〜五感を研ぎ澄まし心地よく暮らすvol.92〜
読書日和な冬の休日。「最近読んでいる本5冊」と、「読書にまつわるおやつ、新しいマグカップ」。【LEE DAYS club clara】
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LEE DAYS リーデイズ
2026.02.16 更新日:2026.02.17
関東地方は、今シーズン2度目の雪が降りました。
週末の朝、いつも以上に静まりかえった街の気配や、窓の外の降り積もった雪が作り出す美しい銀世界がとてもきれいで印象的でした。

窓を開けてベランダに出たところ、愛猫が嬉々として後をついてきましたが、一歩踏み出しただけで一目散に部屋に戻っていきました(笑)。それでも普段とは違う外の景色が気になるようで、日中も飽きることなく窓の外をずっと眺めていました。
こんな雪の日はおこもり読書でしょ、ということでこの日わたしはのんびり読書に没頭しました。
今回は最近読んだ(読んでいる)本を5冊と、読書のおとものおやつも一緒にご紹介したいと思います。

1・『晴れの日の木馬たち』 原田マハ
年始年末に読もうと購入していたマハさんの最新作、じっくり読もうと手に取りましたが物語の世界に惹きこまれこちらは一気読みでした。
今回の作品は明治・大正時代の倉敷・東京・パリが舞台。去年秋に倉敷を訪れた際に立ち寄った大原美術館の創設者である大原孫三郎が登場します。紡績で働く少女すてらが大原孫三郎と出会い、小説家になるまでの軌跡を綴った物語。

物語序盤のうちに「すてら」という少女にとても惹かる自分がいましたが、読み進めるうちにどんどん愛おしさでいっぱいに。彼女を取り巻く人々それぞれの優しさや愛に溢れる姿にも心がとても温まります。全力で好きなことに向かって突き進む「すてら」を心の底から応援し、励ましたい気持ちで胸が熱くなり、何度も涙腺が緩みました。
清々しい後味の読書でしたが、ぜひとも続編を読みたい!と強く願ってます。そしてまたいつの日か倉敷の街を歩いてみたい、そう思わせてくれる1冊でした。
2・『暁星』 港かなえ
こちらもいろんな方がおススメされていた1冊で、ようやく今年に入ってから読み始めました。

ひとつの事件を巡り、犯人が寄せた手記(前半)とある人物がフィクションとして描いた小説(後編)の二部構成となる本作品。新興宗教の信者である親を持つ家庭で育った二人の子どもによる視点で描かれています。
まだ完読できていないのですが、2026年度の本屋大賞にノミネートされたというニュースも最近あり、続きが気になり読み進めているところです。が、人間のダークな部分がクローズアップされた(湊かなえさんらしいと言えばそれまでなのですが)、読んでいてやるせなくなるような描写もあり……。
怯まず読み進めたいと思います!
3・『PRIZE』 村山由佳
賞レース獲得を目指す48歳の売れっ子作家カインと担当編集者千紘、出版社編集長の石田の視点で繰り広げられる物語。
大ヒット連発の人気作家としての自分に満足できず、文壇から認められたい、そして何が何でも直木賞が欲しいカイン。序盤で描かれるカインは、とことん気が強く、身勝手で傲慢な女性かと思いきや、根本にあるのは自分が生み出す作品への深い愛情と、賞レース獲得への一途で揺るぎない純粋な想いなのですよね。
文学賞のリアリティや出版業界の裏事情などをのぞき見しているようなソワソワ感も常に付きまといながらも、面白さにページをめくる手がとまりませんでした。

ここまで何かに執着する熱い想いにすっかり共感はできないけれど、少し羨ましいと思う自分もいたりして。編集部の皆さんも、千紘のような想いを抱えていらっしゃるのかしら??なーんて無粋なことを考えたり。
誰かに認めてもらいたいという想いは、誰にでも少なからず抱く願いだとは思いますが、それをここまでさらけ出し、泥臭く追い求める姿が、とにかく圧巻。彼女に関わる人々をも狂わすその拗らせぶりは狂気じみているほど。だけどなぜかそんなカインに惹かれてしまいます。

様々な業界で繰り広げられる賞レースには一体どんな物語が潜んでいるんだろう……と思わずにはいられない、そんな作品でした。おススメです!
モネ没後100年展示会「クロード・モネ 風景への問いかけ」に向けて、原田マハさんの著作を2冊。

またまた大好きなマハさん作品が続きます。
先日から都内のアーティゾン美術館でモネの展覧会が始まりました。前売りチケットを購入し、大好きなモネの作品にまた会えることが今から楽しみでなりません。その前に下調べを兼ね改めて読み直しているのがこちらの2作品。
4・『モネのあしあと』 原田マハ
モネの生きた時代のパリや美術史の世界を丁寧に紐解きながら、マハさんの視点でモネの歴史を辿る解説本。キュレーターとしての経験や度々訪れてきたパリでの滞在を通して描かれる、知らなかったモネの姿に触れることが出来ます。
マハさん自身がモネのことが好きでたまらない!という気持ちが伝わってくるほど、モネ愛に溢れています。
後半にはマハさんおススメの国内外のモネ作品の紹介も。改めて訪れてみたいと思える美術館が日本国内だけでもたくさん!モネファンの方、展覧会前に読むことでより深く作品の世界を楽しめるのではないでしょうか。
5・『シヴェルニーの食卓』 原田マハ
こちらはモネの義娘であるブランシュの目線で綴るモネとその作品を題材にした物語。
モネ以外にもマティス、ドガ、セザンヌといった印象派の画家たちと関わりのある人たちの目線で語られる物語に惹きこまれました。
名作がいかにして誕生したのか、アートフィクションではありますが、史実を題材にしたストーリーはどれも興味深く、それぞれの人物像が生き生きと描かれているのが本当に素晴らしいと感じました。
見た人を多幸感で包むモネの作品がいかにして生み出されたのか。終の棲家として選んだシヴェルニーの家の庭、そこでの暮らしが、美しく描かれています。
読んだ後は、やっぱりそれぞれの作品に会いに行きたくなりました。日本には素晴らしいモネの作品をみられる場所がたくさんあることが、本当にありがたいです!

読書のおとも1・maison coelacanthe(メゾンシーラカンス)の「シーラカンス チョコ モナカ」
読書タイムを楽しむためのおやつも欠かせません。この日は大事に取っておいたスペシャルスイーツを♡
maison coelacanthe(メゾンシーラカンス)の「シーラカンス チョコ モナカ」。
バターを挟んだモナカで有名ですが、昨年旅行した際に仙台のお店でも売り切れで購入できまなかった貴重なお菓子です。最近嬉しいことにいただく機会がありました!

新しいマグカップが仲間入り!
食器はもう増やすまい、と思いつつ、最近見つけてしまった素敵なマグ。素通りできず家族の人数分を購入しました。ちょうど手放したカップがあるので、±0ということで良しとします。

読書のおとも2・シヅカ洋菓子店 自然菓子研究所 No.1 SHIZUKA BISUCUIT
こちらは夫のお土産、シヅカの定番クッキー缶。
「しあわせ(自合わせ)のお菓子」を表現したナチュラルビスケットの詰め合わせは、750gとずっしり!6種類のクッキーはどれも素材感の感じられる美味しさです。

この季節に美味しい、紅茶。teteria のローズシナモンミルクティー
読書中はポットにたっぷりと温かな飲み物を入れて、そばに置いています。
こちらはこの季節、特に飲みたくなるteteriaのフレーバーティー。花(ローズ、ラベンダー)とスパイスが入ったミルクティー専用の茶葉です。


clara
48歳 / 埼玉県 事務員
夫と2人の子ども、猫(♂)との暮らし。自分に必要なものをその時々で取捨選択し、日々心穏やかに過ごせるよう心がけています。ひと手間かかっても五感を満たしてくれるもの、丁寧に作られたものを好みます。
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