【自分でできる「腸もみ」】便秘ぎみの人や不安が強い人に！もんで副交感神経のスイッチON

いつも疲れている、動悸がしたり息苦しい、おなかの調子もよくない……。忙しさやストレスで心身の調子を崩しやすいのは自律神経の乱れが原因かも。張り詰めてガチガチになった心と体を意識的に〝ゆるめる〞ことで、毎日がもっと軽やかに！

便秘ぎみの人や不安が強い人は、腸を活性化させる腸もみを。もんで気持ちよさを感じると、副交感神経優位にスイッチング！

教えてくれたのは

真野わかさん

MANO WAKA

セラピスト

養腸家。（一社）養腸Brew理事、日本養腸セラピー協会会長。一般の方への腸セラピーをはじめ、腸もみセラピスト育成、講演やメディア出演など多方面で活躍。

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外側から小腸・大腸をもんで副交感神経のスイッチON

「腸は、交感神経優位のときには働きが抑制され、副交感神経優位になると活発に働くという特性が。本来はそれが自然なリズムで訪れるのがベストですが、忙しく時間に追われぎみのLEE世代は交感神経優位な状態が続きがち。外側から腸をもむことで気持ちよさを感じられると、副交感神経のスイッチが入るので、ぜひ腸もみを習慣にしてみてください。また、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの多くは腸で作られるため、腸が心地よく動くとメンタルの安定も期待できます。ただし、妊娠中の方やその可能性がある方は、おなかを優しくなでる程度にしましょう」

基本の小腸もみ

小腸は食べ物の栄養分を吸収する場所。リンパが集まる部分でもあるので、活性化するとむくみ解消にも効果あり。

＼ 使うのは手のひらのこの部分 ／

＼ 使うのは手のひらのこの部分 ／

大腸もみ

1～4の順に、指ではさんでもんで大腸を刺激。4は便が出る前の最終コーナーでたまりやすい場所なので、念入りに。

Point

便が動く方向を意識して行うと効果的！

「水分」と「姿勢」にも注意

「腸の働きをととのえるには普段の生活習慣も大事。コーヒーや紅茶は利尿作用が大きく、便通の改善に効果が薄いため、水かハーブティーなどをメインに飲みましょう。また座るときに姿勢が悪いと、骨盤が後傾して腸を圧迫し、働きを低下させます。座骨を立てる意識で座るようにするといいですね」

家事に育児に仕事に、慌ただしい毎日を送る読者の4人が「呼吸法」「セルフタッチ」「腸もみ」「簡単ストレッチ」の4つのメソッドを1週間お試し！

ゆるめる技術「腸もみ」にトライ！

「腸もみ」で心と体が軽～く♪

No.083 inaさん

inaさんの悩み…

「PCを長時間使う仕事のため、首肩こり、頭痛があり、頭痛薬を飲むことによる胃腸の不調もありました。便秘やむくみもあり、生理前になると気分の落ち込みが激しく、普段はスルーできるようなことでも、過去にさかのぼって落ち込んでしまうことが。ベッドに入っても3時間寝つけないこともあります」

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ゆるめる技術を試してみたら…

特に小腸もみがリラックス＆むくみ取りに効果絶大！

「大腸もみは朝に、小腸もみは入浴中や夜寝る前の時間帯で行いました。特に小腸もみは、リズムと呼吸を大事にしながら実践。深いゆっくりとした呼吸と小腸もみとあわせて実施することで、よりリラックスできたように感じます。1週間後に体重を量ったら、食事制限していないのに1.5㎏も減っていてビックリ！　よほどむくみがひどかったのだな……と実感しました。即効性があり、体も心も軽くなれるので、今後も続けたい！」