実は子育て、仕事、コミュニケーションのヒントがいっぱい
\2025年は/
「オーディション番組」がアツかった!

2025年、日本中を熱狂させたエンタメといえば、オーディション番組! 大人の心をも揺さぶった理由は、おもしろいだけではなく、家庭や職場、社会で生活するうえでのヒントが詰まっているから。まだ観ていないLEE世代も観たくなる、番組の魅力をファンたちに聞きました。
専門家に聞きました
オーディション番組はなぜ私たちをアツくさせるのか
審査のたびに発表される、参加者の合否に一喜一憂。2025年話題のオーディション番組は、なぜ視聴者をここまで巻き込めたのか。専門家が分析します!

「選ばれる/選ばれない」という人間ドラマが共感や気づきを生む
1990年代の一大ムーブメントを起こした『ASAYAN』をはじめ、オーディション番組はこれまで幾度となくブームを迎えてきました。その流れが再び活気づいたのが、2010年代後半。韓国発『PRODUCE 101』シリーズが、Wanna OneやIZ*ONEといった人気グループを輩出し、その成功をきっかけに日本でも大型オーディション番組が次々と誕生しました。そして2025年に入り、オーディション番組は新たなフェーズに突入。誰もが知る事務所のグループが新しい仲間を募るという前例のない試みで話題を呼んだ『timelesz project -AUDITION-』や、参加条件に身長・体重・年齢を問わない『No No Girls』など、従来のアイドル像やオーディション番組の常識を問い直す番組が、幅広い層の支持を集め、大ヒットとなりました。
オーディション番組の根底には、「選ばれる/選ばれない」という普遍的なテーマがあります。その構図が生み出すさまざまな人間ドラマに、社会で生きていくうえでの学びが詰まっているため、多くの人を惹きつけているように思われます。一見〝アイドルの世界〞の話に思えても、誰もが人生のどこかで「選ばれるかどうか」の瞬間を経験してきたはず。例えば、『ノノガ』では、これまで選ばれなかった経験を持つ参加者が、プロデューサーを務めたちゃんみなさんと出会い、どのように立ち直り、再び歩み出すかが丁寧に描かれています。落選者一人一人にかける言葉には、視聴者にもレジリエンスを与えるほどのインパクトがあります。一方、『タイプロ』では、客観的に優秀な候補生が脱落する中で、歌もダンスも未経験の候補者が〝自分らしさ〞や〝人間性〞を表現し、最終的にメンバーに選ばれる姿が印象的です。また、選ぶ側のオリジナルメンバーが候補者の個性や努力を的確に見極める姿勢も注目を集め、ネット上では「人事の視点で見るタイプロ」といった分析も話題になりました。皆さんもぜひ、「選ばれる/選ばれない」というドラマを追体験して、オーディション番組の奥深さに触れてみてください。
私的にここがアツかった
人間性が垣間見えた篠塚大輝さんの言動
ダンスも歌も未経験でオーディションに挑んだ篠塚大輝さん。教えてくれる仲間に対して、友人に話すような乱暴な言葉で返事してしまう場面も。佐藤勝利さんに「親しき中にも礼儀あり」と注意されましたが、その言葉を真摯に受け止める篠塚さんの姿を見て、自分の若い頃はこんなに素直に非を認められなかったなとリスペクト。


観る人の数だけドラマがある。多角的に楽しめるオーディション番組
かつてのオーディション番組はテレビ放送が中心。視聴者はみんな同じ時間に、同じ映像を観ることで、話題を共有していました。しかし現在は、SNSが主流の時代。時間や場所を問わず、番組やファンによるあらゆる切り抜き動画を通じて、審査内容や出演者について簡単に知ることができるように。さらに、家族や友人などからの口コミも加わり、以前にも増して熱を生みやすくなっています。こうした時代の風潮の後押しを受けて、2025年に話題を集めたのが、『timelesz project -AUDITION-』や『No No Girls』、そして韓国発の『BOYS II PLANET』などです。
特に注目したい番組が『No No Girls』。支持された理由の一つは「年齢や容姿で人を評価しない」という明確な姿勢です。年齢を非公開にしたことで、視聴者が先入観なく、候補者一人一人に感情移入できるように。さらに参加者全員の歌やダンスのレベルが高く、初期の段階からショーとして完成度が高いことも大きな魅力。通常、オーディションでは未経験者の成長過程を楽しむおもしろさがありますが、誰もが高いスキルで視聴者を圧倒しました。
オーディション番組の魅力は、多角的に楽しめる点にあります。例えば、ドキュメンタリーのように参加者がデビューを目指して努力する姿を追い、成長や葛藤に共感することもできれば、グループやステージがどのように形作られるかを〝ものづくり〞の視点で観ることもできます。さらには、プロデューサー視点で理想のメンバー構成を考えたりすることも可能です。こうしてそのときの自分の立場や興味に合わせて、好きな視点で楽しめるからこそ、私たちはオーディション番組に夢中になるのです。一方で、熱が入りすぎることで出演者への誹謗中傷問題が起こることもしばしば。健全に楽しむためには、番組を観る際に「編集が入っている」ということは意識しておくことが大切。あるシーンや発言に違和感を覚えても、自分には見えていない部分があると理解すれば、熱中しながらも客観的に番組を楽しめるはずです。
私的にここがアツかった
Noへの向き合い方を考えさせられる名場面
3次審査の結果発表後ちゃんみなさんが、通過できなかった参加者に「みんなは、ある意味〝Yes〞なんですよ。世間的に見たら十分な人たちなんだよね。方向性の話であって、決してダメでしたって受け止めないでほしい」と伝えます。〝ポテンシャルはYes〞だけど〝このグループにはNo〞という、オーディション番組の難しさを感じました。

Staff Credit
イラストレーション/waka.zoo 取材・文/海渡理恵
こちらは2026年LEE1・2月合併号(12/5発売)「「オーディション番組」がアツかった!」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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