
子どもの読書量や読書習慣、ついつい気になってしまいます。
我が家の小5男子は、サッカー大好きなスポーツ少年で、普段まったくと言っていいほど本を読みません。サッカーがない日でも、友達と公園に遊びに行くか、家でゲームかYouTube、という毎日……。
少しでも息子が興味を持ってくれる本はないかなと探していたところ、教えてもらったのが『最強科学まんが もしも桃太郎のおばあさんがマッチョだったら』。
『空想科学読本』で有名な柳田理科雄先生の著書で、昔話を科学の視点で読んで、素朴な疑問について考えてみよう、というまったく新しい科学まんがなのだそう。読みやすそうだし、表紙のイラストもユーモアたっぷりで、マッチョなおばあさんが筋トレ好きな小5男子の気を引いてくれるのでは⁉︎ と期待して、早速息子と読んでみることに。
表紙のイラストがユーモアたっぷり! これなら息子も興味を持つ?

『最強科学まんが もしも桃太郎のおばあさんがマッチョだったら』
著 柳田理科雄 まんが 森ゆきえ ¥1320/集英社
「集英社最強科学まんが」の第1弾。『空想科学読本』でおなじみの柳田理科雄氏による「空想科学メソッド」を取り入れ、明確な正解のない昔話の素朴な疑問を読者といっしょに考えることで「答えのない問題を自ら考える力」「頭を使う能力」が高まります。夏休みの「自由研究」の素材としてもぴったり。
手にとって開口一番「何これ、おもろい」と好感触。めずらしく関心を持って、自ら本を開き読み始めました。おばあさんが突如ムキムキに変身したり、外来種の動物を交えた桃太郎最強パーティーが登場したり(なぜこうなったかはぜひ本をお読みください)……と、インパクト大なエピソードが満載。ページをめくるたびに、ケラケラと声を出して大爆笑していました!
導入が楽しいまんがなので、難しい疑問にも自分なりに向き合える!

あまりに漫画がおもしろくて、息子ひとりで読み進めていましたが、最初は、昔話の中の疑問と向き合う解説部分を飛ばしてまんがだけを先に読もうとしていたので、解説ページがきたら、横から少しだけ声かけを。
「桃太郎の桃、デカすぎない?ってあるけど、赤ちゃんが入るほどの桃ってどのぐらいだろうね?」などと問いかけると、息子なりにあれこれと考えていたよう。導入がまんがなのでハードルが低く、いつもなら難しくて避けてしまうような問いにも、真剣に向き合う様子が印象的でした。
「ちゃんと勉強しなさい」「本を読んだほうがいいよ」などと、私がいくら言ってもあまり効果がないのですが、子どもの知的好奇心を自然に刺激するようなしかけが、やはり大事なのだなと……。当たり前のことかもしれませんが、楽しくないと子どもは興味を持ってくれないんだなと、この本を読んで、親である私もあらためて勉強になりました。
小さい頃のリアルな疑問の解説ページも! 最後には夢中に

本の最後の方には『ラプンツェル』のページも。小さい頃に姉が好きだったラプンツェルを隣で見ていて「なんで髪の毛で高いところに登れるのー?」と実際に疑問を抱いていた息子。そんなリアルな疑問と向き合う解説ページがあり、親子でびっくり!
息子自ら読み進め、難しい言葉があると「ママ、これってどういう意味?」とわからないままにせずにきちんと確認したりと、夢中になっている様子でした。
読み終わると「この本、おもろいから学校に持っていくわ」と一言。朝の5分読書の時間にもう一度読み直して、友達にも紹介すると言っていました。また「ONE PIECEとかキャプテン翼とか、俺の好きなまんがも解明してほしい」とも。
息子が本に興味を持ってくれた!

息子がこんなに本に興味を持って感想を言ってくれるなんて……! と母は感動。『最強科学まんが もしも桃太郎のおばあさんがマッチョだったら』は普段あまり本を読まない子や、活字が苦手な子にもおすすめできて、読むだけで学びがいっぱいの一冊です。
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野々山 幸 Sachi Nonoyama
ライター
1979年、愛知県生まれ。インタビューを中心に、女性が抱える悩みをテーマに取材を続け、育児、教育、コミュニケーションなどさまざまな記事を担当。編集者の夫、13歳のダンス大好き娘、10歳のサッカー少年の4人家族。趣味は、ドラマ、映画、マンガ、舞台などエンタメの世界にどっぷり浸ること。ここ数年は韓国ドラマにハマってます。
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