1月から「暮らしのヒント」でコラムを書かせていただく、佐々木はる菜と申します。
皆さんの日々の隙間にほんの少しおじゃまして、
読むとちょっと幸せな気持ちになったり、ためになったりするような、
楽しい記事をお送りできるように頑張りたいと思っております。
これからどうぞ、よろしくお願いいたします!
現在5歳の息子・3歳の娘と共に、本当に音がするほどドタバタと暮らす毎日…
初回は、その長男と一緒に、
「青山フラワーマーケット」さんが主催するフラワースクール
“hana-kichi”に参加してきた様子をお送りしたいと思います。
お客さんの声から生まれた、日々の暮らしに寄り添うフラワースクール
「どうやったらもっと素敵に花を飾ることができるんだろう」
おうちに花を飾る時、そんな風に思ったことはありませんか?
お店を訪れるお客さまのそういった声に応え、
「街の花屋さんで気軽に買える花を使って、
手軽に、だけどちょっと素敵に飾るコツを伝えたい」
という想いから作られたという“hana-kichi”。
普段からよくお店を利用していたこともあり、
そのコンセプトと、予約が簡単&手ぶらで参加できるというところにも惹かれ、
スクールに参加してきました!
たくさんの花の中から好きなものを選んでブーケに!キッズペアレッスンの様子
今回私が選んだレッスンは初心者向けでもある「花合わせ」。
教室の真ん中に用意されたたくさんの花の中から好きなものを選び、
オリジナルのブーケを作ります。
教室は6階。エレベーターが開いた瞬間、良い香り!
教室内は窓からの光にあふれ、そこかしこに大小さまざまなブーケやアレンジメントが。
レッスンに使うものは全て用意されており、
授業に使うメモを始め、ちょっとして小物もすべておしゃれ。
私が印象的だったのは、レッスンのメモを綴じていくアルバム。
キッズ用には、参加するといただけるシールを貼るページもあり、
毎回の作品の写真などをコラージュして
素敵な1冊を作っていたベテラン親子さんもいらっしゃいました。
まずはそれぞれの親子で、今日作りたいブーケのテーマを考えます。
そして、みんなの前で順番にテーマを発表。
初めての場所、初めてお会いした方々の前で話すのはちょっとドキドキ…
これも良い経験だなと感じました
その後、先生から、今日用意されている花の名前や特徴、
そして、上手にブーケを作るためのコツ、
お花の選び方のポイントについてお話がありました。
「花」「グリーン」それぞれを、3つの役割に分けて選ぶという説明はとてもわかりやすく、
旬のものなど、花の種類についても知識が深まりました。
そして待ちに待った15分の花選びタイム。
周りのお姉さんたちが、ママと相談しながら色とりどりの花を手にする中、
「僕は絶対これがいい!」
と息子が駆け寄ったのは、アメリカンホーリーとユーカリ。
どちらも、かなり大ぶりの枝…
せっかくならお花を選べばいいのに、こんな大きな枝ばかりどうするんだ!
…と内心かなりモヤモヤしながらかろうじて見守っていたのですが、
結果、驚くことにとてもおしゃれな、存在感のあるブーケに仕上がったのです!
「最初の感覚を大切に」…先生に教えられた子どもとの向き合い方
全ては、先生のあたたかい見守りとセンスのおかげ。
使いやすい長さに枝をカットし、葉を取り…
ちょっと工作のようでもあり、息子は先生の言葉にしっかり耳を傾けながら、
とても楽しそうに参加していました。
綺麗なブーケにするための、花の持ち方やバランスなど具体的なコツも勉強になりましたが、
1番印象的だったのは、子どもの想いを受け止め活かしてくださった先生の姿勢でした。
最後、改めてそれぞれがブーケを見せながらテーマについて発表した際、
先生は息子を例に出し、こんなことをおっしゃってくださいました。
「大人になって色々知識がつくと、保守的になってしまったり、
『自分はセンスがないから…』みたいに変な謙遜をしてしまったりする。
子どもはそんなことは絶対に言わない。
彼のように、最初に”これがいい!”と思った「自分の感覚」を大切にしてほしい。」
子どもたちの選んだ花(うちの場合は枝が大半でしたが…)を活かし、
誉めながら楽しませながら手伝い、素敵なブーケに仕上げることは、
本人たちの気持ちや感覚を肯定することなんだなと感じました。
「自分で作った」格好いいブーケを抱えながら、
先生のお話を嬉しそうに聞く、息子の誇らし気な顔は忘れられません。
お花を習いに行ったつもりが、
それ以外にも考えさせられることがたくさんあり、
親子ともに大満足のひとときでした。
自分ひとりで習うのとはまた違った楽しさがあった今回のワークショップ。
興味を持った方は、お子さんやご友人など身近な誰かと参加してみては?
ちなみに私は、次に行く時は友達親子を誘ってみようと計画中です!
→青山フラワーマーケットのフラワースクール“hana-kichi”
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佐々木はる菜 Halna Sasaki
ライター
1983年東京都生まれ。小学生兄妹の母。夫の海外転勤に伴い、ブラジル生活8か月を経て現在は家族でアルゼンチン在住。暮らし・子育てや通信社での海外ルポなど幅広く執筆中。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」にまつわる発信がライフワークで著書にKindle『今こそ!フリーランスママ入門』。