FOOD

上紙夏花

本格和食膳で食育も!子連れで温泉満喫/「星野リゾート 界 川治」へ【前編】

  • 上紙夏花

2017.06.30

この記事をクリップする

旅館入口にある、緑に包まれた水車小屋。水車の動力で石臼が回る様子が見られたりと、里山の文化に触れることができます。

 

子連れでも〝至れり尽くせり〟のゆったり旅を

 

日常を忘れて、ただただのんびりと過ごす温泉宿への旅。小さい子どもが一緒だとムリだと思っていませんか?でも、全国展開する温泉旅館ブランド『星野リゾート 界 』にはそれを叶えてくれる素敵なプランがありました!「界 といえば、お食事が最高に美味しい!」とママたちの間でも評判。わんぱく長男と2歳になったばかりの次男、そして私との私の母の4人、3世代の旅にでかけました。今回訪れたのは『星野リゾート 界 川治』。

 

 

星野リゾートが展開する界ブランドでは、『子連れでの温泉旅館デビュー』を応援するべく、素晴らしいホスピタリティのもと、ベビー&キッズアイテムの貸し出しや、季節を感じられる〝お子様向け和食膳〟のほか、子どもとの思い出づくりができる体験プログラムまでもが用意されているのです。

 

 

非日常を味わえる、自然に囲まれた里山へトリップ!

 

 

北千住駅から東武鉄道の特急リバティに乗り、川治湯元駅までは2時間と少し。鬼怒川温泉から15分の自然に囲まれた川治温泉は、鬼怒川と男鹿川が合流する渓谷に開けた温泉です。

 

 

北千住駅から特急リバティの乗る際、ホームの中に特急専用改札があり少しわかりにくいのでご注意を。各座席にコンセントも完備されていて、シートもゆったり。車いすでも利用できる広めのトイレではオムツ替えもできます。

 

 

駅では川治湯元のご当地キャラクター『かわじい』がお出迎え。どこを見渡しても緑。とにかく大自然!売店もなく、ジュースの自動販売機があるくらいです。こういうのを求めてました!!ここに送迎車が来てくれて数分で旅館に着きます。

 

 

 

 

 

 

星野リゾート 界 川治に到着です!里山にひっそりと佇む、まさに隠れ家のような温泉旅館。どっしりとした長屋門を通り抜けて、ロビーに入るまでのアプローチも素敵。途中にカタカタとリズムをきざむ水車小屋があったり、脇道の森に入っていくと足湯もあります。緑の香り、鳥の声、風で木が揺れる音……すべてが癒しです。こどもたちの表情も途端にキラキラと輝きだして、私自身も気持ちがほどけるようで……取材を忘れてしまいそうでした(笑)。

 

 

ロビーの大きな窓からは新緑が目に飛び込んできます。渓流を眺めることもできて、いろいろな形のひょうたんランプがやさしく灯る和モダンなインテリアは、ずっと居ても飽きない魅力的な空間です。

 

 

チェックインはカウンターではなく、自然を眺めながら

 

 

 

ロビーに着くと、冷たいほうじ茶とおしぼりを用意してくださいました。まあ、このほうじ茶の美味しいこと!チェックインはカウンターに移動することなく、この場で記帳できます。小さい子がいると、わずかな移動でもひと苦労……ということもあるので、本当に助かります。

 

 



〝ごろんとソファ〟に掘りごたつでまったり、ほっこり

 

寝そべって大きな窓からの風景を楽しめる『ごろんとソファ』は大人がふたりごろんとしても余裕なサイズです。こどものお昼寝にもちょうどいい。

 

 

 

窓に向けて配置された大きなソファは星野リゾートオリジナル。掘りごたつもあって子連れの3世代旅行にぴったりのお部屋でした。ほかにも、栃木の工芸品を設えたご当地部屋や露天風呂付きの部屋など、6タイプ54室の客室があります。

 

 

リネンの浴衣&雲の上のような寝心地のマットレスで熟睡

 

 

〝日本らしく心地よい滞在〟を実現するために用意されたアイテムは、細部にまでこだわった気の利いたものばかり。温泉にゆっくりと浸かって、上質なリネンの浴衣に身を包み、界オリジナルの〝ふわくもスリープ〟という心地よいマットレスの上で寝ころべば、あっという間に夢の世界へ……。

 

 

リネン(亜麻)100%のやわらかく肌触りのよい浴衣。夏は涼しく、冬は暖かく包み込んでくれて機能性もバッチリです。

 

 

子連れでも荷物は最小限にできる!ベビー&キッズグッズも充実

 

 

足袋型のソックスも用意されています。右が子ども用作務衣(ボタン式のパジャマ)。下のかわいい風呂敷包みはブラシや歯ブラシ、シャワーキャップなどのアメニティグッズが入っています。

 

 

 

客室にもユニットバスがあり、洗面スペースにはオムツ専用ゴミ箱も完備。おしりふきもあります。子ども用の歯ブラシやかわいいタオルもあるので、持っていく荷物が少なくて済むのもうれしいですね。お部屋に用意されているもののほかにも、おもちゃやミルク用ポット、お風呂椅子、子ども便座、踏み台などの貸し出しもあります。離乳食(有料)も用意してもらえるので安心です。

 

 

パンダとウサギがかわいいタオルは旅の記念にもなりますね。歯ブラシの袋にはまちがい探しがあるので、歯みがきタイムに気を引くのに役立ちました。

 

 

風呂敷でつくるバッグがかわいい!

 

 

アメニティグッズを包んでいた風呂敷は、界オリジナルのもので、いろいろなものの包み方や風呂敷バッグにする結び方書かれた紙がついています。館内でちょっとした荷物を持ち歩くのにちょうどいいですね。

 

 

 

お食事処は半個室で気兼ねなく楽しめる

 

 

 

お食事処は2か所あり、今回はこちらの『木漏日』で。隠れ家的お宿だと、当然、しっとり過ごしたいカップルもいますよね。子連れだと周りに気を使いますが、ここは半個室になっていて周りのお客様が気になりません。もうひとつのお食事処は畳敷きになっていてキッズスペースもあるそうです。

 

 

旬の食材や食器にもこだわった、食育和食膳

 

星野リゾート 界の14施設で6歳以下の未就学児を対象に、和食のよさを伝える和食膳を提供しています。伝統的な食材、だしの旨み、季節感をポイントに『まごわやさしい』にそって、豆・ごま・わかめ・野菜・魚・しいたけ・いもなどバランスよく、季節にあった旬の食材を食べやすい大きさ、柔らかさに仕上げたメニューです。

 

山中漆器のころんとしたお重や色鮮やかな九谷焼は、本物の和食器に触れて、見た目にも食事を楽しみながら食べ進めることができます。プロが提案する食育ですよね!素晴らしい!!

 

この反応です!子どももテンション上がりますよね。長男は対象年齢を過ぎていましたが、今回は特別に提供していただきました。

 

弟もこの反応!(兄をマネしたつもりです……笑)ごはんとお味噌汁をいただいて、兄や大人のおかずを取り分けました。この器は、竹を主原料にした、環境にやさしいバイオマスプラスチックでできたものでした。

 

大人は季節の基本会席を堪能!

 

 

 

 

季節の基本会席では、里山の旬を取り入れた料理が振る舞われます。川魚のお造りにはそれぞれの魚に合う味つけがされていて醤油なしでいただけたり、珍しい鹿沼名産のこんにゃくのおかき揚げのほか、メインの牛肉と野菜の蒸し焼きには驚きの演出もありました!

 

 

お造りの真ん中の日光サーモンにはたまり漬けらっきょうが包まれていました。美味しいのはもちろん、食感も楽しいですね。

 

 

四角いのがこんにゃくのおかき揚げなのですが、もう、これが美味しすぎて忘れられない味になりました。しっかりこんにゃくに下味がつけてあって、弾力のあるこんにゃくと外側のカリカリとのバランスが絶妙です!

 

 

楽しい旅のレポートはまだまだ続きます!来週は温泉のこと、ご当地体験やアクティビティをご紹介したいと思います。お楽しみに!

 

 

星野リゾート 界  公式WEB→http://kai-ryokan.jp/

 

上紙夏花 Natsuka Uegami

ライター/ビューティープランナー

1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる