vol.5
暑いマレーシアでのファッション傾向
日本も春から夏日が頻発していますが、優木まおみさんが暮らすマレーシアでも暑さは同じだそう。今回のテーマは、一年中暖かいマレーシアの女性たちのファッション事情について。
3月4月と、異常気象によって時には34度まで上がるなど、いつになく暑かったマレーシア。ローカルの友人たちも口を揃えて「今年の暑さはおかしい」と言っていました。
とはいえ、夜になれば涼しくなり、エアコンを消して眠ることができたので、日本の真夏よりはまだ過ごしやすいかもしれません。
1年を通して平均気温は約27度。そんなマレーシアのファッション事情といえば、これまた人種によって人気の傾向が全く異なります。
マレー系の方が着ているヒジャブは暑さにも有効
主流派のマレー系の方々は、そのほとんどがイスラム教徒であるため、大人の女性は基本的に外出先で顔以外の肌を見せません。もっぱら、ゆったりとしたボディラインの出ない服装にヒジャブを纏っています。

こちらに移住してから、撮影で伝統的なムスリムの装いを試着させていただく機会がありました。
「さぞ暑かろう」と思っていたのですが、いざ着てみると意外や意外。直射日光を遮り、かつ風通しの良い素材が使われているため、体感温度はかなり涼しく感じられました。やはり、その土地の服装は理にかなっているのだなと改めて実感します。
中華系の方のファッション志向から開放感を吸収中
もう一つの主流派である中華系の方は、女性でも肌の露出が多めなファッションを好む傾向があります。
普段着はもちろん、私が最近ハマっているピックルボールのソーシャルゲームの場でも、カラフルなスコートにタイトなトップスを選んでいる方が多く、世代を問わず堂々と体のラインを出しているのが印象的です。

この空気感は私にとって非常に心地よく、一年中暖かい国特有の開放感とアクティブさを吸収しているところです。

トレンドの変化が少ない分、予算配分は美容に集中⁉
日本のように寒い季節がない分、「重ね着」という概念が存在しません。
衣服にかかる費用や収納スペースが抑えられる代わりに、髪のカラーリングやネイル、マツエク、眉アートなど、シンプルな服でも映える自分を作るための「美容」に力を入れている人が多いように感じます。
他にもインド系の方や、私のように移住してきた外国人が多数暮らしています。それぞれが思い思いに自分好みのスタイルを楽しんでいるため、「今これがトレンド!」「みんなこればかり着ている」という現象が起きないのも、多民族国家マレーシアの面白さなのでしょう。


優木まおみ
Maomi Yuki
モデル・タレント
1980年、佐賀県生まれ。20代からバラエティ番組や情報番組の出演、LEEはじめ女性誌のモデルとして幅広く活躍。2013年に結婚し、14年、17年と出産。女の子2人のママに。25年初夏、マレーシアに移住。
写真・文/優木まおみ
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