面積が大きいだけに、素材によって大きく印象が変わる腰高ワイドパンツ。きれいめ派とカジュアル派、それぞれにおすすめのタイプを、スタイリスト松村純子さんがセレクトしました!
色合わせ、丈選び、小物使い……など、ちょっとの工夫でぐっとこなれるヒントがたっぷり。フル活用した着こなし術、ぜひご覧ください。
High rise wide pantstype:01 きれいめ派の「とろみ素材パンツ」
体型を拾わない、シワになりにくい、きれい見えする、と三拍子揃ったとろみパンツは、真っ先に手に入れたいアイテム。ストレッチ生地で、センタープレス入りなら、オンからオフまで汎用性がさらに広がります。
Day 1
ヌーディな足元で女っぽさを意識して久々に会う友とランチに
学生時代からの女友達と近況報告会。シンプルなベージュのTシャツの首元に、ペイズリースカーフを添えて華やかさをプラス。肌見えヒールサンダルを選んで、ひとり時間だからこそ楽しめるフェミニンコーデをさらに満喫して。
Tシャツ¥7000/バロックジャパンリミテッド(リムアーク) デニムジャケット¥34000/ボウルズ(ハイク) スカーフ¥7800(マニプリ)・バッグ¥16000(アンカーズ)/フラッパーズ ブレスレット¥8000/ココシュニック オンキッチュ 有楽町マルイ店(ヨキ) サンダル¥29000/ベイジュ(ピッピシック)
きれいめ派の「とろみ素材パンツ」
Day 2
日曜は家族と映画館へ。ゆるTシャツで思いきりリラックス
ゴムウエストでストレッチがきいた快適パンツは、休みの日にも大活躍。サイドジップなのでフロントがすっきり見え、シンプルなコーディネートにも最適です。今年らしいモックネックのオーバーサイズTと、旬のファー付きサンダルを合わせて、らくちんながらトレンドを押さえたコーディネートにアレンジを。
Tシャツ¥14000/ボウルズ(ハイク) サングラス¥30000/ブリンク ベース(アヤメ) バングル¥15000/フラッパーズ(アロン) バッグ¥40000/アルアバイル(アヴェニュー67) サンダル¥29000/フレームワーク ルミネ新宿店(マウロ デ バーリ)
Day 3
黒のVネックを合わせた鉄板細見えコーデは通勤にも使える!
出社前に近くのカフェでひと休み。黒のVネックTは、小顔&上半身をほっそりと見せるのに効果的。かっちりとしたレザー小物で締めて、オフィス仕様に。
Tシャツ¥12000/リンク・セオリー・ジャパン(セオリー) バッグ¥34000/シック(マロウ) 5連ブレスレット¥10000/ココシュニック オンキッチュ 有楽町マルイ店(マージョリー・ベア) サングラス¥29000/ブリンク ベース(スーパー バイレトロスーパーフューチャー) スリッパ¥7900/ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング 渋谷マークシティ店(グリーンレーベル リラクシング)
High rise wide pantstype:02 きれいめ派の「ワイドリネンパンツ」
上質感と風通しのよさなら、やっぱりリネンが一番。麻特有のサラリとした肌触りに、くたっとした落ち感が表情豊かで、一度はいたら手放せない使い勝手のよさがあります。特に通年はけるベージュが便利です
Day 1
夫と久々のデート。ポイント使いの紫が着こなしの鮮度を上げて
ボトムにボリュームがあるときは、トップスはできるだけコンパクトなものを合わせるのが、スタイルUPのセオリー。スーピマコットンを使用した細リブのタイトなTシャツに、シルク混のカシミアストールで顔まわりにやわらかさを加え、女らしさはいつもの2割増しに。せっかくのデートだから、目を引く鮮やかパープルのとんがりパンプスで、意外性のあるスタイリングに仕上げるのも◎。
Tシャツ¥1000/ユニクロ ストール¥17000/フラッパーズ(エンリカ) バッグ¥32000/オルサ(オルセット) パンプス¥67000/アパルトモン 青山店(ニナ リッチ)
きれいめ派の「ワイドリネンパンツ」
Day 2
シンプルコーデこそ配色バランスがおしゃれの決め手
平日休みにひとりでショッピングに出かけるのが何よりの楽しみ。深みのあるワインレッドとベージュのかけ合わせに、知性と落ち着きを漂わせて。レザーの黒小物が引き締め役に。
Tシャツ¥7500/ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店(ビューティ&ユース) バッグ¥10000/ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング 渋谷マークシティ店(マルコビアンキーニ) バングル¥8500/ココシュニックオンキッチュ 有楽町マルイ店(エー・ヴィー・マックス) ピアス¥590/ジーユー スリッパ¥19000/アパルトモン 青山店(モヒ)
Day 3
娘のお友達のピアノの発表会へ。ジレですっきり縦長に
ベージュパンツに白Tを合わせると、全身が膨張して見えてしまうことも。そんなときに活用したいのが、引き締め色のジレ。Tシャツに重ねて縦ラインをつくり、ウエストマークすれば、メリハリのある着こなしが叶います。
Tシャツ¥11000/スリードッツ青山店(スリードッツ) ジレ¥15000/バロックジャパンリミテッド(リムアーク) メガネ¥36000/ブリンク ベ
ース(サヴィル・ロウ) バッグ¥21000/ティアラ(ムーニュ) バングル¥56000/フラッパーズ(シンパシー オブ ソウル スタイル) サンダル41000/スピック&スパン ルミネ有楽町店(ネブロニ)
High rise wide pantstype:03 カジュアル派の「薄手デニムパンツ」
ワードローブの大定番・デニムも、ウエスト高め×ワイドが一本あると重宝。持ち味のカジュアルさを楽しめる一方で、ゆるいラインがどこかエレガントさを演出してくれるため、Tシャツを合わせても高見えが叶います
Day 1
休日に書店巡り。ピンクベージュで大人の甘さを
お休みの日は、普段敬遠しているアイテムを試すチャンス。難しいイメージのカラーTシャツも、肌なじみのいいピンクベージュは、気負いなくトライできて、ほどよい甘さや可愛らしさが楽しめるのでおすすめ。
Tシャツ¥4000/ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店(ビューティ&ユース トラディショナル ユニフォーム) バッグ¥26000/ティーアンドエル(トフ アンド ロードストーン) イヤリング¥10000/シック(ザ ダラス) バングル¥23000/ココシュニック サンダル
¥6400/アーバンリサーチ ロッソジョイナス横浜店(ロデスコ)
カジュアル派の「薄手デニムパンツ」
Day 2
子供を見送りひと休み。涼しいゆったりTは真夏日の味方!
着慣れたボーダーも、サイズ感が違うだけでぐっと新鮮。ドロップショルダーにポケット付きのオーバーサイズなら、風通しよく、こなれ感も手に入ります。
Tシャツ¥2900/センスオブプレイス バイアーバンリサーチ キュープラザ原宿店(センスオブプレイス) バッグ¥43000/マルティニーク ルコント ルミネ新宿店(ヴァジック) ピアス¥40000/ココシュニック バングル¥8500/ココシュニックオンキッチュ 有楽町マルイ店(エー・ヴィー・マックス) サンダル¥11000/ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店(ビューティ&ユース)
Day 3
繊細な薄手のきれいめトップスで近所の美術館まで
白T×デニムなのに上品見えするのは、Tシャツなのに長い袖リブや薄い素材感が女っぽいトップスのおかげ。リッチなゴールド&ボルドーの小物使いも着こなしを格上げするポイントです。
Tシャツ¥5000/デイリーショップ中目黒(アイディー デイリーウエア) キャップ¥3800/ビューティ&ユースユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店(ニューエラ フォー ビューティ&ユース) バッグ¥7800/ラヴァンチュール マルティニーク バングル¥100000/アパルトモン 青山店(ハルポ) スリッパ¥7000/アーバンリサーチ 渋谷ヒカリエシンクス店(アーバンリサーチ)
High rise wide pantstype:04 カジュアル派の「ハイウエストのチノパンツ」
Day 1
スニーカースタイルも深めカラーをさせばほどよくきちんと
散歩がてら、隣町のスーパーまでお買い物へ。歩きやすいスニーカーコーデは、ラフすぎると子供っぽくなってしまうのが難点。渋みのあるワインレッドのTシャツと、グレーのスニーカーを取り入れ、落ち着いた配色を心がけて。トップスはきっちりインせず、ゆるくアウトすることで、ウエストラインを上手にカモフラージュ。
Tシャツ¥11000/アパルトモン 青山店(ジェームス パース) クラッチバッグ¥4800/ラヴァンチュールマルティニーク ブレスレット¥10000/ココシュニック オンキッチュ 有楽町マルイ店(ナカモル) スニーカー¥1990/ジーユー
カジュアル派の「ハイウエストのチノパンツ」
Day 2
女友達と待ち合わせ。リズミカルなロゴTで視線を集めて
大人がロゴTを取り入れるなら、清潔感のある白地のものを選んで、若作りにならないカジュアル感をキープ。着こなしがシンプルすぎるとスポーティに転びがちなので、かごやキャスケットなどフレンチ気分の小物をさして着映えを狙って。仕上げに足元に合わせたメタリックパンプスも、全身の洗練度をぐっと上げるキーアイテム。
Tシャツ¥9000/バイ マレーネ ビルガー GINZA SIX(バイ マレーネ ビルガー) キャスケット¥7500/アルアバイル(ラ・メゾン・ド・リリス) かごバッグ¥16000/フラッパーズ(マルシェ) 靴¥49000/アマン(ペリーコ)
Day 3
辛口仕上げで今日も元気にオフィスへ出発!
週3の事務仕事の日は、着心地を重視しつつ、ほどよくきちんと見える服装を心がけます。体が泳ぐサイズのモスグリーンTは、地厚×モックネックで、Tシャツながらきれい見えするアイテム。小物はシャープな黒で辛口に。
Tシャツ¥14000/サンスペル 表参道(サンスペル) バッグ¥154000/アングローバルショップ 表参道(J&Mデヴィッドソン) バングル¥9000/ココシュニック オンキッチュ有楽町マルイ店(ヨキ) サングラス¥63500/ブリンク ベース(マイキータ) バレエシューズ¥12000/ピシェ アバハウス アトレ恵比寿店(ピシェ アバハウス)
シンプルなトップス&ボトムの組み合わせを知っておけば、今日着たいおしゃれがすぐに見つかるはず!
撮影/遠藤優貴(MOUSTACHE) ヘア&メイク/野口由佳(ROI) スタイリスト/松村純子 モデル/鈴木サチ、ナオ 取材・原文/栗田瑞穂
※商品の価格は本体価格(税抜き:2017年8/7発売LEE9月号現在)で表示しています。
詳しくは2017年8/7発売LEE9月号に掲載しています。 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら
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