Dear my Love…
竹下玲奈さんの
娘に受け継ぐものがたり
[最終回]vol.20
イニシャルリング、再び
変化し続ける母と娘を、これからも見守って

全20回の撮影は、すべて自宅で行いました。何パターンか撮影した回もあって、いつかお蔵入りした写真も含めて、ずらっと並べる機会を持てたらいいなと思っています。初回は、私の手を使って撮影したイニシャルリング。最終回は、娘の手で、同じような角度から撮影しました。“手が若い!”というのが私の第一声(笑)。“ママ、ほらまた単純!”と言って笑う娘の声が、写真からも聞こえてくるようです
竹下玲奈さん
“娘に受け継ぐ”をテーマに、2年間続いたこの連載。今月号で、最終回を迎えることになりました。1回目のテーマは、母になって初めて、“受け継ぐ”という視点で手に入れたゴールドのイニシャルリング。娘が成長したら受け継いで、ゴールドを溶かして別のものにしてくれてもいい(笑)、というものがたりから始まり、その後も、食器、家具、腕時計など形あるものから、時には形のない様式や心持ちまで、これまでに19のストーリーを綴らせていただきました。
2年というのは、大人にとってはほんの一瞬。でも、子どもにとっては、とてつもない重みを持っています。2年前、小学生だった娘は、この春、中学2年に進級します。しっかりと目を開いていないと見逃してしまいそうなスピードで、急速に成長していく娘を前にして、大人だからといって、私だけが止まっているわけにはいきません。当然ながら関係性も変わっていくから、同じコミュニケーションは通じない。手探りで一歩進んだと思ったら急転回し、予想とは別の場所にたどり着く。そんな繰り返し。これはもう、おもしろがるしかないと思って、毎日を送っています。
だから、“成長した娘がいつか受け継いでくれたらいいな”と、単純に思ったことがきっかけで手に入れたリングの意味も、どこか変化したように感じるのです。娘の成長を願って手に入れたリングが、娘の成長とともに、そんな単純なものではなく、なんだかもっと大きな意味を持つものへと変化したような。実際は、この2年でゴールドの価格が上がったことを除いて、リングが変化するはずないんですけどね(笑)。でもそんなことを思うくらいに、ジグザグしたり遠回りしたり、母と娘の関係は想像以上に単純ではないのだと感じる場所に、私は今、いるのだと思います。
最終回。20個目のものがたりに選んだ、別の意味を持つ、初回と同じイニシャルリング。さて、私たち親子の人生という長旅を、どのように見守ってくれるのでしょう。

竹下玲奈
Rena Takeshita
モデル
1981年、鹿児島県生まれ。14歳でデビュー以来、トップモデルとして活躍。群を抜いたセンスに業界内のファンも多く、“モデルが憧れるモデルNo.1”との呼び声が高い。『LEE』では、モデルとしてはもちろん、その愛情あふれるライフスタイルが読者の心をつかんでいる。
Staff Credit
モデル/M スタイリング/竹下玲奈 撮影/長山一樹(S-14) 取材・文/磯部安伽
こちらは2026年LEE3月号(2/6発売)「竹下玲奈さんの娘に受け継ぐものがたり」に掲載の記事です。
竹下玲奈 Rena Takeshita
1981年、鹿児島県生まれ。14歳でデビュー以来、トップモデルとして活躍。群を抜いたセンスに業界内のファンも多く、“モデルが憧れるモデルNo.1”との呼び声が高い。『LEE』では、モデルとしてはもちろん、その愛情あふれるライフスタイルが読者の心をつかんでいる。
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