福を招く【84kichiさん流「拭く活」の基本】何時から、どんな順番で？LEE編集部カベ子が２週間チャレンジしたらどうなった？

大掃除の代わりに、始めてみませんか?

心まで一掃！ 福を招く「拭く活」

シンプルな拭き掃除で空間と心を整える「拭く活」が、いま話題。どこからどう始めればいい？　福がやってくるって本当？　大掃除が気になり始めるこの季節、提唱者や実践者の声をヒントに取り組んで、気持ちよく2026年を迎えましょう！

「拭く活」って？

Instagramなどで暮らしの発信を行う、84kichiさんが考案した、拭き掃除によって空間と心を整える活動。毎朝、ふきん1枚を手に、家中を静かに拭いていく84kichiさんのSNS投稿が広まり、LEE周辺でも取り入れ始める人が増えています！

84kichiさん流「拭く活」の基本

「ここ1年ほど使っているのは、『びわこふきん』。吸水力があって気に入っています。でも、道具は何でも大丈夫。家にあるもので始めて、好みに合わせていろいろ試してみるのがいいと思います」

「う～ん……特に思いつかないということは、大したことは考えていないんでしょうね（笑）。音楽や音声配信を流しながら拭いていたこともありますが、今は無音で体を動かすことに集中している感じ」

「掃除機は、キャンプグッズから砂が出てきたり、ガラスを割ったりしたときのために、一応家に置いてあるんですが、ほぼ使ってない状況。わが家では、掃除機は簡易的なもので十分になりました」

何時から、どんな順番で？ 1日の流れを大公開！

84kichiさんの「拭く活」ルーティンに密着

毎日、朝の起床後に約15分間、夜の帰宅後に約10分間の「拭く活」をしている84kichiさん。その模様をご本人の解説とともに紹介します！

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●4:45頃 起床

妻を起こさないように動き出し、パッと身支度

15分間、朝の「拭く活」

●5:00頃

＼顔を洗ってすぐに開始！／

＠洗面所

「洗顔後、そのまま洗面所から『拭く活』スタート。最初にシンクや洗面台、続いて洗濯機や周辺の棚を。タオルや日用品などは、ステンレスのかごに収納しているので、それを片手で持ち上げながら拭いていきます」

軽く拭くだけで
＼コンロもピカピカの状態をキープ／

＠キッチン

「キッチンに移動したら、冷蔵庫→背面収納→シンク→コンロ→ドアの周り→カウンター→照明、と進みます。コンロも、毎日、五徳を外してピカピカに。常にキレイだと料理後の汚れが目立つので、すぐに拭きたくなるんです（笑）」

＠リビング

「そのままリビングへ移動し、まずはテーブル。その後、照明やチェスト、ソファの脚へと続きます。歩きながら、窓枠や湯沸かしパネルの側面もサッと。日々拭いているとホコリがたまらないので、ふきんの汚れも気になりません」

＠玄関

「ウォークスルークローゼットの棚を拭きながら寝室へ抜け、出窓やドアの周りもひと拭きして、玄関へ。トレイや靴を持ち上げながら棚を拭いて完了です。各スペースにかかる時間は5分弱」

●5:15頃 拭き終えたら癒しのコーヒータイム

大好きなコーヒーを
＼いれて至福のひとときを／

「『拭く活』を終えたら、コーヒーをいれるのが、毎朝の楽しみ。すべてを拭き終わり、キレイになった家で飲む一杯は格別です！」

●19:30頃 帰宅

帰宅してすぐ！ 10分間、夜の「拭く活」

「仕事から帰ったら、まず『拭く活』。使い捨てのフローリング用シートを使って、床の拭き掃除をするだけ。先に拭いてから休むほうがリラックスできるんです」

●20:00頃 フリータイム

「夜の『拭く活』でスッキリした後は、〝活字タイム〞。のんびりと、本を読んだり、その日あったことをノートに書いたりしています」

●22:00頃 就寝

翌朝の「拭く活」のためにも早めにベッドへ！

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ズボラエディター カベ子が心の余白を求めて

「拭く活」で本当に福は来るのか２週間チャレンジ！

素敵な暮らしの３名の後で……片付けも掃除も苦手・ドタバタ社会人２年目・独身一人暮らし20代でも、「拭く活」はできるのかを検証。福を招くため、いざスタートです！

気分が上がるふきんを購入！

「拭く活」を始める際、84kichiさんに「ふきんは各々の好みでOK。大事なのは拭く気持ちがあるかないか、それだけだ！」と活を入れていただきました。まずはふきんに手が伸びるよう、ポップな「きんぎょがにげた」柄を。

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早速、拭きづらい箇所を発見

きんぎょはにげても私はにげない。かわいいふきんのおかげで、1週間なんとか継続成功。続けやすいよう、拭く場所はキッチンまわりに絞ることに。ただ、毎回ストレスなのが、いつの間にか増えていた調味料たち……。

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人生初のスパイスラック

「拭く活」をスムーズに進めるため、一人暮らし歴6年目で、初めてキッチンまわりの収納グッズを購入。ラックを持ち上げずとも拭けるよう、下にスペースがある商品を。自分の工夫で気持ちよく掃除ができることに感動。

私に来た“福”は、自己肯定感が上がったこと

2週間続けて「拭く活」は〝目を背けていたことに向き合う時間〞だと気づきました。〝なんとなく置きっぱなし〞のものの居場所を決め、手は届くけれど掃除していなかった箇所を拭く。そのたび、自分の弱さを一つずつ解消している感覚に。「なんでここキレイなんだっけ？　私が拭いたからだ！」と部屋のホコリは減り、自分のことは誇らしく。続けるほど、強い自分になれそうです。

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