2018年は美白コスメが大きく進化！
メラニンへのアプローチだけに留まらず、その領域は真皮や血管、DNAまで大きく広がり、＂美白地図＂は塗り替えられました。

肌のどこに効くのか？最新MAPを手に、自分の進むべき美白の道を見つけましょう！

シミがないから美白ケアは不要？　いえいえ、そんなことはありません！

紫外線以外にも、ストレスや加齢など、シミをつくる原因は多数。押さえるべき敵の居所とその対策をまずは確認して！

これを見れば美白の道が見えてくる！
美白の効かせポイント丸わかり地図

美白ポイントをcheck！

Ａ　紫外線を防ぎながら美白成分を送り込む　→DHC、オバジC etc.

Ｂ　メラノサイトの増殖や活性を抑える　→エトヴォス、ベネフィークetc.

Ｃ　紫外線でダメージを受けた細胞を修復・あるいは除去する＂細胞の守護者＂（タンパク質の一種）を活性化する　→シャネル、コスメデコルテetc.

Ｄ　メラニン生成の指令を出す情報伝達を阻害する　→エピステーム、サンメディックetc.

Ｅ　メラニン生成を暴走化させる微弱炎症を鎮める　→HAKU、クリニークetc.

Ｆ　メラニンが表皮細胞に渡るのを防ぐ　→アクアレーベル、ドクターシーラボetc.

Ｇ　黒色メラニンではなく淡色メラニンへ誘導する　→クリニークetc.

Ｈ　酵素チロシナーゼの活性を抑制、または阻害　→コスメデコルテ、米肌、ロクシタンetc.

Ｉ　黒色メラニンを還元する　→イグニス、トランシーノetc.

Ｊ　メラニンを含む不要な角質をオフ　→メラノCC、アスタリフトetc.

Ｋ　角層の白濁化を抑える　→イプサ、ポーラetc.

Ｌ　ターンオーバーを活性化させてメラニンをスムーズに排出する　→クリニーク、ヘレナ ルビンスタインetc.

Ｍ　毛細血管から出るメラノサイト刺激因子を抑える　→HAKU、ポーラetc.

Ｎ　シミ部位で発生する血管刺激因子をブロック　→HAKU

Ｏ　メラノサイトの渋滞・密集化が招くメラニン生成量の増加を正常化する　→ポーラ

Ｐ　不要な油分によるカルボニル化を防ぐ　→イプサ、ランコムetc.

Ｑ　真皮細胞などのエイジングによる肌色にかかわる遺伝子の発現を抑える　→エピステーム

Ｒ　核のDNAの糸のゆるみによる肌色にかかわる遺伝子の発現を抑える　→ディオール

Ｓ　糖化を防ぐ　→アルビオン、ディセンシアetc.

Ｐ　不要な油分によるカルボニル化を防ぐ　→イプサ、ランコムetc.

白くなりたい人だけでなく、美肌のための美白ケアの時代

オダッコ　美白とひと口にいっても、アプローチってたくさんあるんですねぇ～。

タイラ　単にシミをつくらせないということだけでなく、くすみや肌の黄ばみ、透明感の追求も含めて美白ケアだから。

オダッコ　シミのもとであるメラニンをつくらせないっていう従来の美白アプローチはほぼ各社が押さえていて、そこに新たな技術がプラスされている感じですかね？

タイラ　メラニンって、細胞の核を紫外線のダメージから守るために日傘のような役割をするもので、本来、必要なものなのね。ただ、それが過剰につくられてしまう、役割を終えても分解されない、自然なターンオーバーで排出されないことで、シミ化するのが問題なわけ。

オダッコ　子どもの頃は日焼けしてもシミなんかにならずに、秋冬になれば元の肌色に戻ってましたからね。

タイラ　そう、つまり元に戻す肌の機能が衰え始めたということ。だからそれらをサポートしましょうというアプローチが増えているの。

 

オダッコ　資生堂HAKUの美白ポイントEやNを見ていると、シミ部分で続くエラーが無限ループ状態というか……。

 

オダッコ　だからシミ部分って念入りにケアしないとどんどん濃くなってしまうんだなぁとこの図を見て納得＆オソロシイです……。

タイラ　紫外線をそんなに浴びていないのに、シミができるという人は、加齢やストレスの影響で肌機能が衰えて、色素沈着に関与する遺伝子を抑えきれなくなったことが原因かも。エピステームのQやディオールのRのアプローチはそこね。

 

オダッコ　肌機能を高める美白なら、エイジングケアの一環。みんなに必要なケアといえますね。わー、がぜんやる気になってきました！

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昨年までとは違うアプローチが続々登場中の美白アイテム。
次回は、多角的なアプローチで美白の精度を高めている、スター美白7ブランドをピックアップします！

イラストレーション／徳丸ユウ　取材・原文／平 輝乃
※商品の価格は本体価格（税抜き：2018年2/7発売LEE3月号現在）で表示しています。
詳しくは2018年2/7発売LEE3月号に掲載しています。