スターのタカラモノ —輝くタカラジェンヌにインタビュー【SPECIAL】
【雪組・瀬央ゆりあさん】タカラモノは「家族と過ごす「本名の自分」になる時間」【宝塚スターインタビュー】
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スターのタカラモノ —輝くタカラジェンヌにインタビュー
2026.04.09
宝塚歌劇団男役スターが登場する人気連載の第3弾、「スターのタカラモノ —輝くタカラジェンヌにインタビュー」がスタート!
LEE2026年5月号にインタビュー(P.98〜・カラー4ページ)が掲載されている宝塚歌劇団雪組・瀬央ゆりあさん。LEEwebでは本誌未公開の写真&未収録コメントをお届けします!

宝塚スターインタビュー
雪組 瀬央ゆりあさん

Yuria Seo・Profile
2009年、宝塚歌劇団に入団。星組に配属。実力はもちろん舞台への真摯な姿勢や人柄でも多くの人に愛される男役スターに。’23年、特定の組に所属せず活躍する専科へ異動。そこで実力をさらに磨き、現在は雪組で絶大な存在感を放っている。
瀬央ゆりあさんのタカラモノ
家族と過ごす「本名の自分」になる時間
Yuria Seo
「宝物」と聞いて、真っ先に思い浮かぶのが小学生の甥っ子と過ごす時間です。
何が出てくるのかわからない、子供らしい言動の数々には、人間としての面白さを感じますし、無邪気な言葉を耳にするたびに心が洗われるような感覚になったりして。
先日も、夜空を見上げながらふと、彼が「月が綺麗だね」と言ったんです。夏目漱石が「アイラブユー」を「月が綺麗ですね」と訳したのは有名な話。もちろん、甥っ子はそんなことを知らないのですが、私はそれを思い出して勝手にドキッとしてしまいました(笑)。
4歳か5歳のときだったかな、幼い甥っ子と部屋で二人きりになったことが。そのときも「なおちゃん(瀬央さんの愛称)、やっと二人きりになれたね」と急にイケメン発言をしてきたりして(笑)。

愛おしい存在だからこそ、とことん甘やかしたいと、彼が夢中になっている『プラレール』を買ってあげようとするのですが、いつも「なおちゃん、僕はオモチャはいらないよ」って断られてしまうんですよ。親である兄や義姉からの教えなのか、単純に遠慮しているだけなのか、その本心はわからないのですが……。
私「お願いだから買わせてください」
甥っ子「どうしても、僕に買ってあげたいということ?」
私「はい、買いたいです!」
そんな謎のやりとりを交わしながら、いつも『プラレール』を買わせていただいております(笑)。
そんな甥っ子をはじめ、家族と過ごす時間は“本名の自分になれる”大切な時間です。
瀬央ゆりあとして、舞台の上で演じる役柄として、普段は少し特殊な日常を過ごしていますが、家族と過ごすときはフラットなありのままの自分に戻れると言いますか。
うれしい言葉も届けてくれますが、ときに厳しい言葉もちゃんと届けてくれる。ふわふわと浮き足だっていたとしても、ちゃんと地面に着地させてくれる。そんな家族との時間があるからきっと、私は地に足をつけて、歩くことができているのかもしれません。

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Staff Credit
撮影/黒沼 諭(aosora) ヘア&メイク/山本浩未 スタイリスト/村山佳世子 取材・文/石井美輪
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