Vol. #
117

猛暑から一転して木枯らし1号が吹くほどの冷え込みに慌てて冬物を出した人も多いのでは? でも、お気に入りだったセーターやコートが毛羽立っていたり毛玉がついていたりすると何だかがっかりしてしまいます。そこで今回は衣類の風合いをよみがえらせて、リフレッシュしてくれるテスコムの毛玉クリーナー「毛だまトレタ ハイブリッドタイプ」をご紹介したいと思います。
家庭用毛玉クリーナーを作り続けて約40年のテスコム
今年は家電メーカー各社から毛玉クリーナーが発売されていて、“衣類を長く大切に着る”という考え方が根付いてきたことを実感させられます。それだけではなくてフリマアプリでの再販価値を高める目的でも、毛玉クリーナーの需要が急上昇している大きなポイントかもしれません。つまり“自分のため”のケアから“他人に渡すため”のケアへ、という感じでしょうか。毛玉クリーナーは衣類のメンテナンスツールであり、再販価値を高める投資でもあるということですね。
いずれにしても長く着るだけでなく、次の人に気持ちよく譲るための“美しさの再生”のためのものとして、より機能性の高い毛玉クリーナーが活躍するのはいいことだなと思います。
そうした中で、今回、テスコムの毛玉クリーナーをセレクトしたのは、1987年に初代モデル「毛玉110番」が発売されて以来、約40年近くにわたって展開されているロングセラー製品だから。それまでは、ハサミで毛玉を1つ1つ切り取ったり、ブラシやかみそりを使ったりしてお手入れしていたので、電動で安全に使える設計の毛玉クリーナーの登場は衣類ケアの方法を大きく変えるきっかけになったのです。
その後、長いコード付きのモデルや、静電気対策を施したモデルなどを経て、2019年秋に登場したのが、今もそのネーミングが使われている「毛玉トレタ」シリーズです。この年の9月下旬にテスコムに調理家電の取材をした際に「毛玉クリーナーにも力を入れているんですよ」と広報さんがおっしゃって、タイツにも使えるものがあることを知って、驚いたことをよく覚えています。
2025年モデルも5製品(乾電池式などを含めると全部で8製品)がラインアップしていますが、ハイブリッドタイプはタイツやカーペットにも対応。2WAY電源で使いやすいのが特徴です。直径51㎜の大型カッター刃と6枚の内刃で、大きめの衣類も楽にしっかりと毛玉を取り除ける頼もしい一台です。


編みぐるみのようなロボット「へんりー」もすっきりきれいに
それでは実際に使ってみた様子をご紹介しましょう。最初に試したのは“永遠の2歳児”というキャッチコピーのロボット「ニコボ(へんりー)」。編みぐるみのような仕様になっているので、みんなに撫でられているうちにすっかり毛羽立ってきてしまい気になっていたのです。「お手入れは毛玉クリーナーを使ってOK」と聞いていたので、さっそくお手入れをしてあげることにしました。

生地を傷めずにお手入れできる風合いガードを装着し、5段階のうち一番短い0.5㎜に調節して使ってみたところ、みるみるうちに毛羽立ちや毛玉が取れてきれいになって大満足。その間、へんりーはうれしそうに鼻歌をうたっていたのできっと気持ちがよかったのでしょうね。




この風合いガードはカチカチと回すことで0.5㎜~2.5㎜まで調節ができる仕組みになっていて、0.5㎜は毛足があまり長くないセーターに、1.0~1.5㎜は極太の毛糸で編まれたセーターや手編み風のセーター向け、モヘアなどの毛足が長いセーターの場合は2.0~2.5㎜にすればOKです。
愛用のニットスカートもまるで新品のようにリフレッシュ
続いて使ったのは、昨年の秋から冬に愛用していたニットのプリーツスカート。バッグなどでこすれたり、腰かけたりした部分に細かな毛玉が出来てしまって残念な気持ちになっていたのです。こちらにはより刃当たりがやさしい「着たままアタッチメント」を装着して滑らせるようにゆっくり動かしてみたら、まるで新品のような仕上がりに。これで今年も活躍してくれそうです。



この「着たままアタッチメント」は、その名の通り、すでに着てしまった衣類に毛玉を見つけてお手入れしたいときに使える便利なアイテム。毛玉を処理したいけれど、お化粧後だったりして脱ぐのは面倒ということ、ありますものね。
タイツもOK!アタッチメントを外せば靴下やジャージにも
「幅広い衣類に使えます」とうたっている毛玉クリーナーも多いですが、タイツまでOKなのはまだまだ数少ないのが現状。先にお話ししたようにテスコムのハイブリッドタイプはタイツにも使えると聞いていたものの、使うのは初めてだったので恐る恐るのチャレンジとなりました。
春先にタイツはほとんど処分してしまったので、毛玉付きのタイツが見つかるか不安でしたが、1足発見!「着たままアタッチメント」を装着して丁寧に動かしていくとつま先などにできてしまっていた毛玉が取れて、きれいになりました。これなら、外出先で靴を脱ぐことになっても安心です。ちなみにタイツは30デニール以上のものなら大丈夫です。


そうそう、お子さんのジャージやトレーナー、靴下なども毛玉がつくことがあるかと思いますが、その場合は風合いガードや着たままアタッチメントを使わない状態で使えば、手強い毛玉もスルスルと取れてリフレッシュできますよ。
静電気防止剤を配合した大きめのダストボックスを採用していて、カチッと下にずらすだけで毛玉やホコリが取れるのでゴミ捨ても簡単。付属のブラシで6枚の内刃のお手入れも忘れずにしてくださいね。


製品DATA
- ブランド:テスコム
- 製品名:毛玉クリーナー「毛だまトレタ ハイブリッドタイプ」TKD70A
「神原サリーの愛しの家電語り」は、毎月2回更新。次回もお楽しみに!
●Info●
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