渋谷パルコの跡地にできた、その施設がオープンする前夜。渋谷公園通りをゆるゆると登っていって驚きました。
「えっ、渋谷のど真ん中にこんなビルができたの!?」

その施設とはファッショブランド『koe』が手がける『hotel koe tokyo』。ホテルはもちろん、飲食、アパレルショップも併設した渋谷の新ランドマークの模様をレポートします。
1、2階は宿泊客以外も利用できる飲食&アパレルフロア
『hotel koe tokyo』は3フロアで構成。
ブレッド&ダイニングの『koe lobby』と、イベントを定期開催する『koe space』、ホテルのレセプションがある1階からは『koe lobby』に注目。

Photo by Kenta Hasegawa
代官山の人気フレンチビストロ『Ata』の掛川哲司シェフがプロデュースし、パン屋とカフェ、洋食屋、居酒屋、ラーメン屋という日本の食文化をミックスした、カオスで新感覚な東京フードを楽しめます。イートインだけでなく、テイクアウトもできるのがうれしい。

2階は『koe』のアイテムが揃うアパレルと雑貨の物販フロア。レディスとメンズに加え、『トム ブラウン』とのコラボアイテムも並びます。

Photo by Kenta Hasegawa

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さらに『hotel koe tokyo』限定アイテムが並ぶスーベニアスペースも。

Photo by Kenta Hasegawa
今ならオープン記念として人気イラストレーターの長場雄さん、大図まことさん、ノンチェリーさんのイラストをあしらったグッズもラインナップ。
1階、2階ともセルフ&キャッシュレスのスマートレジを導入しているので、さっとお会計ができるのがママにうれしいですね。

Photo by Kenta Hasegawa
海外のホテルっぽいのに日本らしさも随所に
3階にあるホテルフロアに到着したエレベーターの扉が開くと、ダウンライトの落ち着いた雰囲気が広がります。

チャコールグレーを基調にし、壁も石造りなのにあまり重たさを感じさせません。
部屋番号を示す、壁に掲げられたサインのフォントがカジュアルだったり、木を適度に取り入れているから重厚感が出すぎていない感じです。


ちなみに部屋番号はシングルがS、ツインがM、ジュニアスウィートがL、スウィートがXLと洋服のサイズのように表記されていて、わかりやすいし、ファッションブランドが手がけるホテルらしいです。
コンセプトを『茶室』としているゲストルームは家具や壁、床はグレーで統一されているのに、色味がグラデーションになっているので圧迫感がなく、木の質感がやわらかなニュアンスをプラスしています。

Photo by Kenta Hasegawa
海外のホテルみたいなのに、日本家屋で見かけるような石段もあって日本らしさがそこかしこに。

100平方メートルもある一番広いXLは、ベッドルームのほかリビングルームも。

Photo by Kenta Hasegawa
その一角には、海外のお客さんが喜びそうな畳のスペースがあります。

旅館ならともかく、畳のあるホテルは少ないですから、小さい子供がいる身としては「ここでだったら赤ちゃんをハイハイさせてもよさそう」と思ってしまいました。
大きな窓の下からは慌ただしい公園通りのスクランブル交差点の様子がよく見えるのに、室内はとにかく静か。
しばらくは大人気で宿泊は難しそうですが、1・2階ならいつでも遊びに行けます。渋谷へお出かけの際は一度足を運んではいかがでしょうか。
hotel koe tokyo

住所:東京都渋谷区宇田川町3-7
営業時間:10:00〜23:00
津島千佳 Tica Tsushima
ライター
1981年香川県生まれ。主にファッションやライフスタイル、インタビュー分野で活動中。夫婦揃って8月1日生まれ。‘15年生まれの息子は空気を読まず8月2日に誕生。
















