『エンジェルフライト THE MOVIE』が2月13日よりPrime Videoにて独占配信
【松本穂香さん】「本当の幸せや豊かさとは何かと揺らぐ感覚を覚えました」<WEBのみアザーカットを限定公開中!>
2026.02.13
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本当の幸せや豊かさとは何かと揺らぐ感覚を覚えました
松本穂香さん

毎回涙を禁じ得ず、大きな話題を呼んだドラマ『エンジェルフライト』が、スケールアップして配信映画に。死という重いテーマを真摯に扱いながらも、笑いや希望を差し入れた緩急自在の展開が高く評価されました。その“緩”の部分を担うのは「エンジェルハース社」に勤める個性豊かな社員たち。その中で松本穂香さんは頑固な新人の凛子を演じています。
「私自身この作品に携わって初めて、異国で亡くなった方を祖国へ送り届けるという仕事を知りました。モデルとなった会社を訪ね、いろんなことを教えていただいて。新人の凛子は思わず吐いてしまったことがありましたが、海外から運ばれてくるご遺体の中には直視できない状態のものも少なくないそうです。生半可な気持ちではできない仕事、強い精神力が必要な仕事だと感じました」
本作では、車椅子で世界一周のゴール直前にオーストラリアで亡くなった青年をはじめ、4つの物語が交錯して綴られます。凛子は、イタリア人の夫との間にようやく授かった赤ちゃんを突然亡くした、若いママを担当しますが……。
「今作はドラマ版の続きなので、凛子は未経験のことだらけ。そんな中、乳幼児突然死症候群というケースに当たり、悩みながら必死で対応しようとします。作品の中でいろんなケースを担当してきましたが、今回は私自身も、最も精神的に“喰らって”しまいました。何の前触れもなく赤ちゃんの突然死に向き合うご家族の気持ちが、もう他人事にはできないというか。私同様に揺れる凛子の成長過程も描かれていきます」

ドラマでは、米倉涼子さん扮する社長・那美に同行してきましたが、今回、凛子はご遺体処置のスペシャリスト、柊とバディを組むことに。
「演じる城田優さんはとても明るくパキパキッとした方ですが(笑)、柊さんは那美と違って、穏やかに寄り添って静かに教えてくれるタイプ。それでも凛子はどうしても悩んだとき、那美に電話をして相談するんです。2人の関係性や信頼が見えてくるシーンでもあり、やっぱり那美の言葉はとても響くものがありました」
悩んだり失敗したり、落ち込む凛子ですが、どこか天然な感じもする凛子を応援したくなってしまいます。野呂佳代さんや遠藤憲一さんらが演じる、個性豊かな先輩や上司とのかけ合いも本作の大きな魅力です。
「新人ゆえに自分の能力を過信し、それゆえ打ちのめされることの多い凛子ですが、思ったことをすぐ口にする我の強いところもある。そこが凛子の魅力でもあり、短所でもあるのかな。とはいえ、この社の全員が全員みんな空気を読まずに言いたいことを言ってますが(笑)。私自身は少し違うタイプですよ。もう少し空気を読み、口に出す前に考えます」

本シリーズへの出演を通して、生と死について考えることが増えたという松本さん。そんな中でも、撮影の中で最も印象に残ったことを教えてくれました。
「ドラマ版の際に、フィリピンでかつてゴミ山だったところに人が住んでいる地区で撮影したんです。子どもがゴミを漁って生計を立てているような環境でも、とても楽しそうにニコニコしていて。日本の子どもたち以上に、子どもらしい生気や活気があるというか。幸せや豊かさの基準が揺らぐような感覚と衝撃を、今でも覚えています」
PROFILE
1997年2月5日、大阪府出身。2015年に短編映画で女優デビュー。NHK連続テレビ小説『ひよっこ』(’17年)で広く認知され、ドラマ『この世界の片隅に』(’18年)でさらに注目される。ほかの代表作に映画『おいしい家族』『わたしは光をにぎっている』(’19年)、『君が世界のはじまり』『みをつくし料理帖』(’20年)、『恋のいばら』(’23年)など。
X:matsuhonon
公式サイト:https://www.flamme.co.jp/actress/honoka_matsumoto/
Prime Original映画『エンジェルフライト THE MOVIE』

ドラマ『エンジェルフライト』の続編となる映画版。ハロウィンの時期、エンジェルハース社には、次々と“国際霊柩送還”の依頼が舞い込む。社長の那美(米倉涼子)をはじめ個性豊かな社員たちは、手分けをして対応に当たるが……。原作は開高健ノンフィクション賞を受賞した、佐々涼子による『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』。2月13日よりPrime Videoにて独占配信。
Prime Original映画『エンジェルフライト THE MOVIE』
Staff Credit
撮影/木村 敦(Ajoite) ヘア&メイク/尾曲いずみ スタイリスト/道端亜未 取材・文/折田千鶴子
こちらは2026年LEE3月号(2/6発売)「カルチャーナビ」に掲載の記事です。
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