大自然に包まれた温泉宿で過ごす、かけがえのない親子の時間
前回に引き続き、〝至れり尽くせりの子連れ温泉旅〟星野リゾート 界 川治への旅をレポートします。
親子で本格和食膳を楽しんだあとは、やっぱり温泉!ゆっくり、まったり、ほっこりとお湯を楽しむ仕掛けが満載です。界ブランド全体で提案しているのが、小さなお子様連れの家族の〝温泉デビュー〟と、旅の思い出や子どもの成長の機会を作ることができるプログラム「ご当地楽」体験です。
今回私たちは、わんぱく長男と2歳になったばかりの次男、そして私との私の母、の三世代旅行!それぞれみんなが自分のペースで思いきり楽しめる内容でした。趣味も年齢も違うのに、日本の文化や自然に上手にふれさせてくれる界プログラムはさすがです!
なんといってもまずは温泉!
やっぱりメインは温泉ですよね!とにかくのんびりゆったり過ごせる空間でした。特に大浴場の露天風呂が最高です。街の明かりが見えない大自然に囲まれた温泉は貴重ですね。いつでも気兼ねなく入れる露天風呂つきの客室もあります。
大人のアメニティももちろん充実していますが、ベビーのお着替えスペースやお風呂椅子などもあり、こちらが用意するのは下着くらいで、ほとんど手ぶらで入浴できるのがうれしいです!うちの長男が喜んでいたのは、湯上り処に用意されたアイスキャンデー。「お好きなだけどうぞ」といってもらった長男は先に上がって、本当に好きなだけ楽しんでおりました(笑)。レモン水も用意されていて、次男はそちらに夢中でした。
地域の魅力にふれながら、子どもと新鮮な体験を
界ブランドでは、すべての施設で日本の文化や伝統工芸など、その土地ならではの魅力にふれることができる無料の体験プログラム『ご当地楽(ごとうちがく)』が用意されています。小さな子どもがいても、気軽に館内で体験できるプログラムがあるというのはありがたいですよね。
まず体験したのが〝きな粉作り〟です。数種類の豆の中から好きなものを選び、ブレンドしたりしながらオリジナルのきな粉が作れます。石臼に豆を少しずつ入れて、ぐるぐると回すときな粉のいい香りが!
出来上がったきな粉をお餅につけてその場でいただくこともできます。豆の種類でこんなにも香りと味が変わるのかと子どもたちも驚いていました。スーパーで買ってくるきな粉しか知らない息子たちにとって、とても新鮮な体験だったようです。
奈良時代から続く烏山和紙の手漉き体験
栃木を代表する和紙である烏山和紙の本格的な手漉き体験ができます。子どもはもちろんですが、大人も夢中!これが意外と本格的で、仕上がりがひとぞれぞれ全然違うんです!作った紙はお土産に持ち帰れるので、旅の記念になりますね。
対象年齢は3歳からですが、大人が手を添えてあげれば2歳の次男も体験することができましたよ。紙の繊維が溶け込んだ冷たいお水の中に、手を入れるだけでもうれしいようで、目をキラキラと輝かせていました。
次のページでは夏におすすめのアクティビティ『カヤック散策』をレポートします!
親子で初めてのカヤック体験を!
川治温泉街を流れる鬼怒川と男鹿川の合流する〝小網ダム湖〟でカヤック体験ができます!星野リゾート 界 川治から送迎車で5分ほどのところにある、『Nature Planet』さんでは新緑に囲まれながらのんびりと川を散策できる約2キロの初心者向けコースを案内してくれます。
ライフジャケットが着られる3歳から参加可能。私と長男ふたりとも、カヤックは初めてで「進むの?ひっくり返ったりしない?」と不安でしたが、インストラクターの方が丁寧に教えてくれてずっとついてきてくださるので安心でした。思ったより簡単にスイスイ進みます。
2キロのコースをのんびりと1時間半くらいかけてゆっくりと進んでいきます。途中、川霧が出たり、魚が跳ねたり、川鵜が飛んで来たり、滝があったり……親子で協力しながらカヤックをこいで進む時間は自然がたくさんのことを教えてくれる貴重なひとときでした。
小網ダムのほかにもこの周辺には、五十里(いかり)ダム、川治ダムがあり、いま流行のダムツアーを開催していることもあるそうです。私たちもカヤック体験のあと、少し歩いて小網ダムを見学に行って、ダムカードをもらってきました。ダムカードには長男も興味津々でこれを機にハマってしまうかも!?
宿を出発する前に、トラベルライブラリーでひと息
カヤック体験から帰ってきたら、お留守番していた次男と母とトラベルライブラリーで合流。出発までの時間こここでゆっくり過ごします。渓流を眺めながら、旅や栃木県にまつわる書籍が自由に読むことができ、コーヒーやハーブティーなどのフリードリンクも楽しめます。
ライブラリーの隣のスペースでは、界のセンスあふれるお土産物が並んでいます。とちおとめのフリーズドライチップスは、お土産として持って帰る前に息子たちが完食してしまいました(笑)。珍しいかんぴょううどんもパッケージがかわいくて惹かれます。
ご覧のとおり、よく見かける〝温泉の売店〟感はなく、とてもスタイリッシュです。この感じが私個人的に大好きで大きな拍手を送りたくなりました。周辺にコンビニがないことも、非日常感があってとても癒されました。ほかで見るご当地キーホルダーとか、そういうのも好きではありますが、厳選されたお土産物を見ても、界ならではのおもてなしの心を感じます。
いかがでしたか?夏の旅はもちろんのこと、こちらは秋の紅葉のシーズンも絶景!身も心も癒される子連れ温泉旅は星野リゾート 界でぜひどうぞ!
星野リゾート 界 公式WEB→http://kai-ryokan.jp/
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上紙夏花 Natsuka Uegami
ライター/ビューティープランナー
1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳