【戸建て74㎡|4人暮らし】「LEE小さい家大賞」グランプリの住まいは、コンパクトでおおらかな家でした!
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@homeLEE 私らしく建てる、心地よく暮らす
2026.02.06
家族にとっての“必要十分な幸せ”が詰まっていました!
間取りと空間使いが決め手「LEE小さい家大賞」

小さい家大賞とは?
応募条件は、集合住宅(マンションなど)80m2 以下、戸建て90m2 以下として、’23年「LEEキッチン大賞」、’24年の「LEEリノベ大賞」に続くインテリア公募の第3弾として、’25年7~10月にWebとInstagram上で募集。総勢240件ものご応募が!


LEE小さい家大賞
グランプリ
【戸建て74/㎡】風が通り、光が満ちる。コンパクトでおおらかな私たちらしい住まい

池田知沙さん
家族構成 : 4人(妻、夫、6歳長女、6歳長男)
間取り : 2LDK+WIC
建築会社 : 株式会社前田工務店
不動産関係の仕事をする池田さん、建築士の夫・賢介さん、双子の男の子と女の子の4人家族。湘南エリアで土地を探し、理想に近い家づくりをしている地元工務店に依頼。
「家を建てる際、私たちらしい暮らし方ってなんだろう?と立ち止まりました。将来にわたっても変わらず“好き”と思える空間を想像したとき、すぐに思い浮かんだのは、以前に夫婦で訪れたフィンランドの建築家、アルヴァ・アアルトの自邸。気持ちよく風が抜け、光がきれいに入る光景でした。それが見えたことで、特に家族が長く過ごすリビングにはこまごました“工夫”はやめ、『心地いい大きな箱を作ろう』と方向性が決まったんです。2階にリビングを持ってきたのは、室内と地続きのテラスを作ることで、より風と光が入り、開放感を感じられると考えたから」
リビングとテラスがつながった間取りは珍しくはありませんが、池田家の場合はより一体感があります。それは掃き出し窓を開け切ったときに、窓枠をすべて壁に収納できるようにしたため。さらに、光を取り入れる窓の配置も特徴的。
「天井をできる限り高くし、窓も高い位置につけました。上からの光は、朝、昼、夕方と差し込む深さが変わります。その光によって空間が表情を変えるんですよ。外からの視線が気にならないので、カーテンをつけずに暮らせるのも開放感につながっています」
広々した印象ながら、実は2階の広さは12畳ほど。キッチン、ダイニング、リビングを明確に仕切らず、食事を作る場所、味わう場所、くつろぐ場所とゆるやかに空気を変えながらつなげています。これも狭さを感じさせない工夫。
一方、1階の間取りは効率を重視。空間として見逃しがちな廊下にも役割を持たせて、ウォークインクローゼットとして活用。現在、家族で使う寝室は、将来は2つの子ども部屋に分割できるよう設計。
「作りたかったのは、今も、そして少し先の私たちも心地いい空間。用途を限定しないことで、その時々で『どう暮らしたいか』を考える余裕が生まれます。まだ子どもが小さいわが家では、この選択がベストだと思っています」

【間取り図】1階は効率よく、必要な機能を。2階は“大きな箱”にして


1階に洗面室やバスルーム、将来の夫婦の寝室や子ども部屋を配置。階段下を収納スペースにし、生活用品などをまとめて収納。2階の収納はパントリーだけと割り切ることでLDKの広さを確保。
KITCHEN

キッチンは空間のイメージにマッチするよう、既存のシステムキッチンを入れずに工務店にオーダー。「どうしても取り入れたいと思ったのが、ダイニング側に向いたカウンターでした。これがあることでLDで過ごす家族を見ながら料理したり、子どもとお菓子作りができたり、キッチンがより家族の場所になるんです」

冷蔵庫や調理家電、ストック食材やゴミ箱など、見せたくないものはキッチン横のパントリーへ。「家事の途中にちょっと笑顔になれるように、子どもたちの絵も貼ってます」

カウンター下は収納庫としても活躍。裏側は日常使いの食器や、すぐに取り出したい書類などをシステマティックに収納。

よく使う調理道具はワンアクションで手に取りたいから、オープンに収納。「実は、扉付き収納はコストがかかるので、コストダウンのためでもあるんです。結果的には、使いやすくてとても便利です」
LIVING & DINING ROOM

リビングからフラットにつながるテラス。あえて外壁は視線を遮る壁にしたことも、テラスがリビングの一部である印象を強くしている。カーテンが必要ないため開放感も。夏はプール遊びをしたり、天気のいい休日はここで朝食をとることも。

ダイニングテーブル横は、子どもたちの工作やワイン、写真集など家族の好きなものを集めたフリースペース。「本の奥のスペースには、災害用の備蓄品などを入れています」

COSY HOME IDEAS

池田さんが家を建てるにあたってどうしても欲しかったのはウォークインクローゼット。スペース的に間取りに入れ込むことができず諦めかけたが、夫の賢介さんの「廊下と併用すれば可能なのでは?」という発案で実現! 〝梁あらわし〞という手法を採用し、2階だけでなく1階も可能な限り天井高を確保。

廊下の突き当たりの部屋は、将来は夫婦の寝室になる予定。現在は子どもたちのプレイルームに。

玄関収納は、扉を付けると圧迫感があると考え、オープンに。「結果、アウトドアグッズなども置けるので正解でした」。土間を斜めに仕切ることで、たたきと玄関両方の広さを可能な限り確保している。

家族の寝室は、将来は半分に分けて子ども部屋に。「ドアと窓を2カ所、エアコンも1台ずつ付けられるように準備しています」

窓は小さく高い位置に設置することで、外から屋内は見えず、プライバシーが守られる。
「小さい家」大賞、審査員


喜多佳子
LEE編集長
審査員コメント
天井の高さや窓の使い方に開放感と心地よさを感じます

東端桐子さん
広さを感じる工夫が随所に。北欧風のインテリアも私好み!

能登屋英里さん
「光と風が通る家」というテーマがしっかりと伝わりました

編集長 喜多佳子
「玄関やリビングなどに高窓を設置することで、開放的な空間が生まれていますね。壁で囲いリビングとひと続きのスペースにしたテラスも魅力的」(東端さん) 「玄関をオープン棚にしたり、廊下にクローゼットを設置したりと、スペースを有効活用するアイデアが詰まってました」(能登屋さん) 「等身大の暮らしぶりをうかがえて、親しみが持てました。写真からも光と風を感じられ、住み心地のよさが伝わってきました」(喜多編集長)
Staff Credit
撮影/メグミ 藤澤由佳 間取り図製作/前田優子 取材・原文/福山雅美 本誌編集部
こちらは2026年LEE3月号(2/6発売)「間取りと空間使いが決め手「LEE小さい家大賞」」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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