今季はバリエーション豊富!
【ニットベストの洗練見え7つのヒント】シャギー、ショート丈etc. 2025秋・大人の着こなしの最適解をレクチャー!
-

浅見れいな
2025.11.03
バリエ豊富な今季だから、重ね方&楽しみ方自在
「袖なし」ニットベストの洗練見え7つのヒント

素材や形によって、その表情が様変わりするのがニットベスト。それぞれに合わせた着こなしの最適解をわかりやすくレクチャー!
Hint_
1
「シャギーベスト」の素材を楽しむなら〝ワントーン〟が近道
まず手に入れたい最注目トレンドといえば、長い毛足が華やかな「シャギー」。素材のインパクトが大きい分、コーデの色数は増やさず、同系色のカットソーやシャツを重ねてトーンを合わせると品よく決まります。
Rouge vif Anna(ルージュ・ヴィフ アンナ)の「シャギーベスト」コーデ

フェザーヤーンのふさふさとしたボリューム感が可愛いニットベストは、同じくベージュのスキンカットソーをレイヤードして落ち着きのある大人の装いへと調整。色落ちしたライトブルーのデニムもよそ行き顔に。
こちらもおすすめ!
SHAGGY VEST「シャギーベスト」

(右)やわらかいショートフェザーの糸にラメを編み込んだ、ほのかな光沢が愛らしい一枚。ゆるっとしたボックスシルエットで、シャツなどの上からも重ね着しやすい。
(左)ゴールドボタンがついたVネックと、衿ぐりが詰まったクルーネック、どちらを前にしても着られる2WAY。自宅洗いOK。
Hint_
2
堅苦しくなくスマートに。“ジャケット顔”した「ボタンつきベスト」
ジャケットライクなきちんと感とニットベストの気さくさを併せ持つ、「ボタンつき」も今季はたくさん。まずは白シャツを重ねて、ジレ感覚で通勤コーデに取り入れるのが王道! 身幅ゆったり、丈も長めだから旬のビッグシャツとも好相性。
EFFE BEAMS(エッフェ ビームス)の「ボタンつきベスト」コーデ

ハリ感のある片畔編みに、レトロ調の大きめボタンが新鮮。パリッとした白シャツ合わせでクリーンに着こなして。
こちらもおすすめ!
BUTTONED VEST「ボタンつきベスト」

(右)腰まわりをすっぽりとカバーしてくれる長め丈は、すっきりとしたIラインコーデを楽しみたいときに最適。サイドスリット入りで横顔まで美しく。
(左)ウールのブークレー糸をループ編みにした、まるでムートンのような暖かさを味わえるベスト。ブラウンのパイピングとエンブレムボタンがトラッド感満点!
Hint_
3
“アクセサリー感覚”で一枚加えるなら「透かし編みベスト」が簡単
風通しよく、最も気軽に重ねられる「メッシュ」。ウールのほかにコットンやリネンなど通年使える素材のものも多く、ジャケットの中などに重ねてムードを変えるのに役立ちます。
DES PRÉS(デ・プレ)の「透かし編みベスト」コーデ

「透かし編み」特有のゆるい編み地が、辛口なモノトーンスタイルにいい意味の〝隙〞と立体感を与えるメッシュベスト。コットンポリエステルを麻のような風合いに編み立てた、さらりとしたペーパーヤーンが肌に心地いい。
Hint_
4
「アーガイルベスト」には気負わないロンTで〝こなれ感〟をレイヤード
レトロなトラッド柄が懐かしく見えてしまわないよう、インナーはシンプルさを極めたロンT合わせがベストバランス。最もカジュアルかつ簡単な重ね着で、あか抜けを目指して!
SHIPS(シップス)の「アーガイルベスト」コーデ

クラシカルなアーガイル柄も、明るいブルーとキャメルの配色ならこんなに新鮮。今っぽい深Vネック×短めの着丈が、重心アップもかなえてくれます。袖長めのロンTで抜け感を加えるのが、都会的に仕上がる秘訣。
Hint_
5
「ショート丈ベスト」は今年のロングシャツと“バランスのいい”相棒
この秋トレンド、ヒップ下までのロング丈シャツはその長さを中和してくれる「ショート丈ベスト」を重ねて〝今〞のバランスに。サイドがあいたタイプならより軽やか!
ADAWAS/EZ(アダワス×イージー)の「ショート丈ベスト」コーデ

ブルーシャツの清潔感を損なわないライトグレーのベストをプラスし、明るい配色できれいめな上半身を作って。やんちゃなレザー調のハーフパンツも、社会性のあるスタイリングに着地します。注目のサイドオープンデザインは、ビッグシャツやドルマンスリーブTなど、袖がワイドなトップスと重ねたいときに便利。
Hint_
6
レースブラウスの“甘さを中和”する旬色「ブラウンベスト」
一枚で着るとちょっぴり甘く感じるブラウスを大人っぽく引き寄せたいときのおすすめが、今季らしい「ブラウン」のベストを足す方法。こっくりとした秋色がくれる落ち着きのおかげでカジュアルの格上げもかないます。
SLOANE(スローン)の「ブラウンベスト」コーデ

ベイカーパンツ×スニーカーの定番コンビを、レースブラウスとブラウンベストの甘辛MIXで秋シフト。ベストを重ねることでレースの見える分量が少なくなり、着やすい糖度になるのも利点。足元の赤で遊び心をひと足し。
Hint_
7
「ビッグシルエットベスト」は〝縦長〟に着こなしてスタイルアップ
オーバーサイズ&長め丈の「ビッグベスト」は、マキシ丈スカートやワイドパンツなどでゆるっとつないでリラックスした縦ラインを作ると好バランス。
marmors(マルモア)の「ビッグシルエットベスト」コーデ

前身頃はケーブル編み、後ろはワッフル編みのざっくりベストに合わせたのは、揺れ感が華やかな余韻を残す花柄のロングフレアスカート。ゆるやかに広がるAラインで、全身をすらりと見せて。
Staff Credit
撮影/魚地武大(TENT)(物) 小嶋洋平(人物) ヘア&メイク/MAKI スタイリスト/高橋美帆 モデル/浅見れいな 取材・原文/栗田瑞穂
こちらは2025年11月号(10/7発売)「ニット新時代がやってきた!」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2025年11月号現在)です。
FASHIONの新着記事
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。
















