冬になるとがぜん味がよくなる白菜。安くておいしくて大好きだけれど、サイズが大きいので余りがち。そこで人気料理家 重信初江さんに、1/2はペロッと食べてしまう、うますぎる絶品鍋レシピを教えてもらいました!
とろっと煮えた白菜を肉で巻いてどうぞ
白菜と豚肉のみそバター鍋
SNSで大人気になった伝説の鍋レシピ。だしいらずで簡単なのにうま味たっぷり!「みそとバターのコクが食欲をそそるので、白菜をいくらでも食べられます」(重信初江さん)
材料・2〜3人分
白菜……1/2個(約1kg)
豚ロースしゃぶしゃぶ用肉……250g
A
・酒……100ml
・みそ……大さじ4
・みりん……大さじ3
バター……20〜50g(好みの量で)
七味唐辛子(好みで)……適量
作り方
- 白菜は繊維を断つ方向に細切りにする。
- 鍋に水700mL、Aを合わせて煮立て、(1)を最初にバサッと山盛りに高く入れ、周りに肉を1枚ずつ広げて入れる。バターは最初20gを入れ、途中好みで10gずつ2〜3回足しても。
- 肉に火が通ったら、白菜を巻くようにして器に取り分け、好みで七味を振る。
白菜は繊維を断つ方向に切ると火が通りやすくなり、味もよくなじむ。やわらかく煮えて、かさが減る
鍋に凍ったままの冷凍うどんを入れて煮て、器に取り分けて七味を振る。汁は煮詰まるので、味が濃ければ水で薄める
教えてくれたのは
重信初江さん
「野菜は繊維を断つように細かく切ると、火の通りが早くなり、すぐにしなっとなります。味も早くなじむので時短のときにおすすめ! とろっとなるまで煮込むと野菜から甘味が出て、たくさん食べられますよ。冬の白菜や大根はみずみずしいので、塩もみするとびっくりするほどたくさん水分が出ます。塩が野菜のうま味を引き出して、かさも減らせて一石二鳥。塩もみ大根をつくねのタネに混ぜて、みぞれ鍋にするダブル使いも大量消費に効果的です」(重信初江さん)
重信初江さん
少ない材料と手間でできる、アイデアあるレシピがSNSなどで話題に。料理イベントにもひっぱりだこ。近著に『冬つまみ』(池田書店)、『おうちで深夜食堂』(共著、小学館)Instagram(shige82a)
次回は、【白菜を大量消費】「白菜漬け、豚バラ、春雨の鍋」きじまりゅうたさんの絶品鍋レシピをお届けします。
詳しい内容は2020年LEE1月号(12/7売)に掲載中です。
撮影/松村隆史 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/海出正子
重信初江
料理研究家
少ない材料と手間でできる、アイデアあるレシピがSNSなどで話題に。テレビや雑誌、企業のレシピ制作、料理イベントにもひっぱりだこ。近著に『味つけご飯とおみおつけ』(東京書籍)『冬つまみ』(池田書店)、『おうちで深夜食堂』(共著、小学館)