「もったいない」「まだ使える」「いつか使う」と、使っていないコスメをため込んではいませんか？

見えにくいコスメは、ないのと同じ。コスメ収納をもっと美しく、使いやすくするためには、コツがあるんです。
家の間取りやライフスタイル、化粧品の所持数など、人によって千差万別のコスメ収納ですが、誰もが今よりスマートに使える共通ルールを、美容コーディネーター弓気田みずほさんにうかがいました！

「一目で見える」収納を目指して！
コスメ収納を改善するための5つのルール

rule１　収納の前に「捨てる・絞る」のが大前提！

★「消費期限切れ」を捨てる！

Check!

・質感や発色が変わった
・液体コスメは悪くなるのが早いからワンシーズン限り
・オーガニックコスメは消費期限表示をチェック

「コスメはファッションと同じで旬もあれば、寿命もあります。長年目に触れていないコスメは、今後も使わないものと断定してOK。パウダー類は表面が固まってきたり、発色や質感が変わってきたら捨て時。普段から清潔なブラシやスポンジを使うことも大切。マスカラやグロスは雑菌が入りやすいので、シーズンごとに交換を。オーガニックコスメは開封後の使用期限が明記されていることも多いのですが、記載がないものでもワンシーズンを目安に」

★「トレンド遅れ」なメイクものにも、サヨナラを

「ファンデーションやリップは、一見同じに見えても、色みや質感など、数年前と今年ではまったくトレンドが変わっているので、古いものは潔く処分を。気まぐれにあれこれ買い足すより、シーズンごとに使い切る気持ちで、色ものは多くても3色までに絞ってOK」

rule２　まずはコスメを並べて、高さごとに収納場所を振り分ける

コスメ収納において、一番の悩みどころが形状の違い。
「原則、ボトル類は深さのある引き出し、チューブやペンシル類はスタンド、パレットやジャーは浅い引き出しへ。まずは高さごとに分けてから、どこへ何を収納するか計画を立てると、まとまりやすいですよ」

rule３　引き出しに並べる場合は重ならないよう＂１層に＂

パレットやコンパクトなど、平たいコスメは重ねがちですが、これはNG。
「どんなお気に入りでも、見えなくなると次第に使わなくなるもの。深さのある引き出しならば、トレーを入れて2段にする、並べ方を工夫するなど、すべてを1層にすることが大事です」

rule４　洗面台の鏡裏にしまうなら、取り出せるボックスor仕切り付きスタンドがマスト

「洗面台の鏡裏に収納している人も多いですが、鏡を見つつ開け閉めをするのは、とても使いにくい。そこで、出し入れできるボックスやスタンドに収納を。使うときだけ出すスタイルにすれば効率UP。ボトルが倒れて洗面台に落ちるといった煩わしさもなくなります」

rule５　ミニマム派は＂収納しやすい＂という条件でコンパクトなコスメを選ぶのも手

「最近は優秀コスメが多いからこそ、視点を＂収納＂にフォーカスして、家でもスマートなコスメを使うのもいいアイデア。ファンデーションやチークまですべてスティック状に揃えて、立てる収納に統一したり、超薄のコンパクトなどで省スペースを図ることも可能」

直接肌に塗り、手でのばすだけ。メイクの時短にも。24h スティックカバーファンデーション￥4743／24hコスメ

目元、チーク、リップにも使えるマルチなアイテム。ザ マルティプル 1517Ｎ￥4800／ナーズ ジャパン

アイブロウペンシルと、眉に立体感を加えるパウダー、ブラシが1 本に。エクセルパウダー＆ペンシル アイブロウEX￥1450／常盤薬品工業

外出先での化粧直し用に開発された小型シリーズは、省スペースにも。直径約6 ㎝。パラドゥ パウダリィファンデーション SPF26・PA+++￥1100／パラドゥ

収納の隙間に収まる超薄型。プチプラでいて発色もよく優秀。パラドゥ チーク￥700／パラドゥ

「一目で何があるかわかるよう、まず使うアイテムを厳選して。それが今の自分に合ったメイクを見直すことにも。コスメ収納がうまくできたら、一層メイク美人になれますよ」（弓気田さん）

次回は才色兼備なコスメ＆スキンケア収納グッズをご紹介します。

撮影／清永 洋　合田和弘　イラストレーション／ヤマグチカヨ　取材・原文／田中理恵　本誌編集部
※商品の価格は本体価格（税抜き：2017年9/7発売LEE10月号現在）で表示しています。
詳しくは2017年9/7発売LEE10月号に掲載しています。　[最新号] 試し読み・定期購読はこちら