
新年度からお給料が上がります、という羨ましい家庭も多いのではないでしょうか。
国税庁の調査によると、平成27年度の年間平均給与は、前年に比べ男性は1.2%、女性は1.4%増加したそうです。さらに正規・非正規別に見ると、正規労働者は1.5%、非正規労働者は0.5%の増加。まんべんなく私たちのお給料は増えている…らしいですね。
ここで注意したいのは、給料が増えたらかといって、支出も同じだけ増やさないことです。
これはダイエットを例にとるとわかりやすいでしょう。昨日まで食べていた量で十分カロリーが取れていたのに、食べる量をさらに上乗せしたらどうなるでしょうか? 取らなくても生活に支障がないのにさらに食べてしまったら、それがぜい肉になってしまいますよね。さらに、その貯まったぜい肉を落とすのがいかに大変か、誰もが痛いほど知っているはず。
家計も同じです。
名づけて「なかったもの積み立て」
収入が増えた分をまた使っていては、いざ節約しようと思ってもなかなか難しい。だから、これまでのお給料でやりくりできたのなら、その生活サイズをキープすることを心がけて。そのうえで、毎月積み立てしている額に、増えた金額をそのまま上乗せすれば、無理なく貯蓄を増やせるというわけです。
名付けて「なかったもの積み立て」と私は呼んでいますが、なくてもこれまで生活できたのだから、増えたお金は「なかったもの」として貯めるという考え方。
この方法は、私自身が20代の時に実践したもので、毎年ベースアップした金額をそっくり積み立てに上乗せしたおかげで、大きなストレスもなく、まとまったお金を貯めることができました。最初は月5000円、次に1万円と、決して大きな金額ではなかったのですが、毎年積み立て額を増やすことと、それをやめずに続けることで、100万円の壁はわりと早く越えられました(ちなみにボーナスの8~9割はそっくり貯蓄していたせいもあります)。
節約頑張っているのに貯まらない…と嘆いている人は、ダイエットに例えるなら、いきなり短期間で5キロ痩せようとするようなやり方をしているのかも。
早く貯めたいからと毎月の積み立て額を無理に引き上げても、生活がパンクしてしまっては逆効果です。自分がストレスなくできるペースで、じっくり長く続けるのが一番。
お給料が増えた時、毎月の定期的な支払いが終了した時、なんとなく定期的に払っている支出を見直した時など、お金が浮いた時こそ貯めるチャンスです。それらのお金は全額生活費に回さずに、ぜひ一部を積み立てに。暮らしを変えずに貯蓄額を増やす。
4月こそ、そんなお金の見直しをしてみるのにぴったりな時期ですよ。
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松崎のり子 Noriko Matsuzaki
消費経済ジャーナリスト
消費経済ジャーナリスト。雑誌編集者として20年以上、貯まる家計・貯まらない家計を取材。「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をテーマに、各メディアで情報発信を行っている。
















