Vol. #
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生活雑貨メーカー「マーナ」をご存じですか？ 「マーナ」という名前にピンとこなくても、「Shupatto（シュパット）」や「おさかなスポンジ」と聞けば、「あ、それ持ってる！」という方も多いのではないでしょうか。今回は、東京・浅草にあるマーナ本社のショールームにお邪魔して、暮らしをちょっと楽しくしてくれるアイテムたちをたっぷり見せていただきました。
創業150年超。浅草の静かな通りにある“暮らしのアイデア工房”
マーナの創業はなんと1872年。新潟・長岡でブラシやハケの製造から始まり、二代目が東京・浅草に移って「名児耶刷毛製作所」としてスタートしたそうです。今も本社は浅草にあり、静かな通りに佇む建物の中には、暮らしの“ちょっとした不便”を見逃さないアイデアがぎゅっと詰まっていました。
企業理念は「Design for Smile 暮らしを、いいほうへ。」──この言葉、まさにマーナの製品そのものを表しているなあと感じます。
「Shupatto（シュパット）」は今年で10周年！
ショールームに入ってまず目を引いたのが、「Shupatto（シュパット）」のコーナー。両端を引っ張るだけで“シュパッ”とたためる、あの快感。実はこの11月で発売から10周年を迎えたそうで、カラフルなモデルがずらりと並ぶ様子は、まるで小さなミュージアムのようでした。
サイズやデザインも今では本当に豊富で、パッケージもコンパクト。ギフトにもぴったりな可愛さです。さらに、あの“シュパッと”のアイデアを応用した「シュパットアンブレラ」も登場していて、一気にたためる傘はこれまた便利！ UVカット機能付きのものもあるので、来年の夏にはこれを購入したいとひそかに思ったりしています。
キッチンまわりのアイデアがすごい！“使う人目線”の工夫に感動
マーナといえば、やっぱりキッチン用品。たとえば「うつわにもなる保存容器」は、フタをしたまま電子レンジOKに入れられ、すくいやすいカーブ、洗いやすい形状と、使う人の気持ちに寄り添った工夫が満載です。しかもこだわりの素材で、まるでガラスの食器のような透明感がありながら、持ってみるととても軽いというのがいいんですよね。保存から食卓、片付けまで、すべてを見越してデザインされていることを実感させられる名品です。
「滑りにくいまな板」は、ストーン調のダークグレーがとてもおしゃれで、トマトを切ってそのまま食卓に出してもサマになるデザイン。お漬物やチーズにもよさそうですし、もちろん普通に食材の下ごしらえのためのまな板としても、木のようなしっとり感があるので滑らずに安心してつかえます。
そのほか、「つかみやすいトング」は分解して収納できるというアイデアに、思わず「なるほど！」と声が出ました。さらに、「ゴミを入れやすいポリ袋ホルダー」は、使うときはパッと開いて、使わないときはパタンとたためる優れもの。お米のプロと開発した（全米販・お米マイスター共同企画）という「極」シリーズも、計量カップや保存袋など、細部まで“お米愛”が詰まっていて、見ているだけで楽しくなります。実はこちらの「極」シリーズのアイテムは、取材後にオンラインサイトで３つほど購入してしまいました。特に取っ手がついた計量カップや、炊き立てのごはんをほぐしやすいしゃもじは大のお気に入りになっています。
キッチンを飛び出して、暮らしのあちこちに広がるマーナの提案
最近では、キッチン以外のアイテムもどんどん進化中。たとえば「Daily ウォーターボトル」は、ひとひねりで開け閉めできて、すぐ飲める手軽さが魅力。4色展開で、色選びも楽しいんです。
洗濯やお風呂まわりでは、「収納しやすいお風呂のスリッパ」や「ランドリーバスケット」など、生活感を上手に隠してくれるアイテムが充実。見た目だけでなく、収納のことまで考えられているのが素敵です。
玄関まわりには、足で踏むだけでドアを固定でき、軽く押すと解除できる「ドアストッパー」も。社長さんのひとことで開発が始まったものの、完成までにかなりの年月がかかったというだけあって生活者に寄り添った素晴らしい仕上がりだなと思いました。
そして最後にご紹介したいのが、「えほんライト」。ぬいぐるみにつけてほんのり照らしてくれるやさしい光は、子どもとの夜の時間をちょっと特別にしてくれそう。広報の方から「実はこれ、大人の方の夜のくつろぎの時間にもぴったりなんですよ」と聞いて、私も欲しくなりました。消し忘れても30分で自動消灯してくれる機能もいいですよね。パッケージも可愛くて、プレゼントにもぴったりです。
DATA
- ブランド：マーナ
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