがち。そこで人気料理家 近藤幸子さんに、1/2はペロッと食べてしまう、うますぎる絶品鍋レシピを教えてもらいました!
和風だしがきいたカレーうどん的な食べやすさ
大根と鶏肉の和風カレー鍋
「食欲をそそるカレー風味で、大根をたくさん食べられます。昆布は入れっぱなしにして、しっかりだしをきかせて」(近藤幸子さん)
材料・2〜3人分
大根……1/2本(約750g)
鶏もも肉……2枚
塩……小さじ1/2
A
・カツオだし……400mL
・昆布(5cm四方)……2枚
B
・しょうゆ……大さじ3
・みりん……大さじ2
市販のカレールウ……2かけ
三つ葉……1束
作り方
- 大根は皮ごと、ひと口大の乱切りにする。鶏肉は1枚を8等分に切り、塩で下味をつける。鍋にAを入れて30分ほどおく。
- (1)の鍋にB、大根、鶏肉を加えて火にかけ、沸騰してきたら中火にし、フタをして15分ほど煮る。途中、アクをすくう。
- カレールウを刻んで加え、1分ほど煮て火を止める。ざく切りにした三つ葉をのせる。
カレールウは溶けやすいよう、刻んでから最後に加える。カレー風味程度に軽く仕上げるため、量は少なくてOK
冷凍うどんを電子レンジで解凍し、残った鍋に加えて1分ほど煮る
教えてくれたのは
近藤幸子さん
「鍋には気分が上がる要素があるとうれしいですね。具材が少なくて淡白な野菜を使う場合は、肉や魚をゴロンと大きめに! ボリュームが出て食べごたえがあると、満足感につながります。タンパク質の食材にはしっかり味をつけて、全体にメリハリを。逆に野菜はあまり味がついていないほうが甘味やうま味を感じられ、たくさん食べられます。野菜の水分だけで蒸し煮にするのも、かさが減って野菜の風味が濃くなります」(近藤幸子さん)
料理教室「おいしい週末」主宰。子育て中のママとして、リアルな無理のない時短レシピなどのアイデアが豊富。近著に『丸めないハンバーグ、包まないシュウマイ。ラクラク2ステップ料理107』(文化出版)
白菜・大根・キャベツ 大量消費 激うま「鍋」
次回は、【大根を大量消費】「大根と鶏のポトフ風塩鍋」重信初江さんの絶品鍋レシピをお届けします。
詳しい内容は2020年LEE1月号(12/7売)に掲載中です。
撮影/豊田朋子 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/海出正子
近藤幸子 Sachiko Kondo
料理研究家・管理栄養士
6歳違いの二人の娘の母で、家事や育児に忙しい日々から生み出される工夫の詰まったレシピが大人気。著書に『がんばりすぎないごはん』『丸めないハンバーグ、包まないシュウマイ。』『味が決まる!レシピがいらない中火で8分蒸し』など。