2025秋【ローファーがカジュアル派にいい理由】名品から高機能アイテムまで!スニーカー並みの楽さとパンプス級のきちんと感を両立
2025.11.06
長く愛せる名品から、気軽に履ける進化系まで
スニーカーじゃない日、私たちは「ローファー」一択!

仕事や子どもの学校行事など、きちんと感が必要なシーンはもちろん、いつものカジュアルに上品さを足したいときにも活躍するローファー。端正なルックスでいて履き心地が楽なのも、ヒール慣れしていないスニーカー派の〝次の一足〞として最適です。さらにトラッドやクラシカルがトレンドの今季は、簡単に今どき感が醸せるといいこと尽くし! いよいよ秋本番、お気に入りのローファーと一緒におしゃれを楽しみませんか?
この秋、ローファーがカジュアル派にいい理由
スニーカー並みの楽ちんさとパンプス級のきちんと感を両立
実は素材や色、デザインが豊富。自分に合う一足が必ず見つかる!
トレンドにフィットしつつ、ベーシックとして長く愛せる
大人に必要な上品さ、コーデの格上げ力、今っぽさ。ローファーならすべてを託せる!

いつもならスニーカーを合わせていたスポーティ&トラッドなカジュアルMIXも、上質な黒ローファーを投入すればたちまち〝大人らしさ〞が急上昇! コーデ全体で見るとほんのわずかな面積なのに絶大な効果を感じられるのも、ローファーのすごいところ。
手入れをしながら、長く、大切に履いていきたい
憧れブランドの「名作ローファー」を、今こそ!
歴史と伝統、そしてクラフトマンシップが息づく、妥協のないものづくりから生まれた老舗のマスターピースたち。履いた瞬間から唯一無二の気品が備わり、履き込むほどに自分のスタイルになじんでいく──。そんな魅力あふれる4足をご紹介。

Church’s【チャーチ】
ペニーローファーを現代的にアレンジした話題の新作『オニキス』

起源はなんと400年以上前の1617年。靴産業の盛んなイギリスのノーサンプトンでアンソニー・チャーチが手作りで靴を製作したことから始まり、2世紀を経た1873年、ひ孫のトーマスによって創業されたチャーチ。そんな英国トラッドの老舗からセレクトしたのは最新作の『オニキス』。やや細身のシルエットに繊細なブローグ(穴飾り)が引き立つデザインが、足元をモダンかつエレガントに映します。
J.M. WESTON【ジェイエムウエストン】
1946年から変わらぬ姿で世界中から愛され続ける『シグニチャーローファー #180』

1891年、古くから革なめしや革加工にゆかりのあるフランス・リモージュ地方で創業。牛革の最高峰と称される、ブラックボックスカーフを用いた『シグニチャーローファー #180』の誕生は1946年。伝統的なグッドイヤーウェルト製法を採用し、自社工場の職人により約150もの手作業を経て完成するローファーは、シンプルでいてとびきり優美。〝永遠のアイコンモデル〞という名にふさわしい逸品です。
Paraboot【パラブーツ】
フレンチエレガンスと無骨さが調和する『オルセーティ』

1908年、フランスの小さな村にある靴工房で、靴革裁断師をしていたレミー・リシャール・ポンヴェールが立ち上げたパラブーツ。ラバーソールを世界で唯一自社工場で製造していることでも有名で、雨や雪に強く、優れた防滑性を発揮すると評判。人気定番の『オルセーティ』は、ビットローファーのエレガントさと無骨さ、そしてボリューム感がいいバランスに着地した一足。カジュアル派も気負いなく履きこなせます。
SANDERS【サンダース】
着用感と扱いやすさにもこだわったロングセラー『BUTT SEAM LOAFER』

ウィリアムとトーマスのサンダース兄弟により、1873年に靴の聖地・イギリスのノーサンプトンで誕生。2枚の革を突き合わせて縫い上げることから由来する『BUTT SEAM LOAFER』は、メンズっぽい重厚感が印象的なモデル。オーセンティックなデザインながら、傷や汚れがつきにくいポリッシュレザーや、衝撃吸収性に優れ、履く人の体温でフィット感が向上するインソールなど、細部にまでこだわりが光ります。
日本が誇る老舗と人気ブランドがタッグ!
差がつく足元は「HARUTA別注」におまかせ
例年以上に盛り上がりを見せているのが、創業100年以上の歴史を持つ老舗革靴メーカー・ハルタと、アパレルブランドの別注モデル。ハルタならではの品質&履き心地のよさはそのままに、各ブランドの〝らしさ〞を加味したデザインは、注目を集めること請け合いです!

日本で初めてローファーを製造した
\ 国民的シューズブランド /
HARUTAとは?
1917年に東京都荒川区にて春田製靴店を開業し、製造販売をスタート。日本初となる婦人用ローファーが誕生したのは1956年。製造はすべて日本国内の自社工場で行い、高品質かつリーズナブルな革靴を発信しています。
×ELENDEEK【エレンディーク】
〝暑い秋冬〞に活躍するクリーンなホワイトは、スタイルアップも期待大!

〝暑くても秋冬感を演出できる旬靴〞をテーマに初別注。ハンサムな白と自然なスタイルアップができる3.2cmの厚底ソールが、重たげになりがちなコーデのアクセントに◎。
×URBAN RESEARCH DOORS【アーバンリサーチ ドアーズ】
存在感があるのにすっきり大人っぽい小粋なキルトデザイン

ケアしやすく、雨にも比較的強いハルタ独自のガラスレザーを使用。フロントに飾ったキルトは足がすっきり見えるよう長めに設定し、ベルトやエプロンの白ステッチで洒落たメリハリ感も!
×FREAK’S STORE【フリークス ストア】
人気定番のフォルムをブラウンスエードで旬感たっぷりに!

トレンドとしても注目されるローファーを、愛着と信頼あるハルタで作りたいという思いから実現。定番の木型を使用したビット付きのブラウンスエードは、安心感と新鮮さがいいバランス。吸湿性に優れ、サラッとした履き心地の豚革のライニングもこだわりです。
×COHINA【コヒナ】
サイズが小さくてもシックな足元が叶うこだわりのバイカラー

小柄な女性に向けたウェアを展開するコヒナは、足が小さくても大人見えして、かつ重厚感が出すぎないグレージュ×白の上品配色で別注。サイズも21.5、22、22.5cmと特別な展開。
×LANVIN en Blue【ランバン オン ブルー】
大ぶりなタッセルがエレガントに華やぐ主役顔ブラウン

ボリュームのあるタッセルとキルト、ブランドロゴを模したゴールドカラーのパーツをあしらった、履き映え力満点な一足。キャメル色のライニングで脱いでもおしゃれに。
日常コーデになじんで、格上げ力も抜群
間違いない「コインor ビット」を指名買い!
トレンドも追い風となってさまざまなデザインが揃う今季、私たちの毎日に寄り添ってくれるのは、汎用性の高さと履き映え力のバランスが絶妙なこちらの2タイプ。オンもオフもヘビロテ確実なものだけを集めました!
コーデを引き締める正統派
COIN LOAFER【コインローファー】
対応力の高さNo.1! フェミニンコーデもキレよく仕上がる

普遍的なベーシックさで、学生時代も大人になった今も頼りになるのが正統派のコインローファー。その凛とした佇まいは、フェミニンコーデの引き締め役としても重宝します。

G.H.BASS

ローファーの生みの親として知られるジーエイチバスの代表作『WEEJUNS』。ベーシックなデザインに、赤みを帯びたブラウンがきわだつ一足は、ブラウンブームな今季の気分にもぴったり。
DIANA

美しいコントラストを描く黒×白のバイカラーに、ガラスレザーのリッチなツヤ感。コーデの引き締め役と抜け感を同時に担ってくれる人気定番。
Dessin

厚さ3cmのトラックソールや、ちょっぴり無骨なシルエットで今どきなボリューム感を演出した万能の黒。お手入れが楽な合成皮革で、足裏には優しいクッションインソールをセット。気軽に買える価格もうれしい。
ODETTE É ODILE

アッパーは肌なじみがよく、秋冬らしい温かみも演出できるモカベージュのスエード素材。靴下やタイツ合わせも定番色とはひと味違う小粋さが漂います。
CAMPER

遊び心あるデザインと快適さを兼備したカンペール。ボリュームソールでモードに引き寄せた人気定番『ウォールデン』は、見た目とは裏腹の軽さに加え、屈曲性&グリップ力の高いアウトソール、そして靴内を快適に保つオーソライト社製の高機能インソールなど、細部まで抜かりなし!
ベーシック服が品よく華やぐ
BIT LOAFER【ビットローファー】
さりげなくも華やかなビット付きデザインなら、カジュアルアップも簡単!

足元が品よく華やぐビット付きは、ローファーのシルエットやカラーによって印象がガラッと変化。細身になるほど女性らしく、エレガントなムードがぐんと高まります。

FABIO RUSCONI

エプロン部分(フロントのU字切り替え)をフラットに仕上げ、すっきりとした細身フォルムにビットが引き立つロングセラーモデル。足がきれいに見えると評判で、カジュルボトムの大人化にもひと役!
J&M DAVIDSON

きれいめ派やローファーの学生っぽさが気になる人におすすめなのが、パンプス感覚で履ける3cmヒールのこちら。まろやかなグレージュ×ゴールドカラービットのコンビも素敵!
LE TALON

深みのあるボルドーをまとった、柔らかなスエードで季節感たっぷりに。バブーシュのようにかかとを踏んでも履ける仕様も高ポイント。
AMERICAN HOLIC

キリッとつやめくパテントレザー調のアッパーに、シャープなビットを配したスクエアトゥデザイン。チョコレートのようなブラウンも相まって、お値段以上の高見え力を発揮。
Joli Encore

ジョリー・アンコールは、トレンドを汲んだオンオフ使える靴を発信するABCマートのオリジナルブランド。ほどよく重厚感を持たせた黒ローファーに、やや太めのアンティーク風のビットを合わせた新作は、甘辛MIXや、足元におしゃれな重さを演出したいときにも大活躍。
外出時の“困った!”を救う
最新「テックローファー」
使い勝手のいいベーシックな見た目でいて、実は高機能。そんなうれしいギャップを持つローファーの多さも今季の特徴。天候や予定に左右されず快適さが保てる、LEE的推しはこちら!
こう見えて、
防水
防水機能付きなのに、素材や縫製、履き心地などにレインシューズっぽさを感じさせないのがこの2足。〝雨のち晴れ〞のような不安定な天気にもしっかり対応!

ミネトンカで見つけたのが〝スエード=水に弱い〞というイメージを払拭する、防水・防汚加工を施したコインローファー『メロニー ペニー』。雨の日も水ハネやしみ込みの心配なく履けるなんてうれしい限り!
MINNETONKA

\Variation/
Traditional Weatherwear

アッパーとソールのつなぎ目をなくすことで、防水性と耐久性を強化! レザー見えするPVC素材のクオリティもお見事です。
おうちで
丸洗いOK!
ついにローファーも気軽におうち洗いができる時代へ! ふき取るだけでは落としきれない&履き続けるほどに気になる内側の汚れも、スッキリ一掃できます。

本革ローファーのような重厚感あるルックスでいて、重さ約190gと超軽量の大人気モデル『マジ軽ローファー』。インソールを取り外して隅々まで洗えるから、ムレが気になる秋冬には特にありがたい!
HAWKINS

\Variation/
UNITED ARROWS green label relaxing

足に優しくフィットするニット素材のビット付きデザイン。カップインソールを外して本体と一緒に洗濯ネットに入れ、洗濯機で洗える優れもの!
履き心地、完全
スニーカー
本格ローファーの見た目とスニーカーの快適さがドッキングした、通称〝スニーファー〞。子どもとの外出やたくさん歩く日も、ストレスフリーで乗り切れそう!

足病学に基づき設計された、フットケアウェアを展開するアメリカ発のオーソフィート。撥水機能付きの黒スエードの新作にも、足裏への負担を緩和し、スムーズな歩行を促進する独自のインソールと、足の可動域を高めるアウトソールを搭載。サドルベルトの両端に配した面ファスナーで、フィット感の微調整も可能です。
Ortho feet

\Variation/
CONVERSE

耐久性やグリップ力の高さに定評のある、スケートボードラインの『CS LOAFER Ⅱ SK』。ベージュ×白のスエード素材で、上品見えする点も大人向き。
Staff Credit
撮影/田村昌裕(FREAKS)(人物) 坂田幸一(物) ヘア&メイク/YUMBOU(ilumini.) スタイリスト/徳永千夏 モデル/高山 都 取材・文/鈴木絵美
こちらは2025年LEE11月号(10/7発売)「スニーカーじゃない日、私たちは「ローファー」一択!」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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