育児が始まると暮らしはどう変わる? 整理収納教室で教わったこと
子どもができると、家の中が大きく変わりますよね。
哺乳瓶やオムツからベビー服やおもちゃまで、大人だけの暮らしにはなかったものがたくさんやってきて、しかもどんどん必要なアイテムが更新されていく――。
育児を始めるまでは、「ものが増えそう……」という漠然としたイメージはあったものの、具体的なビジョンは見えず、なかなか準備や対策ができずにいました。
そんな私が出産直後に参加させてもらったのが、幼なじみの実家を会場に行われた整理収納教室。
里帰り出産をして実家で過ごしていた時期に、「近所だしアットホームな会だから」と誘ってもらったのです。
整理収納について教わるのも初めて、息子と一緒にお呼ばれするのも初めて。
当日はちょっとドキドキしていたのですが、教室の内容は大充実!
息子が2歳になった今も役立っているアドバイスがたくさんあるので、当時を振り返り&今回新たに取材をして、心に響いたポイントをご紹介したいと思います。
子育て世代が意識するべきスパンは「3」
教えていただいたのは、関西を拠点とする「整理収納サロン スペースセラピーマイリズム」主宰の整理収納コンサルタント・尾山敬子さん。
教室では、整理収納の基本についてお話を聞いた後、一人ずつ自宅の写真や間取りを見ていただきながら個別に相談。
私は、育児をスタートするにあたっての注意点を聞いてみました。
尾山さんによると、子育て世代が意識するべきスパンは「3」なのだそう。
~3ヶ月、~6ヶ月、~9ヶ月、~12ヶ月、~3歳、~6歳、~9歳、~12歳……。
確かに子どもの場合、3ヶ月や3年ごとに成長や入学などの節目を迎えることが多いですよね。
そのたびに暮らしが変わり、必要なものや不要なものが出てくるとのこと。
この考え方には、思わず納得!
以来、私も「3」のタイミングを目安に、少しずつ家の中を見直すようにしています。
収納用品はフレキシブルに使えるものを
我が家は、コンパクトな2LDK。
出産前は遠距離結婚生活を送っていたため、大人1.5人分のスペースと考えると十分だったのですが、出産後はしばらくここを一家の拠点として大人2人+子ども1人で暮らしていくことに。
模様替えをしたほうがいい? 新しい収納用品も必要? どんなものを用意するべき? 疑問が次々に出てきます。
写真と間取りを見ると、瞬時に「出産後、一番に問題になってくるのはキッチンかな。今の書斎は、家族全員の衣類やストック品をしまう、大型のウォークインクローゼットのように使うのがよさそうですよ」と提案してくださった尾山さん。
この時の予言は、見事的中!
里帰りから自宅に戻るやいなや、キッチンの棚は哺乳瓶や消毒セットで溢れ返り、書斎はオムツやお尻拭きが山積みになった納戸に変身しました……(笑)。
そこで、早速教室でのアドバイスを実践。
落ち着いたら引っ越す計画があることを伝えたところ、お勧めいただいたのは“後々別の用途や場所でも使えるフレキシブルな収納用品”でした。
尾山さんに一緒に考えていただき、実際に用意したのがこちら。
簡素な写真で失礼します!
キッチンには、プチプラのカラーボックスとインボックスを追加。
ミルク、離乳食、お弁当グッズなど、出産後に増えた息子のものはすべてここに収納しています。
カラフルなアイテムも多いですが、ざっくり入れるだけですっきり見えるので便利。
息子の衣類ケースとしては、プレーンな引き出しを購入。
こちらも尾山さんのアドバイスにより、“今は出しっぱなしでも許容できるシンプルなデザイン”で“引っ越した後はクローゼットの中にしまいやすいサイズ”のものを選びました。
現在では衣類だけでなく習い事&保育園グッズなどもここに集まってきていますが、ものが増えても同じものを買い足せるため安心です。
一人一人に合わせた整理収納のルール作り
「家族構成や性格や感覚……様々な要素が関わって生まれる生活スタイル。一軒一軒まったく違うものだからこそ、じっくりお話を聞いて信頼関係を築き、お一人お一人に合わせた整理収納のルール作りをお手伝いすることを大切にしています」と語る尾山さん。
私の場合も、遠距離結婚や転居予定や育児スタートのタイミングなどの事情を理解した上でのオリジナルのアドバイスがいただけて、とても有意義な経験でした。
これから出産される方や育児生活真っただ中の方とも、整理収納のヒントをシェアできたらうれしいです。
整理収納サロン スペースセラピーマイリズム
http://www.my-rhythm.net
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藤本こずみ Kozumi Fujimoto
ライター
1979年、兵庫県生まれ。雑誌やWEBで、インタビュー、ライフスタイル、占いなどの記事を執筆。趣味は、テレビドラマ鑑賞&リラクゼーションスポット巡り。夫、長男、長女との4人暮らし。兵庫・東京の二拠点生活に挑戦中。