【“小さく飾る”クリスマス】インテリアスタイリスト・岩佐知布由さんが教える、手軽にできるディスプレイアイデア

棚の一角や食卓にちょっとした工夫をするだけで、気持ちが華やぐホリデー感を楽しめます。忙しい年末年始でもさっと手軽にできるディスプレイとテーブルコーディネートのアイデアを、2人のプロに教わりました！

INTERIOR decoration

ディスプレイを教えてくれたのは岩佐知布由さん

ディスプレイ達人が提案！

岩佐知布由さん

インテリアスタイリスト

広告やカタログなどでコーディネートを担当。DIYでの快適な暮らしも提案。

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モミの枝や小さな飾りを合わせてコーナーごとに季節感を楽しんで

年末が近づくと忙しさに拍車がかかり「飾りたい気持ちはあるけれど、大きなツリーを組み立てるのが実はしんどい」という声も……。そこで今年は、出すのも片づけるのも手軽でセンスもいい、ささやかなクリスマス飾りはいかが？　「最近は雑貨店でも小さな飾りが豊富です。大がかりなものではなく、いつもの空間に小物をプラスして気軽に楽しんでください」（岩佐さん）。

・ クリスマス感のある絵柄のマグカップを花瓶に
・ 小さなツリーのオブジェを置く
・ オーナメントを吊るさずに置く
・ ガラスドームに松ぼっくりを

「大きなクリスマスツリーを組み立てなくても、高さ20㎝程度のミニツリーを棚に置くだけで、季節感が高まります。隣には松ぼっくりを入れたガラスドームを並べ、手前にオーナメントを。クリスマス柄のマグカップは花瓶代わりに。高低差をつけたり前後に配置したり、小物をバランスよく飾ることで印象的なコーナーに。光るツリーのほかに、LEDライトを添えるなどしてほんのり明るい光を加えるのもおすすめです」（以下、岩佐さん）

リビングやろう下などの飾り棚は〝小さく飾る〞絶好のスポット。「ガラス作家、関野亮さんの作品やイッタラのものなど、ガラスのオーナメントを主役にしてみました。ケーキ台に置いたり、好みの長さにカットしたモミの枝（下写真）に添えたりするだけでも素敵です。また、背後にシックな赤色の抽象的なアートを立てかけて、大人なムードに」

ツタのリースに真鍮の飾りを巻いて

「来客があるとき、出迎える玄関からクリスマスムードを盛り上げたいですよね。どんな玄関でもなじみやすいのは、シンプルなリース。花屋さんや雑貨店で手に入れやすいツタをリースにして、真鍮のガーランドを巻きつけました。軽くて落下しても安心、陽の光や照明で真鍮がきらっと光るのでホリデー感がアップ。家族と手作りするのも楽しいです」

小さな空間にはモミの枝1本でも

コンパクトな玄関でも手軽にムードを出せるのが、ガラスの花器に生けたモミの枝や、ランタン。「モミは枝1〜2本だけでも季節感が出て、目を引きます。玄関以外に書斎や寝室など、狭い空間にも映えますよ。またガラスに天然素材を巻いたイケアのランタンは、ぬくもりを加えてくれるので、ゲストを招き入れる際に火を灯しても素敵です」

シンプルなインテリアには、あえて赤や緑などのクリスマスカラーを入れず、光沢のあるシルバーやマットなグレー、重厚感のあるブラックなどでクリスマスらしさを演出するのもおすすめだそう。「クールなモノトーンスタイルには、ガラスや金属のきらめきをプラスして、ホリデー感をアップ。LEDキャンドルはカーテンのある窓際でも安心して飾れます」

リビングに小物を置くスペースがない場合は、ソファまわりでクリスマスらしさを。「あえてモスグリーンや赤〜オレンジのグラデーションなど、淡いトーンでクリスマスカラーを取り入れてみるのも新鮮です。温かみのある素材感もポイント。また〝ザ・クリスマス〞な絵柄をクッションカバーで取り入れるのも、手軽に楽しめるデコレーションです」