キャリア・リスタート、どう考える?
【30代、40代からの再就職】子育て、タイミング、キャリア…LEE100人隊の理想と現実の本音トーク!
2026.03.12
もう一度社会とつながりたい、挑戦したい!
30代、40代からのキャリア・リスタート

家事や育児にしっかりと向き合う時間を優先する〝今〞は大切な時間。でも、心のどこかで一歩踏み出したい、自分らしく働きたいと感じている人も。LEE世代女性が抱える葛藤を紐解きながら、再就職や転職でキャリアを再始動した人の実例や最新の働き方事情をたっぷり紹介します!
Career restart
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読者座談会
家庭と仕事、どちらも諦めたくない100人隊が集合
キャリア・リスタート、どう考える? 理想と現実の本音トーク

キャリア・リスタートを模索する
LEE100人隊が今の思いを語りました!

Aさん
LEE100人隊
結婚後に仕事を辞めて専門学校へ。産後は育児に専念し、3年前からWEBデザインの仕事をアルバイトで継続。長女7歳
結婚や出産のタイミングで仕事を続けるのは困難な環境に
MARINA(敬称略):私は職場結婚なんですが、夫の海外赴任が決まったタイミングで女性は仕事を辞めてついていく風潮があって。転勤族で、その間に子どもを2人出産。韓国や東京、兵庫を転々とした10年間、専業主婦でした。
よーこ(敬称略):私も状況が少し似ていて、職場結婚した数年後に夫がアメリカに留学をすることに。私の場合は仕事を辞めずに帯同休を取得することができて、たまたま育休も重なり、2年ほど海外で子育てに専念していました。
A(敬称略):私は結婚を機に夫の家の近くに引っ越したことで、通勤が難しくなり仕事を辞めました。少し時間ができたので、これまで興味のあったWEBデザインの専門学校に通って、いつかこの学びが仕事へのステップになったらいいな、と思っていました。
MARINA:当時は夫の赴任に帯同するのが当然と思っていたけれど、専業主婦歴が10年たったときに、あれ? 私はこのままでいいのかな?って。だんだんと社会に出て働きたいという気持ちが湧いてきて、子どもが幼稚園に通う時間内で働ける職場を探すようになりました。
A:私も娘を産んで約3年は専業主婦をやっていたけれど、そろそろ働きたいなと思って、WEBデザインの仕事を探すことに。
子どもに誇れる仕事をするために、今できることをコツコツと!

子育てをおろそかにしないリスタートは、想像以上に大変
MARINA:10年ブランクがあると、Teams? どう使うの?と、パソコン作業だけでもリハビリが必要……。さらに勤務時間の希望は子どもが幼稚園に通う時間内。私を雇ってくれる職場なんてあるんだろうか?と不安でした。
よーこ:今のお仕事は、どうやって見つけたんですか?
MARINA:マザーズハローワーク東京という場所があって、出産や育児などでキャリアにブランクのある人や勤務時間に制限がある人向けの求人が多く、そこで見つけた事務のパートをしています。
A:私はWEBデザインの作品を提出して、今のアルバイトにつけました。週3〜4回で16時に終われるという条件重視で職場を探して。ただ仕事柄、時間の制約があるのは不利なんですよね。本当は指示された作業をするだけではなくて、よりクリエイティブなことをしていきたいなと思っていて。
よーこ:私は上の子が2歳、下の子が5カ月のときに、フルタイムで元の職場に復帰したんです。私の部署は、案件の契約締結が近づくと深夜残業も当たり前なほど忙しくて……。幼い子どもがいる社員が実力を発揮するのは大変。少しでもブランクをリカバーしなきゃと必死でした。保育園には誰よりも早く預け、お迎えは誰よりも遅い。母とシッターさんに頼りまくって、がむしゃらに働いていたんですが、ある日保育園の先生に「もう少しお子さんとの時間を作ってみてはどうでしょう」と助言をされて、ぐさっときましたね。
A:その言葉は、つらいですね。
よーこ:はい、でも心当たりはあったので反省して。それで翌年は通勤時間を減らすために引っ越しをしたりと、改善できることをすべてして、子どもとの時間を増やすようにしたんです。母やシッターさんに頼らず、ワンオペの日もたくさん。ただ、仕事の満足度はぐっと落ちてしまってモヤモヤ。育児と仕事の満足度を両方保つのは、難しいなと感じています。
MARINA:すごく難しい課題ですよね。私のキャリア・リスタートは、やりたいことよりも、まずは「できることをやる」というスタンス。それでここまできていますが、もっと自分が満たされる働き方をしたいなとも思います。
A:夫のキャリアアップをサポートしたいと思うし、家庭全体が効率よく回るのは、今の働き方。ただ、もっと自分らしく、納得のできる仕事の仕方がきっとあるはずとも思うので、次なる道を探しているところです。
仕事の満足度を保って家族との時間も大切に。バランスを探っています

子どもの声に耳を傾けつつフットワークは常に軽く
よーこ:Aさん、次はどんな働き方を狙っているんですか?
A:アイデアを考える仕事って、就業時以外も考え続けてしまうので、頭の切り替えができず、全部が中途半端。その突破方法として、来年からフルタイムの在宅勤務にチャレンジしたい。それなら仕事の時間を確保しつつ、家事もできて、子どもに向き合う時間も取れると思うからです。
MARINA:うちは子どもたちが幼かった頃以上に、成長した今のほうが「ママと一緒にいたい」とアピールが強くなっていて。これは予想外でしたね。この先もっと働く気でいたけれど、今より労働時間を長くすることに、少し躊躇してしまうんですよね。
A:子どもの変化って本当に読めなくて、1年ずつ状況が全然違いますよね。だから予測して働き方のプランを立てても、実際はズレることもあったり。ずっと何が正解かわからないです。
よーこ:あまり先の目標を設定しすぎずに、今できる働き方を模索し続けるしかないですよね。
A:自分らしい働き方は諦めたくはないし、いろいろと環境が変化する子どもにも寄り添っていたい。どんな状況になっても対応できるように、常に心のフットワークを軽くしていたいなと思います。
MARINA:職場に50代の上司がいるんですが、彼女は受験生のお子さんがいて、仕事でもタフなポジションに。でも趣味で歌を歌っていて、ご自身でコンサートも開くそう。世の中にはこんなにパワフルですごい人もいるんだ、私も頑張ろうって勇気づけられます。いろんな刺激をもらえるので、たとえ限られた時間だとしても、社会に出て仕事は続けていたいです。
家庭に軸を置きながら社会とのかかわりをもち続けていたい

Staff Credit
撮影/砂原 文 取材・文/田中理恵
こちらは2026年LEE4月号(3/6発売)「30代、40代からのキャリア・リスタート」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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