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FOOD

ボリューム「炊き込みごはん」とヘルシー「混ぜごはん」

メインはお肉! フレッシュ野菜との炊き込みワザを伝授!(料理家・堤 人美さん)

2017.10.17

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炊き込みごはんは、いろいろな食材を使うから栄養バランスも◎。忙しい毎日を過ごす私たちの強〜い味方です!今回は、人気料理家の堤 人美さんの絶品メニュー&レシピをご紹介!

ほっくりしたさといもに香ばしさをプラス
こんがりさといもと鶏肉のナンプラー炊き込みごはん

「鶏肉もさといももしっかり焼きつけるのがポイント。最後に生の紫玉ねぎを混ぜ込んで、フレッシュな風味と食感を加えます」

[材料・4人分]
米……2合
鶏もも肉……1枚(250g)
A 塩……小さじ1/2
こしょう……少々
さといも……4個(400g)
紫玉ねぎ……1/4個
香菜……2株
B 酒……大さじ2
ナンプラー……大さじ1
塩……小さじ1/2
塩、粗びき黒こしょう……各適量
オリーブオイル……小さじ2
[作り方]
1. 米は洗ってザルに上げ、30分ほどおく。

2. 鶏もも肉はAを振る。さといもは皮をむいて1.5cm厚さに切り、塩でこすってぬめりを取り、洗い流して水気をきる。

3. 紫玉ねぎは繊維と直角に薄切りにし、水にさらして水気をきる。香菜は根を切って叩き、茎と葉はざく切りにする。

4. Bに水を加えて、2カップにしておく。

5. フライパンにオリーブオイルを熱し、さといもと鶏肉の皮を下にして入れる。鶏肉は中火で両面を2分ずつ焼き、さといもは焼き色がつくまで焼く。

6. 土鍋に(1)と(4)を入れ、香菜の根と(5)をのせる。フタをして強火にかけ、沸騰したら弱火にして15分炊き、10分蒸らす。

7. 香菜の根を除き、鶏肉を切って戻し、紫玉ねぎをさっくりと混ぜる。香菜の茎と葉をのせて粗びき黒こしょうをたっぷり振る。

[炊飯器を使って炊き込みごはんを作る場合]
米を土鍋や鍋に入れる段階で炊飯器に変え、水加減は調味料を加えた後、2合の目盛りまで水を足します。その上に具をのせてスイッチオン。炊き上がりに生野菜などを加える場合も同様にし、その後10分ほど保温します。鍋で具や米を炒めて、そのまま水分を加えて炊くレシピは、炒めるまでをフライパンでやって、炊飯器に移します。
料理のポイントはココ!

鶏肉は皮を下にして入れ、木べらで押しながら焼くのがコツ。接触面が増えて、皮がパリッと焼き上がる

蒸らした後の熱いうちに、鶏肉を食べやすく切って戻す。この後、生の紫玉ねぎを混ぜるので、手早く!

香りと食感で変化をつけて楽しみながら味わう

「肉や野菜たっぷりの炊き込みごはんはよく作りますね。一品にいろんな素材が入っていて栄養バランスがいいし、洗い物もラク(笑)。簡単な汁もつけて、足りない素材を補います」と話す堤さん。

今回の炊き込みごはんレシピは、香りのいい薬味や柑橘類などを使うのがポイント。フレッシュな野菜を炊き上がりに加えて、蒸らして火を通すワザにも注目です。

「炊き込みごはんって、ずっと同じ味だと食べ飽きることがあるんですよ。でも、例えばすだちを絞ったり、香菜(シャンツァイ)を混ぜながら食べると、味や香りに変化がつきます。また、炊き上がりに生の野菜を加えて火を通すと、シャキシャキの食感が生まれてメリハリがつきます。味、香り、食感に変化をつけながら食べると楽しいですね」

もう一つの重要なポイントは、全体の塩加減だとか。

「炊いている間に肉からは塩分、野菜からは水分が出て、味が決まらないことがあるんです。しょっぱいのは困るので、最初は少し控えめの塩分にするのがコツ。炊き上がって蒸らす前に味見をして、塩味を調整しても大丈夫ですよ」

 

堤さんのここのお店の「炊き込みごはん」が好き!

肉ときのこのガッツリ和風味。ハーブやスパイスの香りも
結ふ食SASAYA-楽屋

「炊き込みごはんは絶品! オリジナリティがあって、どこか女性らしさもあるのが好き」と堤さん。地元の旬の野菜を使ったアイデアのある和食が人気のお店です。料理人の長谷川知子さんは7歳を頭に2男1女のママ。ごはんは季節や日によって変わり、写真は「鶏もも肉、エリンギ、バジルの炊き込みごはん」。鶏肉ときのこのうま味にバジルとピンクペッパーの香りがアクセント、後を引くおいしさです! コースの締めに2種類から選ぶか、単品でも。

東京都東村山市秋津町5の25の95
TEL.070・6962・4308
(営)火〜土曜18:00〜24:00 日曜・祝日17:00〜23:00
(休)月、月1回日曜
おまかせコース(2人より)1人¥3000


次回は『野菜はもちろん、食感も楽しい食材がいっぱいの「ヘルシー混ぜごはん」のレシピをご紹介!(料理家・植松良枝さん)』をお届けします。

撮影/鈴木泰介 鈴木静華(店取材) スタイリスト/朴 玲愛 取材・文/海出正子

詳しくは2017年10/7発売LEE11月号に掲載しています。 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら

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