寒い日の定番レシピと言えば、「鍋」！
LEE1月号では、素材の切り方を工夫したり、調味料使いにひと技きかせることで、「肉1＋野菜1 」で十分おいしい、シンプル鍋をご紹介中です。

豆乳鍋や牛肉とレタスの中華鍋、赤ワインすき煮鍋など、どれも作ってみたくなること間違いなし！
そんな盛りだくさんの鍋レシピから、今日のLEEコーナーでは、料理名人4人のご自慢鍋をご紹介します。

第1回目は、「すみや」の名義でイベントのケータリング、雑誌や書籍のレシピ提案で活躍中の角田真秀さんから、大根たっぷりの雪見鍋をお届けします。

大根が驚くほど食べられる
薄切り豚と大根おろしの雪見鍋

「年末の食べ疲れした日にもおすすめな胃腸にやさしい、大根たっぷり鍋です。加える水分がかなり少ないのがポイント。そのほうが味が決まりやすく大根の水分で十分おいしく仕上がります。
火を入れる時間は、最低限に。青柚子は皮を鍋に、汁をタレに活用。すだちでも代用ができます」（角田さん）

雪見鍋レシピ

材料・４人分

• 豚バラ薄切り肉……400ｇ
• 塩……小さじ1
• 酒……大さじ3
• 大根……1/2本
• 青柚子…… 1個
• 昆布…… 5㎝角

作り方

1. 昆布は表面を軽く洗い、水気をふく。鍋に入れ、水300㎖を注ぎ、しばらくつけておく。
2. 豚肉は6 ㎝幅くらいに切り、塩をもみ込んでから酒を振っておく。大根は皮をむき、すりおろす。青柚子は皮をすりおろし、果汁は絞っておく（果汁は「白ごま柚子ダレ」で使用する）。
3. ①の鍋を中火にかけて、煮立ったら②の豚肉を加える。箸で軽く揺らしながら煮て、アクを取る。
4. おろした大根、柚子皮を加え、さっと煮たら火から下ろす。

つけダレ

レモンナンプラーダレ
［材料と作り方・作りやすい分量］
ナンプラー小さじ1 、レモン汁小さじ1/2、ごま油数滴をよく混ぜる。

白ごま柚子ダレ
［材料と作り方・作りやすい分量］
小鍋に酒小さじ1 、みりん小さじ1 を入れて火にかけ、煮切る。
火を止め、しょうゆ大さじ3 、絞った柚子果汁1 個分、砂糖小さじ1 を加え、よく混ぜ、軽くいった白ごま大さじ1 を加える。

2素材でも美味なワケ！

鬼おろしを使って食感もアップ
大根をおろすときは、一般のおろし器よりも繊維が粗く、ふんわりすりおろせる鬼おろしを。辛味の少ない、葉に近い首側を使って。

シメはこちら！

大根おろしともよくからむ
大根半田そうめん

そうめん（太めで短い「半田手のべそうめん」が一押し）1 束をゆで、流水で洗い、水気をきって鍋に入れる。さっと火を入れ、お好みでタレをかけながらどうぞ！

次回はちょっとエキゾチックに。藤原奈緒さんの「ラムときのこの火鍋風しゃぶしゃぶ」をお届けします。

撮影／豊田朋子　スタイリスト／朴 玲愛　取材・原文／田中のり子
詳しくは2017年12/7発売LEE1月号に掲載しています。