BEAUTY

お口の悩み撃退で、第一印象美人に!

顔のたるみ・口元のたるみは「顔筋トレ」で改善する!

2017.04.06 更新日:2020.04.01

この記事をクリップする


「筋肉は30代に入ると徐々に衰えていきますが、顔も同じ。しっかり動かして鍛えなければ、口元や頬が垂れ下がってきます」

そう教えてくれたのは、「デンタル美顔」プロデューサー、歯科医師の、是枝伸子先生。

「あご下がたるみ、デコルテにシワができると老けた印象に。美人で感じがよく、若々しく見えるかどうかは、顔の下半分にかかっています」

口元の下がり・たるみは第一印象美人の大敵!
今日からはじめたい、隙間時間にできる顔のマッサージ&エクササイズをご紹介します。

美人度や若々しさを左右する“顔の下半分”を鍛えよう

「これまで何千人もの女性の顔を見てきて、美しさや若々しさには『顔の下半分』が大きくかかわることがわかりました」と是枝先生。

「顔の筋肉が衰えると、鼻の下や口角が下がって顔が間延びし、老けて見えます。顔の筋肉が衰えるのは、普段からしっかり動かさないから。筋肉は動かさないと弾力を失い、たるんできます。
若々しさのためには顔の筋肉を鍛えることが必須ですが、その前にまずは、顔のコリをほぐすことから。コリを取ってしなやかになったところで、トレーニングする、という順番が効果的です。
顔の筋肉は、初めはうまく動かせないもの。でも続けるうちにできるようになり、顔の下半分もキュッと引き上がってきますよ」

Point 顔も筋肉でできている!


加齢により顔の筋肉がゆるみ、鼻の下が伸びてバランスが悪くなるのが原因
顔は20種類以上の筋肉が重なり合って表情をつくっています。顔の下半分は、重力で下に引っ張られて下がりやすい特徴が。さらに顔の筋肉は首にもつながっており、そのままにしておくと頬や口元、あご下、デコルテが年齢とともにどんどん下がり、老けた印象に。

自分ですぐできる口元印象UPケア

1.スマホ老けに注意!うつむいて見続けないこと

「下を向いて猫背でスマホに見入る姿勢は、口角下がりの原因に。鼻の下や頬、あごがたるみ、ほうれい線がくっきり刻まれ、老けた印象を与えてしまいます。長時間同じ姿勢で見続けることは避け、定期的に顔を上げるように意識して」

2.よく笑う。左右バランスよく噛む

「日頃から無表情で顔を動かさないと、筋肉が弾力を失ってたるみます。よく笑い、表情を豊かにしましょう。また、左右どちらかばかりで噛んでいると、使わないほうの頬の筋肉が衰えやすくなります。バランスよく均等に噛むように心がけて」

口元美人になれる「顔筋トレ」

顔の筋肉を鍛える前に、まずはほぐせば効果UP

顔筋の集中ポイントモダイオラスをほぐす


口角の横、ほうれい線の延長上にある「モダイオラス」は、顔中に走る筋肉のターミナルのようなポイント。ここをマッサージすると顔の筋肉を効率よくほぐせます。親指を口の中に入れ、頬をはさんで揺らして。

食いしばり改善にも効く側頭筋をほぐす


食いしばりグセがあったり、噛み合わせが悪いと頭の筋肉が固くなり、つながっている顔の筋肉もこわばります。手をお椀のように広げて頭を両わきからつかみ、頭の横の「側頭筋」をほぐしてコリを取りましょう。

むくみ改善で小顔効果あり咬筋をほぐす


噛むときに使う「咬筋」付近には、老廃物を回収する顔面静脈が枝のように張り巡らされている。だから咬筋をほぐすと老廃物の流れがよくなり、むくみが改善。口の中に親指を入れて頬骨の近くまで上げ、外側から頬をはさんで揺らします。

動画コーナー「LEEチャンネル」でもご紹介中!



ほうれい線や頬のたるみに効く! チークアップエクササイズ

1~3すべて、指が筋肉で自然と持ち上がるよう意識!鏡を見ながら行って。

1.頬の外側を鍛える


人さし指を目尻のすぐ下に置く。頬の筋肉で自然に指が持ち上がるよう意識して、「あ~」と声を出しながら口角を斜めに引き上げ、元に戻す。上前歯8本が見えるくらい、口を横にも開いて。1~2秒に1回のペースで20回繰り返す。

2.頬の真ん中を鍛える


指先が目頭のすぐ下にくるように人さし指を移動。前歯が6本見える程度に口を開いて「い~」と言いながら、頬で指を持ち上げて、戻す。上唇と頬の筋肉をしっかり真上に動かすよう意識すること。①同様のペースで20回繰り返す。

3.頬の内側を鍛える


人さし指の先を小鼻のわきに添える。上唇を鼻に寄せるようにして前に突き出し、「う~」と言いながら鼻に沿った頬の内側の筋肉を引き上げて、戻す。同様に20回繰り返す。ここを動かすのは難易度が高いが、チークアップの効果大。

フェイスラインが引き上がる 舌出しエクササイズ

胸の前で手を合わせ、舌を上へ

背すじを伸ばし、ひじを横に張って胸の前で両手を合わせます。ゆっくり舌を前に突き出してから上に持ち上げて、またゆっくり口の中に戻す。これを20回、繰り返す。首とあごに力を入れ、首のすじが見えるくらい思いっきり動かすのがポイント。力みすぎて肩が上がらないように注意して。

デコルテを整えて、顔筋トレをさらに強化 クイーンラインエクササイズ

「顔の筋肉につながっている首、鎖骨を鍛え、胸を開くことは、顔の下半分を根本的に整えるうえでとても重要。お二人の美のプロと開発した新メソッドがこのエクササイズです」

<このエクササイズの共同開発者>

全日本プロレス所属ボディメイクトレーナー、ジェイク・リー先生
両国きたむら整形外科院長、北村大也先生

1.体の横で腕を90度に曲げ、ひじをまっすぐ後ろに引く


椅子に座って背すじを伸ばし、顔はまっすぐ前に向ける。ひじを90度に曲げて体の横にセットし、そのまままっすぐ後ろに引いて、3秒間キープ。

2.ひじから下だけ、そのまま横に開く


ひじの90度をキープしたまま、肩甲骨を寄せるようにして、ひじから先を外側に開く。呼吸を止めず、肩が上がらないように3秒間キープ。その後①に戻す。ここまでの動きを3 セット行う。

3.デコルテの筋肉を指先でよくほぐす


鎖骨のくぼみの筋肉に人さし指と中指を当て、縦に揺らすようにしてほぐします。呼吸をしつつ、20~30秒かけてゆっくりと。反対側も同様に。

動画コーナー「LEEチャンネル」でもご紹介中!


1回たった3分ほどのエクササイズで口元の美人度が格段にアップ!ぜひお試しを。

イラストレーション/かくたりかこ 取材・原文/遊佐信子
詳しくは2017年3/7発売LEE4月号に掲載しています。 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら

この記事へのコメント( 0 )

※ コメントにはメンバー登録が必要です。

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる