【戸建て70㎡|4人暮らし】仕切りのないオープンな空間で明るく広々とした住まいを実現【LEE小さい家大賞 編集長賞】
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@homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす
2026.02.20
家族にとっての“必要十分な幸せ”が詰まっていました!
間取りと空間使いが決め手「LEE小さい家大賞」

小さい家大賞とは?
応募条件は、集合住宅(マンションなど)80m2 以下、戸建て90m2 以下として、’23年「LEEキッチン大賞」、’24年の「LEEリノベ大賞」に続くインテリア公募の第3弾として、’25年7~10月にWebとInstagram上で募集。総勢240件ものご応募が!

LEE小さい家大賞
編集長賞
【戸建て70/㎡】陽射しが差し込む玄関吹き抜けと、仕切りのないオープンな空間で明るく広々とした住まいを実現

筒井未季さん
家族構成 : 4人(妻、夫、5歳長男、0歳次男)
間取り : 1LDK+土間
設計会社 : プロトハウス事務局
建築会社 : 岩鶴工務店
家庭菜園や料理など、共通の趣味が多い筒井さん夫妻。長男が3歳のときに新居が完成し、昨年には次男が誕生。家族の変化に合わせた空間の使い方も模索中だそう。
結婚後、コンクリート打ちっぱなしのデザイナーズマンションで暮らしていた筒井さん。出産を機に、転居を考え始めたといいます。
「以前の住まいも気に入っていたんですが、夫婦ともに家庭菜園に興味があったことやコロナ禍のステイホームを経験したことが重なって、子どもと暮らすならゆとりのある家がいいなと思うようになったんです。新築戸建てを検討する中で難航したのは、土地探し。範囲を広げ、夫の通勤時間は長くなるものの、自然豊かな環境に惹かれて、ここにたどり着きました」
その後の家づくりは順調に進行。
「父が建築デザイン会社を営んでおり、木のぬくもりを大切にする小さな家づくりを得意としているためお願いすることに。建築中は、正直『狭すぎたかも』と不安になったこともありました。でも今は、コンパクトながら余白のある家になったな、と感じています」
その秘訣のひとつは、玄関を開けた瞬間の開放感にあるようです。
「最初に視界に入る空間が吹き抜けになっているので、『明るい!』『天井が高い!』と、よく驚かれます。1階は、土間、畳コーナー、ダイニングがひと続きに。子どもは、土間でお絵描きをしたり、畳にごろんと寝転んだりと、のびのび過ごしていますね。屋外には、室内の床と高さをそろえたウッドデッキを施工してもらいました。家の間取りの一部のような感覚で使えるため、さっと外の空気を吸ってリフレッシュすることも」
希望をかなえたマイホームは、〝森と共存する家〟。外観も内装も、自然素材がきわだつ仕上がりに。
「木を基調としたロッジ風の家なので、周辺環境ともマッチしているのではないかと思います。わが家の裏は森。四季折々の風景を取り込める窓も多く、奥行きのある雰囲気に。庭にはスペースを捻出して、小さな畑を作ることもできました。子どもは虫捕り、大人は野菜作りなど、自然と触れ合いながら暮らしていくのが楽しみです」

【間取り図】部屋の役割を限定せず“兼用できる空間”に

築3年になる筒井さん宅。土地の広さは約145㎡、床面積は約70㎡。1階2階とも、空間を区切らずひと続きに。作業場にも遊び場にもなる土間、くつろぎスペースにも客間にもなる畳コーナーなど、何役も担える空間を作ったのがポイント。
ENTRANCE & TATAMI CORNER

玄関に入ると奥まで空間が吹き抜けに。土間や畳コーナー、そしてその左右に続くダイニングやウッドデッキもひとつながりの空間になっているため、広々とした印象。「子どもの遊び場や植物の手入れをする作業場として、土間は大活躍。汚れても寛大でいられます(笑)。畳コーナーは、普段は何も置かないのがルール。子どもがおもちゃを、大人が椅子を持ってくるなどして、各々が自由に使える空間に。階段下も、五月人形を飾ったり、おもちゃを収納したりと有効活用。右側の壁一面には可動棚を付け、上側を飾り棚、下側を靴棚として使っています」

KITCHEN & DINING ROOM

家づくりの出発点は、キッチンだったそう。「私も夫も料理が好きなので、キッチンに関しては十分なスペースをリクエスト。造作のカウンターは、調理台と電子レンジ置き場を兼ねています。お気に入りの照明を設置したり、蚤の市などで見つけた器を並べたりして、自分たち好みにアレンジ」

玄関から続く、壁一面の可動棚。「奥の一角にはワークスペースも。見せる収納にすることで、物を増やさないことを意識するようになりました。テーブルは、軽やかな印象の丸形を選択」

2面に窓を付け、通路幅もゆったりと。「ダイニングからキッチンまでは、天井も板張りに。温かみのある空間になりました」
BEDROOM

2階は14畳ほどのワンルーム。「今は家族全員の寝室にしていますが、梁のところで仕切れる仕様にしているので、将来は2つに分けて子どもたちの個室にもできます。吹き抜け側の壁は、上部をあけて大人の肩くらいまでの高さに。抜け感が出たおかげで、窮屈さを感じずに過ごせていますね」

吹き抜けから1階の畳コーナーを見下ろしたところ。「天井が高く日当たりもいいので、みんなここでくつろぐのが大好き(笑)。畳は正方形のい草のものを6枚。人が泊まりに来たときにふとんを2組敷けるように、と広さを決めました」
COSY HOME IDEAS

洗面台は造作。その背面には、壁一面の収納棚が。「無印良品のウォーターヒヤシンスのバスケットを並べ、洗濯用品やタオル類、掃除機などを収納しています」

家族の衣類も集約している寝室収納。扉は付けずカーテンで目隠し。「子どもたちが成長するにつれて中身も変わると思うので、柔軟に対応できるように。可動棚や仕切りを設けて、空間をフル活用しています」

森の中に溶け込む木の外壁やウッドデッキ。「自然素材を選び、経年変化を楽しんでいます」
審査員コメント
家族と過ごす時間を大事にしたいという想いが伝わってきました

編集長 喜多佳子
「家に入るとお子さんが遊べる土間があったり、季節ごとにディスプレイを変えられる棚がダイニングまで続いていたり。家族の思い出が育まれる家に憧れを感じました」
「小さい家」大賞、審査員

Staff Credit
撮影/宮濱祐美子 間取り図製作/前田優子 取材・原文/藤本幸授美 本誌編集部
こちらは2026年LEE3月号(2/6発売)「間取りと空間使いが決め手「LEE小さい家大賞」」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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