スターのタカラモノ —輝くタカラジェンヌにインタビュー【SPECIAL】
【月組・風間柚乃さん】タカラモノは「心を動かす、すべてのトキメキ」【宝塚スターインタビュー】
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スターのタカラモノ —輝くタカラジェンヌにインタビュー
2025.12.11
宝塚歌劇団男役スターが登場する人気連載の第3弾、「スターのタカラモノ —輝くタカラジェンヌにインタビュー」がスタート!
LEE2026年1・2月合併号にインタビュー(P.124〜・カラー4ページ)が掲載されている宝塚歌劇団月組・風間柚乃さん。LEEwebでは本誌未公開の写真&未収録コメントをお届けします!

宝塚スターインタビュー
月組 風間柚乃さん

Yuno Kazama・Profile
2014年、宝塚歌劇団に入団。月組に配属される。早くからその存在感に注目が集まり、2度の新人公演主演、バウホール主演、東上公演初主演も経験。ここ数年は幅広い役を演じながら、さらに実力を蓄えている。
風間柚乃さんのタカラモノ
心を動かす、すべてのトキメキ
Yuno Kazama
最近、私の心をときめかせてくれるものといえば、ちなつさん(月組トップスター・鳳月杏さん)の笑顔です。ちなつさんは、言葉数はそんなに多くはないけれど、いつも包み込むような優しい眼差しで私達を見守ってくださるのですが。先日、フィナーレのとき、私がちなつさんを見つめていたら、パッと振り返ってニコッと微笑んでくださって。あのときは、ドキッと胸が高鳴りました(笑)。
日々の生活の中で私はたくさんのトキメキに出会います。それは「美しいな」「素敵だな」だったり、喜びや感動だったり、「切ないな」「寂しいな」なんてエモーショナルなものだったり、本当に様々なのですが。小さな心の機微にも耳を澄ませて、それを自分の引き出しに入れるようにしているんです。

お芝居は無機質なものを“本物”に見せる作業でもあります。コップの中に水がなくても飲んでいるように見せなくちゃいけなかったり、自分自身のものではない喜びや悲しみを舞台の上に描き出さなければいけなかったり。だからこそ、“感じること”や“心の動き”を敏感に捉えることのできる自分でありたい。
先日、一人で東京の街を歩いているとき、薄曇りの夜空の中でぼんやりと赤く輝く東京タワーを見て、思わず「カッコイイ~!」とつぶやいた自分がいて。我ながら「中学生男子みたいだな」と思ってしまったのですが(笑)。それもまた、私らしくていいのかな、と。子供のようにあっちへこっちへと反応する心に、「大人だから」と蓋をしたりしないで、いつまでも素直に反応できる自分でいたいですね。

NEXT STAGES
ミュージカル
『侍タイムスリッパー』

幕末の会津藩士が現代にタイムスリップ。時代劇の“斬られ役”として生きることに……。主演:鳳月杏、天紫珠李
東京国際フォーラム ホールC
2026年1月9日〜1月20日
東京建物 Brillia HALL 箕面(箕面市立文化芸能劇場)
2026年1月28日〜2月5日
三国志炎戯
『RYOFU』
Amazing Fantasy
『水晶宮殿(クリスタルパレス)』
史上最強の武将・呂布奉先と、中国四大美人のひとりである貂蝉との因果な愛憎を描く、血と愛と罪が華やかに燃え上がるピカレスクロマン。主演:鳳月杏、天紫珠李
宝塚大劇場
2026年4月4日〜5月17日
東京宝塚劇場
2026年6月6日〜7月19日
Staff Credit
撮影/菊地泰久(vale.) ヘア&メイク/赤松絵利(esper.) スタイリスト/村山佳世子 取材・文/石井美輪
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