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編集長きっこのLEE'sカフェ#152

脳科学者が実践している、今すぐにできる「デジタルデトックス」法って?

  • 喜多佳子

2026.03.01

  • 音声

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著書『スマホはどこまで脳を壊すか』(朝日新書)が話題の榊浩平さんに聞く、スマホ依存が脳に与える影響について。

LEE編集長きっこが編集部スタッフとともに、最新号のあれこれを語るポッドキャスト番組。今回は「今度こそ挫折しない!親子で始めるデジタルデトックス」より、医学博士の榊浩平さんがゲストです。今日はスマホを極力見ないぞ!と心に決めても何度も挫折を繰り返してきたデジタルデトックス。「あれ、調べなきゃ」と思って検索するつもりが、気がついたらなぜか関係のないショート動画を延々と見てしまっている‥‥というようなことありませんか? はい、まさにそんな風にこの週末も過ぎていっております。これでは、子どもに対しても「スマホ見過ぎよ!」と注意する資格なし。デジタル時代に、この悩みとはある程度付き合っていかなければならないわけですが、今回、榊さんとのアフタートークでは、“依存し過ぎ”を防ぐための「今からでもすぐにできそう」という方法を伝授していただきました!

なぜ動画を見続けてしまうのか…そのメカニズムについても言及

榊 浩平さん。東北大学応用認知神経科学センター助教。スマホなどのデジタル機器が子どもたちの脳の発達や学力に与える影響について研究。

本誌でも、スマホを見ているとき、私たちの脳内ではどんなことが起きているのか、なぜ依存してしまうのかについて詳しく解説してくれています。今回のトークの中で、「つい次のショート動画を見ようとして指が画面をスワイプしてしまう」状況についてお伺いしてみると、その正体は脳が急激な快楽を求める依存性。「次はもっと面白い動画があるかもしれない」という“報酬の予測”に対して神経物質であるドーパピミンが分泌されているのだそう。

脳の前側、ちょうどおでこの裏あたりにある領域にある前頭前野。思考や理解、感情のコントロールやコミュニケーションなどいわゆる「人間らしさ」を司る部分。デジタルデバイスの画面を見ているとき、読書などのアナログな行動と比較して、前頭前野の活動が低下することがわかっているそう。子どもたちの前頭前野への影響も気になるところです。

とはいえ、デジタルデバイスはもはや私たちから切り離せないツールであることは確か。大事なのは「依存し過ぎない」仕組み作り。「デジタルデバイスに依存した脳を立て直すには?」についてはぜひ、本誌189Pをご覧ください。

榊さんが実践している4つのデジタルデトックス法

「スマホ依存がよくないとは、わかってはいるんですけど、何度も挫折してしまって・・・」という私に榊さんが実践している「今すぐできるデジタルデトックス法」を教えてくれました。

1.ホーム画面にはほとんどアプリを置かない

榊さんのホーム画面は、カレンダーと地図と設定とブラウザの限られたアプリだけ。これによって「目的なしにアプリを触ってしまうということがない」とのこと

2. ホーム画面を白黒にする

「カラフルな情報は人間の意志に関わらず脳に訴えかけてくるのでコントロールできない。なので最初から色は置かないという仕組みを作るのが大事です」

3.通知を最小限に、できればオフに

「スマホは道具。自分から触りにいくという姿勢が大事です。通知があってスマホを手に取るのはスマホに主導権を取られてしまっています!」

4.スマホを“目覚まし代わり”にしない

「スマホを時計代わりするということは、寝る前に最後に触るのもスマホ、起きて最初に触るのもスマホということになります。ぜひ目覚まし時計を」

全部でなくても、少しずつ。これならすぐに取り入れられるかも? 音声ではさらに深堀りしていますので本誌とあわせてぜひお聞きくださいね!

イラストレーション/akisa yagi  ※文中コメントは音声より要約。

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喜多佳子 Yoshiko Kita

LEE統括編集長

LEE統括編集長。入社以来LEE歴OVER20年! リビング班で主に料理や暮らし、読み物などのライフページを担当、21年に本誌編集長に。日課は中学生の息子弁当記録。休日は映画好き友人たちと映画&ランチするのが楽しみ。

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