LEE本誌でもおなじみのジャーナル スタンダードやイエナ、スピック&スパンなど、現在30以上ものアパレルブランドを展開しているベイクルーズ グループ。このアパレルブランドのPRを統括しているのが小林美紀さんです。
現在、3歳の娘さんの育児中の小林さんにママで管理職をすることについてうかがう本連載。最終回は子供を産んでからの意識の変化について。
夫婦間での家事・育児の分担は?
津島 ご主人との家事・育児の分担はどうされていますか?
小林 保育園への送りは夫、迎えは私が基本です。私が遅い時は私が送り、夫が迎えと決めています。彼は料理ができないので料理と洗濯は私、掃除は夫。
フラットな考え方の人なので育児にも協力的で娘をお風呂に入れたり、私がいない休日でも一緒に1日すごしたり。そういう部分はすごく助かっています。
津島 働いているとお子さんとすごす時間は限られてきます。一緒にすごすうえで気をつけていることはありますか?
小林 3歳になると自我も出てくるので、できるだけ娘の意見は聞くようにしています。「明日何して遊びたい?」とか。子供が答える一つ一つを面倒くさがらないようにはしようと思っています。
怒る時はちゃんと怒って、本人が理解していなくてもちゃんと話すようにしています。
津島 お母さんっぽい! 私、お母さんらしく振る舞うのが恥ずかしいんですよ。
小林 私も普段どおりの自分ですよ。ただ、子供は無条件に自分を好きでいてくれる人じゃないですか。そういうことがわかれば、自然に接し方は変わるはず。そうは言ってもイライラしたり、自分都合で怒ってしまったり。「やっちゃったなー」って時は、とりあえずハグして謝ります(笑)。
ママになってからも自分の好きな服装を
津島 お子さんが生まれて、ご自身で一番変わったところはどこですか?
小林 育休から復帰してからの方が身だしなみに気をつけるようになりました。
産後1年くらいは社会と遮断されているような状況だし、赤ちゃんを育てる最中ってなりふりかまっていられないじゃないですか。それなのに復帰すると急に社会に出る感じがしません? もともと見た目がすごく大事だと思っているタイプで、ブランドの窓口として外部の人に接する仕事でもあるし、突きつめていけば、結局洋服のプレスって見た目だと思うんですよ。
洋服もそうですが、最低限の化粧はしよう、みたいな意識は芽生えました(笑)。
津島 逆に変わらない部分はありますか?
小林 いい意味で適当でいたいので、ママだからって意識しすぎない部分もあります。洋服とかもママらしく、きちんとしすぎないようにしています。保育園に行くと「今日も変わった服を着ていますね」とかよく言われますけどね(笑)。
お話をうかがったのは、小林美紀さん
ベイクルーズ グループ アパレル部門プレスディレクター
スタイリストアシスタントなどを経て、2002年にベイクルーズ グループに入社。2012年にベイクルーズ グループのレディスアパレルのプレス統括マネージャーに、2016年よりベイクルーズ グループのアパレルブランド全体を統括するディレクターになる。
「ベイクルーズ グループ」のサイトはこちら http://www.baycrews.co.jp/
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津島千佳 Tica Tsushima
ライター
1981年香川県生まれ。主にファッションやライフスタイル、インタビュー分野で活動中。夫婦揃って8月1日生まれ。‘15年生まれの息子は空気を読まず8月2日に誕生。