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2026年3月14日からJR東日本が運賃を値上げ。通勤・通学定期券への影響は?節約の裏ワザはある?

  • 松崎のり子

2026.02.10

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JR東日本が1987年の民営化後初となる運賃改定を決定

JR東日本 駅の改札

2026年3月に私たちにとって気になる値上げが待ち構えています。JR東日本が1987年の民営化後初となる運賃改定を決定したからです。改定により2026年3月14日(土)購入分から平均で7.1%のアップ、初乗り料金(きっぷ)は現行の150円から160円に上がります

さらに通勤・通学定期券や、各種お得なきっぷの料金も変更に。様々なものが値上げする中、移動に必要な交通費にも見直しの波が押し寄せたということですね。

運賃改定の理由について、JR東日本はこう説明しています。まず、コロナ禍を経てオンライン会議やリモートワーク等が定着したため鉄道利用が減っており、収益も減少していること。昨今のエネルギー価格や物価高騰によって経費は増加しているが、安全運行のためには車両の点検・整備や線路・信号等の鉄道設備の改良・保守作業が不可欠なこと。そして人材の確保・定着に向けた待遇改善にも資金が必要なこと等々――。

とにかく鉄道事業の健全な維持には莫大なお金がかかるので、営業努力を続ける一方で、運賃の値上げをお願いしたい、というのです。ちょうど1月16日に、京浜東北線や山手線で停電による大規模な運休が発生したのは記憶に新しいところ。値上げを前にした、なんとも皮肉なタイミングとなりました。

2026年3月14日より前に購入しておく方法も

JR東日本 中央線と春の風景

運賃改定とともに、往復乗車券・連続乗車券も廃止になります。交通系ICカードの普及や紙の乗車券の減少、インターネット予約による割引商品等で利用が減少しているせいだといいますが、これまで利用できた割引手段がなくなるわけですから消費者にはマイナス改定です。しかし、紙の割引きっぷの廃止やみどりの窓口の減少など、コスト削減によるデジタル化は今後も加速するでしょう。

お得なきっぷについても、今後は自分であれこれ調べられる人でないと恩恵は受けられないことになりそうです。いずれは生成AIが解決してくれるようになるのかもしれませんが……。

なお、新しい運賃が適用されるのは、2026年3月14日以降に購入した場合。乗車する日が3月14日以降でも、13日までに購入したきっぷは改定前運賃のままで利用できます(「えきねっと」で買った場合は「決済日」が「購入日」になる)

定期券も3月13日までに購入すれば、有効期限の開始日が3月14日以降であっても、改定前の運賃で購入できるようです。少しでも運賃の節約をしたい人は、この日程を覚えておくといいでしょう。ただし、みどりの窓口や券売機が混雑すると思われるので、ギリギリにならないよう余裕をもって購入してください

松崎のり子 Noriko Matsuzaki

消費経済ジャーナリスト

消費経済ジャーナリスト。雑誌編集者として20年以上、貯まる家計・貯まらない家計を取材。「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をテーマに、各メディアで情報発信を行っている。

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