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「バウンダリー」の考え方で、親族ストレスからラクになる

ケース別アクション&フレーズ集

親族ストレスから解放される【「バウンダリー」の考え方】親、きょうだい、親戚…相手を尊重して良好な関係性を続けるために!

2025.12.28

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「バウンダリー」の考え方で、親族ストレスからラクになる

実家への帰省や、親族で集まる機会も増える年末年始。身内だからこその価値観の押しつけやデリカシーのなさなどで、親きょうだいや親戚とかかわるのがしんどい、という人も多いのでは? 実は、そんなつらい人間関係が考え方ひとつでラクになる方法があるんです!

Index
  1. 精神科医・藤野智哉さんに教わる「バウンダリー」、その取り入れ方は?
    1. 藤野智哉さん
  2. バウンダリーとは?
    1. 関係を断ち切るためではなくお互いを尊重するための「線引き」です
  3. 境界線が引けるようになるスモールステップ3
    1. STEP 1 大切にしたいものの優先順をはっきりさせる
    2. STEP 2 線を引く範囲は相手によって変えてOK
    3. STEP 3 無理なお願いをされたら即決せずに保留してみて
  4. もしかして自分が相手のバウンダリーを侵しているかも… その点もチェック!
    1. 相手も尊重されるべき存在。〝うっかり〞侵略に要注意
  5. 「バウンダリー」を意識したケース別アクション&フレーズ集
  6. 実母に対して
    1. ■️正月はいつ帰ってくるの?期待が大きすぎてうっとうしい
    2. 藤野先生アドバイス 事実ははっきり伝えつつ感情の部分には感謝を示して
    3. ■子どもにべったり。依存が強すぎる
    4. 藤野先生アドバイス 求めに応じないことは親不孝ではありません。お母さんのためでもあると考えて
    5. ■実の娘(私)にだけ強く出る内弁慶な母をどうしたら?
    6. 藤野先生アドバイス 自分を主語にした言い方で境界線を示していこう
    7. ■私をネタにして場を盛り上げるのはやめて
    8. 藤野先生アドバイス 言って変わらなかったとしても自分を守れた成功体験になる
    9. ■突然の訪問や所在確認……距離感がバグってる!
    10. 藤野先生アドバイス 言ってもムダと諦めないで、それでもダメなら段階的にNOを
    11. ■一方的なプレゼントに拒否権がありません
    12. 藤野先生アドバイス 気持ちは受け取って、モノは受け取らない。感情と行動は分けて考えよう
  7. 実父に対して
    1. ■️えらそうな振る舞いにこちらが恥ずかしくなる……
    2. 藤野先生アドバイス 相手の言動は変えることはできない、変えられるのは自分の対応や考え方だけ
    3. ■️家族に歩み寄って生きようとしない父
    4. 藤野先生アドバイス お父さんはお父さんの責任でそうしているのだと考えてみて
  8. 義父母に対して
    1. ■それ褒めてるの? イヤなんですけど
    2. 藤野先生アドバイス 相手の言葉はコントロールできなくても受け取るか否かは自分で選べる
    3. ■たまに子どもの世話を頼むと姑のドヤ顔が止まらない
    4. 藤野先生アドバイス 自分で自分の頑張りを認めてあげると義母の言葉をスルーできることも
    5. ■デリカシーのない下ネタを孫に言う義父
    6. 藤野先生アドバイス 想像力が欠如している相手にも響きそうな例を持ち出してみて
    7. ■夫の実家が汚すぎる問題
    8. 藤野先生アドバイス イヤなことは我慢せず優先順位をはっきりさせてみよう
    9. ■️息子の嫁(私)はパシリじゃない!
    10. 藤野先生アドバイス 要求を全部飲む必要はなし、「ここまでならできる」で歩み寄りを
  9. きょうだいに対して
    1. ■子育てのスタンスが姉妹で違いすぎる
    2. 藤野先生アドバイス 自分が線を越えている側だと自覚すればイライラがなくなる
    3. ■きょうだいの不幸は蜜の味
    4. 藤野先生アドバイス 姉妹関係なのか、自分の心なのか、大事にしたいことの優先順位をつけよう
    5. ■️自己中心的な兄とこの先うまくやれるのか
    6. 藤野先生アドバイス お兄さんの境界線も尊重しつつこちらの境界線を示すのが大事
  10. 親族に対して
    1. ■小姑たちの不愉快なマウンティング
    2. 藤野先生アドバイス 大切にしたいことが違うとわかれば見下されていると感じなくなります
    3. ■困ったアルハラ親族
    4. 藤野先生アドバイス 境界線をはっきり示したほうが強情な相手とはうまくいくことも
    5. ■価値観の押しつけに辟易してます
    6. 藤野先生アドバイス 今の時代を知らないだけかも。情報をアップデートしてあげて
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漫画1コマ目
漫画2コマ目「バウンダリーとは?」心理的境界線のこと
漫画3コマ目
「バウンダリーとは?」自分が決めた「そこまではOKだけどここからはNOだよ!」という境界線を相手に示すこと
漫画4コマ目
いざ実家で実践!
漫画4コマ目
これはすごくいいかも!
漫画5コマ目
漫画6コマ目
漫画7コマ目
著書『人間関係に「線を引く」レッスン』精神科医 藤野智哉さんに教わりました
漫画8コマ目
「バウンダリー」は、関係を断つためのものではなく、あくまで気持ちよく関係を続けていくためののもの
漫画9コマ目
漫画10コマ目

著書『人間関係に「線を引く」レッスン』が話題!

精神科医・藤野智哉さんに教わる「バウンダリー」、その取り入れ方は?

バウンダリー=他者との間にある境界線のこと。自分で自分を大切にしてもいいと気づくことで、上手に線が引けるようになります。

藤野智哉さん

藤野智哉さん

精神科医

公認心理師。1991年生まれ、秋田大学医学部卒。精神科医勤務と医療刑務所の医師を務めるかたわら、心の健康を保つための生き方や考え方をSNSや動画などで発信。著書多数。

バウンダリーとは?

関係を断ち切るためではなくお互いを尊重するための「線引き」です

バウンダリーとはもともと心理学用語で、「自分がどこまで相手とかかわるか」を決めるための心理的な境界線のこと。「別の言い方をすれば『自分の領域を決める』ということで、物理的な範囲だけではなく考え方や価値観、感情、時間なども領域に含まれます。親きょうだいや親戚は身近な分、領域の境界線があいまいになりがち。線を越えて入ってこられたときに、違和感や不快感を感じても『相手を傷つけるかな』『関係性が悪くなるかも』と我慢してしまう人は多いですが、本来は『これ以上は入ってこないで』と言っていい。これは関係を断ち切るためのNOではなく、相手を尊重して良好な関係性を続けるための前向きなNOなのです」

関係を断ち切るためではなくお互いを尊重するための「線引き」

境界線が引けるようになるスモールステップ3

STEP 1 大切にしたいものの優先順をはっきりさせる

例 自分の心と体の健康が最も大切。そのうえで夫や子どもにも気をかける

「人は誰でも自分を尊重する権利を持っています。家族、健康、時間etc. 自分が大切にしたいモノ・コトの順位は、自分で決めていい。それがはっきりしていないと、相手の言動に振り回されてしまいます。わからない人は、大切なモノ・コトを上から順に書き出してみることからやってみましょう」

STEP 2 線を引く範囲は相手によって変えてOK

例 信頼する親友からのアドバイスは聞くが、意に反する親からの小言は真に受けない

「例えば自分と母、自分と友達……人と人との関係性や距離感はそれぞれ。線引きは一律にする必要はなく『誰に・どこまでOKするか』はそれぞれの関係性に応じて自分が決めていいものです。さらに、自分のその時々の状況やコンディションによっても変えていい。自分なりの線引きを肯定しましょう」

STEP 3 無理なお願いをされたら即決せずに保留してみて

例 義母からの突然の頼まれごとはすぐ返事しないで1日待ってもらう

「例えば、イヤだったり無理なことを頼まれたときに断れない人も多いでしょう。そんなときは、すぐにYES/NOの結論を出さずに、いったん保留にするのも手。安請け合いしなかった経験は、自分で自分を大切にできた、という小さな成功体験となり、その積み重ねで線が明確になってきますよ」



もしかして自分が相手のバウンダリーを侵しているかも… その点もチェック!

Check!

▪ 「○○すべき」「普通は○○じゃない?」という言い方をしがち
▪ 「あなたのためを思って」とおせっかいを焼く
▪ 自分がやってあげたことに対して、期待したリアクションが得られないことに不満を持つ
▪ 言いたいことがあるとき、感情的になってしまうことがよくある

相手も尊重されるべき存在。〝うっかり〞侵略に要注意

相手といい関係を築くには「自分が境界線を踏み越えていないか」という振り返りの視点も大切。「自分を尊重するのと同様に、相手も尊重されるべき存在。無意識のうちに自分の感情や価値観を押しつけていないか、相手の時間を奪っていないかを意識しましょう。特に子育て中の方は、わが子を思うあまりに子どもの境界線を侵しがちなので、気をつけて!」

こんなあるあるシーン、どう対処すれば?

「バウンダリー」を意識したケース別アクション&フレーズ集

LEE読者が過去に経験したり、現在進行形で悩んだりしている親族ストレス実例。心をラクにする考え方や対処法を藤野さんがアドバイス!

藤野さん

一つ一つの悩みは、シチュエーションが違うだけで対処法の型は共通しているんですよ

実母に対して

■️正月はいつ帰ってくるの?期待が大きすぎてうっとうしい

正月はいつ帰ってくるの?期待が大きすぎてうっとうしい

「正月はみんなでワイワイ」が大好きな母。子どもも成長してそれぞれ予定もあるのに、毎年「正月は来れそう?」と半年前から聞いてきます。「食材の手配があるから早く」とせかされるのも煩わしくて……。

LEEメンバー・ぱくぱくさん

藤野先生アドバイス 事実ははっきり伝えつつ感情の部分には感謝を示して

「〝事実〞と〝感情〞を分けて考えるとベター。おばあちゃんは孫の成長にピンときていないので、予定を早く確定させることは無理(事実)と伝えつつ、会いたいと思ってくれること(感情)については『うれしい』と肯定を。そうすれば傷つけることにならないのでは」

■子どもにべったり。依存が強すぎる

依存心が強く、何もかも「わからない!」「やってちょうだい!」と言ってくる母。今までは私の弟と暮らしていたので何とかなっていましたが、現在は弟が入院。これから先が思いやられます……。

LEEメンバー・キムさん

藤野先生アドバイス 求めに応じないことは親不孝ではありません。お母さんのためでもあると考えて

「『私と弟とは違う、私はここまではできる/ここからはできない』という枠組みづくりを最初にしましょう。お母さんの求めに応じきれないことに罪悪感を抱く必要はありません。線引きをすることで、お母さんが自分の人生を自分で生きていく力になります」

■実の娘(私)にだけ強く出る内弁慶な母をどうしたら?

夫と子どもと一緒に帰省したときはニコニコと子どものことをたくさん褒めますが、私ひとりで帰省すると、ここぞとばかりに子どもの進路、私自身の仕事、生活、すべてに否定的なことを言ってきます。

LEEメンバー・ねこ毛さん

藤野先生アドバイス 自分を主語にした言い方で境界線を示していこう

「お母さんはあなたがつらく感じていることをわかっていない可能性があるので、まずはそれを伝えましょう。『なんでお母さんは』と相手を責める言い方ではなく、『(そういうことを言われると)私はつらい』と、自分を主語にした伝え方で境界線を示してください」

■私をネタにして場を盛り上げるのはやめて

親族が集まるたび、母は私の小さい頃の恥ずかしい思い出や失敗談などを持ち出してきます。義妹も姑に話を合わせようと笑うのですが、それに対してもムカムカ……。ネタにされている私は不快でしかないです。

LEEメンバー・にっこさん

藤野先生アドバイス 言って変わらなかったとしても自分を守れた成功体験になる

「お母さんには相手の気持ちを想像する力が足りていないようなので、『察して』は無理。まずは『イヤだ』とはっきり表明し、線引きをしましょう。それでも変わらないかもしれませんが、『自分を大事にできた』という成功体験は残り、今後の線引きに生きるはずです」

私をネタにして場を盛り上げるのはやめて

■突然の訪問や所在確認……距離感がバグってる!

私の家に来たいとき、一方的に用事があるときなど、こちらの都合はお構いなしに事前確認もなく訪ねてくる母。留守にしているとスマホに連絡が入り、今いる場所や帰宅時間などを詳しく聞かれます。

LEEメンバー・香りさん

藤野先生アドバイス 言ってもムダと諦めないで、それでもダメなら段階的にNOを

「あなたの困惑をわかっていないのかも。『言ってもムダ』と最初から諦めて言いなりになったり、突然関係を断ち切る人も多いですが、まずは伝える努力を。その上で変わらない場合、訪問拒否の前にまずは玄関で食い止めてみるなど、小さなNOから始めてみて」

突然の訪問や所在確認……距離感がバグってる!

■一方的なプレゼントに拒否権がありません

母は自分が発信するばかりで、他者の意見の受信ができません。母がおいしいと感じたものを嬉々としてプレゼントしてくるのですが、すべてが私にとってうれしいものでもなく……。断ると、「あなたのために準備したのに……」と悲しみはじめ、雰囲気が悪くなります。

LEEメンバー・ベルっこさん

藤野先生アドバイス 気持ちは受け取って、モノは受け取らない。感情と行動は分けて考えよう

「何十年もかけて培われたお母さんの性格を変えることは無理ですし、それこそバウンダリーの侵害。くれるというモノを受け取れない場合、まずその気持ちに感謝を示しましょう。受け取らないという結果は同じでも関係がそこまで悪くなることはないように思います」

実父に対して

■️えらそうな振る舞いにこちらが恥ずかしくなる……

父は他人に対する敬意がなく、例えば店員さんに対しても横柄で、一緒にいて恥ずかしい。注意しようにも聞く耳は持ってくれないでしょうし……。

LEEメンバー・ぽーこさん

藤野先生アドバイス 相手の言動は変えることはできない、変えられるのは自分の対応や考え方だけ

「『聞く耳を持たないだろう』は想像でしかないので、まずは『私は恥ずかしい』と伝えてみる。でも、おそらく変わらないでしょう。人の行動は変えられないので、お父さんの代わりに自分が謝るのか、はたまた付き合いを控えるか、こちらができることを考えて」

■️家族に歩み寄って生きようとしない父

父は「自分が正義」と思い込んでいて話し合いができないタイプ。人のせいにしたり、手伝ってと言っても絶対に手伝わず、母が気の毒です。この先、父親ひとり残された場合はどうすれば?

LEEメンバー・moonさん

藤野先生アドバイス お父さんはお父さんの責任でそうしているのだと考えてみて

「バウンダリーは言い換えると『責任の範囲』でもあります。お父さんが歩み寄りのない性格なら、その責任はお父さんにある。年老いた親を見捨てるようなことはしたくないという気持ちはわかりますが、お父さんはお父さんの責任で生きているんだ、と考えてみては」

家族に歩み寄って生きようとしない父

義父母に対して

■それ褒めてるの? イヤなんですけど

好意なのか知りませんが、義母は会うたびに「やせた?」と聞いてきます。「そう言われることが好きではない」と伝えているのに、毎回言われてくたびれてしまいます。

LEEメンバー・せっちゃんさん

藤野先生アドバイス 相手の言葉はコントロールできなくても受け取るか否かは自分で選べる

「誰の言葉にどれぐらい重きを置くか、決めるのは自分。相手が発する言葉はコントロールできませんが、それを受けるか否かはあなた次第。小学生に『ばーか』って言われても腹立たないですよね? それと同じで、言葉を受け取らない自由があなたにはあります」

■たまに子どもの世話を頼むと姑のドヤ顔が止まらない

義母に子どもを預かってもらうことがたまにあるのですが、そのときのエピソードを、親族の集まりでいかにも自分が孫育てを日常的に行っているかのように話すのが本当にストレスです。

LEEメンバー・要さん

藤野先生アドバイス 自分で自分の頑張りを認めてあげると義母の言葉をスルーできることも

「おそらく義母の話を聞く人は、それが日常でなはいとわかっているはず。義母を快く思わない気持ちから、そのように聞こえてしまっている可能性も。たまに見てもらうのは事実、そしてありがたいことかと。『預かってもらう日以外は自分が頑張っている!』と自分を肯定してあげると、気持ちが鎮まるかもしれません」

■デリカシーのない下ネタを孫に言う義父

義父は、孫にしょうもない下ネタなどをひとりでおもしろがって話してきます。変な言葉を勝手に教えないでほしいです。

LEEメンバー・ネネさん

藤野先生アドバイス 想像力が欠如している相手にも響きそうな例を持ち出してみて

「お義父さんも孫がかわいいのは間違いないと思うので、そこを利用しましょう。『(そういう言葉を使って)先生に叱られた』などと伝え、『トラブルになったらかわいそう』という想像力を働かせる方向に導いてみて」

■夫の実家が汚すぎる問題

義父母宅が不衛生すぎて行くのがつらいです。遠方だから日帰りは難しく、泊まらなくてはいけないので、訪ねる前から具合が悪くなります。いい人たちなので言うのもつらいし、行くのもつらい……。

LEEメンバー・トマトさん

藤野先生アドバイス イヤなことは我慢せず優先順位をはっきりさせてみよう

「夫の両親の気を悪くさせたくないなら『ご負担になるので、近くのホテルをとります』『子どもにアレルギーがあるので長居が難しいです』など上手にウソを。健康が最優先なら、家には行かず外食のみという選択肢も。最も大切にしたいことは何か、自分の中で明確に」

夫の実家が汚すぎる問題

■️息子の嫁(私)はパシリじゃない!

義母は帰省のたびに「テレビで話題のあのスイーツ買ってきて! みんなに配るから30個くらいね」と平気で言います。さらに、金額の負担もすべてこちら。対等な相手として見られていない感じがします。

LEEメンバー・クリスティさん

藤野先生アドバイス 要求を全部飲む必要はなし、「ここまでならできる」で歩み寄りを

「拒否して関係を悪化させたくないのであれば『できる範囲はここまで』と線を明示することから。例えば『5個なら買えます』でも、ネットショップがあればURLを教えてあげるでもOK。自分を大切にすることを諦めずに、少しずつ境界線を調整していきましょう」

息子の嫁(私)はパシリじゃない!

きょうだいに対して

きょうだいに対して

■子育てのスタンスが姉妹で違いすぎる

私は3人姉妹の長女。妹家族と会うと、子育てに関する考え方の違いに驚きます。子どもに「お茶!」と言われて「はい、はい」とお茶を出すのが次女。「お茶くださいでしょ?」と丁寧に正すのが三女。「お茶がどうした⁉(怒)」と言うのが私。子どもへの対応にイラッとしつつ、注意したくてもできずにいます。

LEEメンバー・みゃーこさん

藤野先生アドバイス 自分が線を越えている側だと自覚すればイライラがなくなる

「他人の子育てに口出しするのはバウンダリーの侵害。実際には侵害していないようですが、自分が線を踏み越えている自覚がないためにイライラしてしまうのです。妹たちは妹たちの責任の範囲で子育てをしていると考えれば、言いたいけど言えないというジレンマから解放されるでしょう」

■きょうだいの不幸は蜜の味

私が姉より先に妊娠・結婚した際は、姉から呪いのようなメールや手紙がきたり、私が離婚した際は妙にうれしそうで、優しくなったり。私が傷ついていることを、姉は考えたこともなさそうに見えます。

LEEメンバー・じゅんこさん

藤野先生アドバイス 姉妹関係なのか、自分の心なのか、大事にしたいことの優先順位をつけよう

「『なさそうに見える』とのことで、本当にお姉さんは傷つけていることに無自覚な可能性もあるので、まずはつらいと伝えて。わかってやっているなら、そういう人と付き合い続ける必要があるのか。守りたいのは姉妹関係なのか、自分の心なのか、優先順位を明確に」

■️自己中心的な兄とこの先うまくやれるのか

兄は仕事にかこつけて親戚の集まりなど最低限しか参加しません。家族のことも考えず自分のことばかり主張するこんな兄と、今後、母の介護問題などを話し合わなければならないのか……。

LEEメンバー・ホノルルさん

藤野先生アドバイス お兄さんの境界線も尊重しつつこちらの境界線を示すのが大事

「最低限参加しているなら、それがお兄さんの境界線。お兄さんは『参加できない日に集まりが設定されている』と思っているかもしれません。そこをすり合わせたうえで『参加しないならこちらの決定に合わせてもらう』と伝えるという、二段階が必要ですね」

親族に対して

■小姑たちの不愉快なマウンティング

義姉妹は、会うたびになにかとマウントを取ろうとしてきます。私の実家のことへの口出しから、私と夫のこと、子どもの成績等……こちらは普通に付き合いたいのに、見下されているようでつらいです。

LEEメンバー・リリーさん

藤野先生アドバイス 大切にしたいことが違うとわかれば見下されていると感じなくなります

「同じ土俵に乗って戦うことに意識が向いてしまうと、モヤモヤが募ります。子どもの健やかな成長なのか、家族が仲よく暮らすことなのか、自分が大事にしたいことをまずは明確に。義姉妹たちとは大切にしていることが違う、と思えれば、気にならなくなりますよ」

■困ったアルハラ親族

夫の実家はお酒が強く、集まりで飲む人が多いです。結婚式の際、初対面の義叔母に「お酒が飲めないと嫁として認められないよ!」と無理やりお酒をすすめられました。その後も「長男の嫁は男児を産め!」など、「何時代の方ですか?」という発言が多く、非常に面倒です。

LEEメンバー・coccoさん

藤野先生アドバイス 境界線をはっきり示したほうが強情な相手とはうまくいくことも

「気まずくなりたくない、という気持ちであれば、『肝臓を壊していて』など上手にウソを活用しても。でも、グイグイ押し込んでくる相手は、こちらが強く出ても意外とケロッとしていることも多いもの。境界線を示すほうが、お互いに気持ちよく付き合える場合も」

困ったアルハラ親族

■価値観の押しつけに辟易してます

親族で集まった際、子どもが夜寝てくれなくて寝不足で大変だという話をしたとき、伯父に「それが母親の仕事やないか! 頑張れ!」と活を入れられた。育児のつらい部分を当然のように母親だけに押しつける発言に腹が立ちました。

LEEメンバー・ショコラさん

固定観念にとらわれていて、私の服装や発言に嫌味を言ってくる高齢の親戚。年代も好みも違うので納得し合うことはないとわかっていても、会うたびに言われると不機嫌な対応をしてしまいます。

LEEメンバー・ゆうこさん

藤野先生アドバイス 今の時代を知らないだけかも。情報をアップデートしてあげて

「ご高齢の方々は自分たちの時代から情報が更新されていないだけで、言うことを聞かせようという意図はないと思います。ここでも〝感情〞と〝事実〞を分け、感情は交えず『今はそういう時代ではありません』と事実を教えてあげれば、気まずくならないのでは」

価値観の押しつけに辟易

Staff Credit

まんが・イラストレーション/たぬポンド 取材・文/遊佐信子
こちらは2026年LEE1・2月合併号(12/5発売)「「バウンダリー」の考え方で、親族ストレスからラクになる」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。

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