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LIFE

高見澤恵美

産後の暮らしに訪れる些細な変化3選

  • 高見澤恵美

2016.10.26

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出産を経験すると、心身に大きな変化が訪れるものですが、日々の暮らしの中でも、些細な変化を感じる瞬間が多々あるものです。今回は、出産を経験したLEE世代を取材して分かった、産後のちょっとした変化についてお届けします。

■“Eテレ”関連の話題に敏感になる

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子供が産まれると避けて通れないのが、“Eテレ”の存在。以前は民放の深夜番組orネットの海外ドラマばかりで、健全なイメージの“Eテレ”にはまったく縁がなかった……なんて人も、子供に付き合って観るうちに、どっぷりはまっていた……というケースが多いようです。

代表的なもので言えば、“うたのおねえさん”について。ママ友トークで、歴代おねえさんの声質やルックス、新おねえさんのポテンシャルなどについて延々語り合うさまは、アイドルやアーティストのファンたちのそれにも負けない熱気に満ちあふれています。

ご長寿アニメ『忍たま乱太郎』の主題歌「勇気100%」も、ママトークの定番。ジャニーズ事務所のグループが歴代歌い続けてきた曲であり、「うちの子の時は、Sexy Zoneだったな~(先輩ママ談)」「最新バージョンはジュニア Boysですよ(後輩ママ談)」「なつかしいわぁ。息子の頃は光GENJIだったわぁ」(大先輩ママ談)といった具合に、主題歌でもっともなじみあるグループ名を挙げることで、我が子の世代(年齢)について語り合えるのです。(その後、「うちの子が赤ちゃんだった頃のベビーカーの人気メーカーは……」といった育児の世代間ギャップトークに展開すること多し)

ほかにも、大河ドラマ『真田丸』では、「オフロスキー」でおなじみの役者さんを見つけて興奮、「ひとみ」といえば「おねんどお姉さん」が思い浮かぶ……など、日常のさまざまなシーンでEテレの影響を感じるように。以前はNHKの受信料の高さにいら立ちを覚えていたというママさんも、産後は寛容な気持ちになれる……といったメリットがありそうです。

■バッグは流行より実用性を重視するように

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子供が産まれる前は、ファッション性や流行を重視してバッグを選んでいた人も、子供が0~2歳のうちは実用性を第一に選ぶようにガラッと変わる場合が多いようです。

0歳時はとにかく荷物が多いもの。着替えに、おむつ、ミルクを飲ませていれば授乳セット……あらゆるものがおさまり、サッと取り出せるトート一択に。さらにベビーカーに引っ掛けてもちょうどいいサイズ感、抱っこ紐の日も持ちやすい軽さ、ひっくり返しても中身が飛び出さないチャック付き……など、さまざまな条件が。

外遊びが激しくなる1~2歳は、両手が空くことが絶対条件となり、リュックorショルダーの二択に。ファッション性を完全無視して、リュックとショルダー2個持ちという合わせ技を駆使するママも。

小さめサイズのしゃれたバッグやクラッチは、「子供を預けて外出する日専用」、あるいは「子供の世話や荷物を夫におまかせできる日専用」のスペシャル感あふれるアイテムに。

クラッチバッグを普段づかいしたことのあるママからは、「2歳児とのお出かけで持っていたら邪魔でしかなく、仕方がないので買い物袋に突っ込んでやり過ごした」、「本来の使い方はできていないが、おむつポーチとしてトートバッグにいれて活用」といった報告も……。

■ちょっと前のことをきれいサッパリ忘れる生き物に

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産前は記憶力に自信があった女性も、産後「忘れっぽくなった」と感じるケースが多いようです。

妊娠中は「妊娠○週の平均サイズは○mm」「妊娠○週までは風疹にかからないよう人ごみは避けるべし」など細かな気がかりがあるものですが、産後も「寝返りは生後○か月頃が普通」「○か月からB型バギーOK」「○歳から空前のイヤイヤ期到来」など、月齢によって新たな気がかりが次々と出現します。

後輩ママに「夜泣きって何ヶ月までありました?」などと質問されて初めて、妊娠中や産後悩みのディテールをきれいサッパリ忘れてしまっていることに気付き、「あんなに毎日悩まされたのに、ほとんど覚えてない! たった半年前のことなのに!!」といった具合に驚く人が多いようです。

中には、「夫や姑のイラつく言動などはいつまでも忘れられず、自分はものすごく記憶力がいいと思っていたのに……」など、驚くママさんも。

育児日記にでも書き留めておかない限り、すべてを忘れていきそうな勢いですが、過去を忘れたおかげで目の前の新たな問題に対応できているともいえそうです。よく「女性は過去の恋愛を上書き保存で忘れてしまう」などと言いますが、その忘れる能力、産後の育児においてこそ効果的に発揮されているのかもしれません。

イラストレーション/烏山ミライ

高見澤恵美 Emi Takamizawa

LEEwebエディター・ライター

1978年、埼玉県生まれ。女性誌を中心に女性の性質や人間関係の悩みに迫り、有名無名千人超を取材。関心あるキーワードは「育児」「健康」「DIY」「観劇」など。家族は夫と4歳の息子。

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