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LIFE

私がこの仕事を選んだ理由

会社を辞めても理想のマイホームが手に入る!? /大家に転身した藤掛さんインタビュー(前半)

  • 上紙夏花

2017.03.24

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小学校入学までに住宅購入したママ友の家にお邪魔しました

 

 

まもなく入学式のシーズンがやってきます。子どもが小学生になるタイミングで拠点を定めようという人が多いのではないでしょうか?できれば理想の持ち家を…と一度は考えますよね。

 

我が家は夫婦ともに家に対しては飽きっぽいところがあるので、ずっと賃貸でいいかなと思ってはいますが、自分たちが希望する広さや設備の物件は分譲だったりします…。でも、分譲マンション、ましてや一から土地購入をして一軒家を建てるなんて、お金も心配だしまったく計画しておらず、長男が1年生になるタイミングで購入には至らず、賃貸暮らしのままです。

 

こちらはママ友の藤掛さん宅のリビング。リビングのテラス側の壁は天井までの書棚になっています。こだわりのつまったマイホーム、憧れます!

 

 

ところが先日、あまりに素敵過ぎて「家を建てたい!」と思ったできごとが。

ママ友の藤掛知子さんのお宅にお邪魔したのですが、共働きだったと藤掛さんご自身は、この機会に仕事を辞めたと聞いてびっくり!土地の購入からとなると、私の勝手なイメージで「都内で一軒家を建てたら夫婦で共働き」と思い込んでいたので(笑)、そんな方法もあるのかと、根掘り葉掘り聞いてきました!

 

 

賃貸併用住宅を建てて、家賃収入を得るという選択

 

世田谷区在住の藤掛知子さん。小学校新2年生男の子のママです。もともとはIT企業に勤めていたそうですが、小学生になったらなるべく家にいてあげたいという思いから大家さんになることを決意。

 

約一年前、息子さんが小学校に上がるタイミングで素敵なマイホームを建てた藤掛さん。自宅だけではなく、単身者向けの3戸の賃貸用住宅も同じ建物内に作りました。それも、もともと建設予定の土地は所有していない状態からのスタートだったそうです。

 

藤掛「私が子どものころ、近所のお友達の家が2世帯住宅の一つを賃貸に出していて、子どもながらにいいシステムだなと思っていたんですね。自分が家を建てるときは、賃貸物件を持つのもひとつの選択だと」

 

上紙「幼いころから計画があったわけですか?」

 

藤掛「そのころは何となくですけれど(笑)息子が小学生になったら、PTAの役員とか、習い事の送迎とかいろいろ、なるべく家にいて対応したいと思っていたので、私が仕事を辞めてもやっていけるという家賃収入を計算しました。土地もどこにするのか、何区にするのかすらも決まっていなかったので、賃貸物件の相場も初めはつかめていない状態でした」

 

上紙「なるほど。自宅のほかに3戸も物件を持つとなると、ローンは心配ではなかったですか?」

 

藤掛「確かに融資額は大きくなりますが、しっかり計算していたのでそれほど不安はありませんでした。アパートローンになると審査も厳しいし、金利も高いのですが、うちの場合は自宅の専有面積が50%以上(金融機関によって異なる)あれば通常の住宅ローンが適用されるとわかったので、そこからどのくらいの広さの建物を建てればいいのか、何階建てにするのか、そのための土地は……と具体的に決めていきました」

 

上紙「もともと土地があって、そこに建てられる家を決めるのではなく、まずはどのくらいの面積の家を建てるかを決めたんですね。それはまさに理想の家ですね!」

 

 

仕事を辞めて職業訓練学校で住宅リフォームについて勉強

 

 

大家業は基本的に職場は自分の敷地内なわけです。子どもの習い事やそのほかの予定にも対応しやすいですよね。とはいえ、大家業は未経験だった藤掛さんは、前職時代に加入していた雇用保険を利用して、東京都の職業訓練学校に通いました。その中で無料の短期課程(6か月)の『住宅リフォーム科』を受講したのです。

 

藤掛「私の場合、企業に就職をする予定ではなく個人事業主になるので、職業訓練学校には通えないかと思ったのですが、大丈夫でした。」

 

上紙「そうなんですね!勉強して、自分で修繕などができればいいですよね」

 

藤掛「はい。修繕が難しい部分は外注すると思いますが、その際の相場も学びたくて通いました」

 

上紙「確かに相場ってわからないです。職業訓練学校には、ほかにもいろんな科目がありますね。短期課程は授業料も無料ですし、雇用保険に加入していたなら有効活用しない手はないですね」

藤掛「学校に通うもっと前の段階でも、実はかなり勉強しました。賃貸併用の家を建てるにあたって、関連図書30冊以上を読んで、選択に無理がないか検証したんですよ」

上紙「やっぱりそれくらい真剣に調べないと、わからないことが少しでもあると不安ですもんね。ところで話は変わりますが、ご主人は藤掛さんが仕事を辞めると言ったとき、どんな反応だったんでしょうか?」

 

藤掛「主人は初めとても驚いていましたが、私が毎月の収支を計算して見せると、すぐに『いいんじゃない?』と言ってくれました。しばらく経ってから『いつから辞めようと思ってたの?』なんて聞いてきましたけどね(笑)」

 

上紙「大胆な決断ですからね。ご主人はうちの奥さんしっかりしてる!って思ったでしょうね(笑)」

 

こうして理想のマイホームを手に入れて、大家に転身した藤掛さん。次回は思い描いた家を実現させるための土地購入、住宅メーカー選びなどなど、家を建てたときの具体的なお話を伺います。お楽しみに!

上紙夏花 Natsuka Uegami

ライター/ビューティープランナー

1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳

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