物価高な今だからこそ、見直しが肝心「家計の総決算」で来年はもっと貯まる!
FP豊田さん&LEE100人隊のアイデア大集結
家計のために【2026年始めるといいこと】保険、固定費、住宅ローン…貯蓄を増やしていくために、おすすめなことは?
2025.11.25
物価高な今だからこそ、見直しが肝心
「家計の総決算」で来年はもっと貯まる!

物価高の影響を大きく感じる昨今、節約にも限界があるし、毎日家計簿を続けるのは至難の業……この状況をどう乗り越えたらいいの? そこで注目したいのが「家計の総決算」。年末年始に1年間の家計や資産全体を俯瞰してみれば、来年の貯まりどころ、増やしどころが見えてくるはず!
来年はワクワクする総決算をしたい!
FP豊田さん&LEE100人隊のアイデア大集結
家計のために2026年始めるといいことTips
2026年もしっかり貯蓄を増やしていくために、おすすめなことは? 豊田さんのアドバイスとLEE100人隊が行っていることをご紹介します!
物価高でますます苦しい…家計編
- 子どもの年齢が上がり、教育費も急にUP…。
LEE100人隊No.010 アイコさん
- 収入は増えているはずなのに支出がかさんでお金が全然貯まらない。
LEE100人隊No.023 しーさん
Tips
1
家族でオープンなマネー会議
LEE100人隊No.002 みなっこさん/豊田眞弓さん
「大きな買い物をする際には、家族でマネー会議。『本当に金額に見合っているか』とみんなで話すといろいろなアイデアが出て、家族全員が納得のいく買い物につながります」(LEE100人隊No.002 みなっこさん)。「どんな支出が多いのか、“気づきの共有”が大事。ただし夫婦や親子の間で責めることは禁止です。全員が満足できるよりよいお金の使い方について模索することが、貯まる第一歩です」(豊田さん)
Tips
2
住宅ローンを変動→固定に切り替えるべきか見極める
豊田眞弓さん
「金利が上がってきて、ローンが変動金利の人からは戸惑う声も。今後の金利の動きは読めませんが、返済額が多少上がっても家計として持ちこたえられ、ローンの残債が少ないか期間が短いなら、しばらく変動で様子見を。今後、返済額を安定させたいなら固定金利への切り替えも検討してみて」

Tips
3
費目は細かくせずにざっくりと把握でもOK
豊田眞弓さん
「家計管理というと食費、外食費、日用品費……と細かく分けるのはストレスを感じる人も。そのため、“スーパーで買うもの”“お楽しみ費”などと、ざっくりでもOK。自分のお金の使い方のクセを知るためなので、完璧は求めなくて大丈夫!」
Tips
4
車は所有かカーシェアか、迷ったらお試しを
豊田眞弓さん
「日常的に家族の送迎などがあれば、マイカーのほうが安心感があります。一方で平日の通勤や通学は公共交通がメインで車の利用頻度が低く、週末のレジャーなどで使うだけならば、思いきってカーシェアにするのも手です。迷ったら、数カ月だけでもカーシェア生活を試してみては?」
Tips
5
これまでの1〜2割、支出の予算を上げる覚悟を
LEE100人隊No.052 あおさん
「総決算をして感じることは、やはり物価高の影響が大きくあること。今までの予算内ではやりたいこと、欲しいものが手に入らないので、予算を1~2割上げる予定です。元から心づもりをしておき、ほかに削れるところがないか探します」
Tips
6
家計管理アプリで支出入を見える化する
LEE100人隊No.018 キッキさん
「家計管理アプリに、銀行口座やクレジットカードを登録。キャッシュレス払いをすれば月々の収支を把握できるうえ、カード利用の金額もわかるので便利。口座を複数登録することで、わが家の資産全体の動きもわかるのがいいですね」
マネーフォワード ME
「銀行口座やクレジットカード、電子マネー、証券口座などと連携可。自動で取引データを取り込んで、家計管理をお任せできます」(豊田さん)
OsidOri(オシドリ)
「共働き世帯に人気。夫婦2人の共有画面で家計を管理しつつ、個人用の画面も持てるのでプライバシーを保てる優れものです」(豊田さん)

Tips
7
電子マネーは複数持ち、キャンペーンなどを活用
豊田眞弓さん
「決済方法は複数持ち、各社のお得なサービスやキャンペーンを活用したいところ。高還元・高利便性の1~2種類をメインに、よく行くお店に強い決済方法をサブに使えるとベター。期間限定ポイントを無駄にしたことがある決済方法は使わないなど、一度見直しを」

Tips
8
意外と侮れない「固定費」。サブスクは上限額を決める
LEE100人隊TB かおりんさん
「固定費の節約は、一度頑張ると効果が毎月続くのでやる価値あり。スマホ代はプランを時々見直して、今の使い方に合ったものに更新を。また、つい増えてしまうサブスクは、毎月使える金額の上限を決めて、それを死守しています」
Tips
9
見落としがちな保険の過剰加入を確認
豊田眞弓さん
「健康保険には高額療養費制度があり、一般的な年収なら医療費の自己負担は月9万円ほどが上限に。健康保険によってはさらに付加給付があり、上限額が月2万円ほどのことも。それなら民間の医療保険は不要かも。また、保障内容が重複していないか、加入中の保険をすべてチェックして」
Staff Credit
イラストレーション/カラシソエル 取材・文/西山美紀
こちらは2025年LEE12月号(11/7発売)「物価高な今だからこそ、見直しが肝心「家計の総決算」で来年はもっと貯まる!」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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