＜10月23日～11月21日の運勢／Sayaの星占い＞自分にとっての豊かさとは何なのか、改めて見えてくるとき【今月の12星座運勢「星ごよみ」】

Saya

2025.10.23　更新日：2025.11.21

SUN SIGN IN SCORPIO（太陽がさそり座に）

10月23日に太陽がさそり座へ入ります。さそり座にはすでに行動や戦いの星・火星、思考や伝達の星・水星が入っています。さそり座のエネルギーには没入させるところがあるので、何かを始めると、ふっと意識がもっていかれてしまい、１時間でも２時間でも経っているなんてことがあるのではないでしょうか。太陽はそこに明晰性をもたらしそうです。

ただ、22日には境界を溶かす星・海王星がうお座に戻っています。うお座には現実化とルールの星・土星も戻ってきているので、うお座はうお座で、非日常に気持ちをもっていかれるようなところがある星座。さそり座も、うお座も水のエレメントの星座ですし、そこに5天体も集まっているとなると、感情に支配されることも多そうな気がします。

少し雰囲気が変わるのが29日。水星がいて座に入るため、火の星座らしい楽観性、ポジティブさというものが出てきそうです。11月4日には続いて、火星もいて座に入り、行動が加速しそうですが、今度は逆に、さまざまな方面に手を出しすぎるようなところも。

そんななか、7日に愛と美の星・金星がさそり座に入り、10日に水星が「逆行」を始めると、没入するところも戻ってきやすいですし、楽観的に始めたことに行き違い、スレ違いが生まれてくることもあるでしょう。水星は「逆行」したまま、19日にさそり座に戻るので、さらに没入傾向が戻ります。

またこの間、5日にはおうし座で満月が。そして、8日には自立や変革の星・天王星がおうし座に戻ってきます。おうし座は土の星座であり、豊かさを象徴しています。2018年に天王星がおうし座に入って以来、「豊かさ」について学んできたわたしたち。それが最終章にやってきて、自分にとっての豊かさとは何なのか、改めて見えてくるときだと思います。

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モヤモヤから逃げたり、封じ込めたりせず、逆に感じてみる
動けない自分、変われない自分も、ありのままを愛する

天にあることは地にもある。それが占星術の基本となる考え方。とくに、太陽系の惑星たちが星座を動くときは、地上のわたしたちの心も影響を受けることをお伝えしてきました。今回で8回目です。

9月22日の行動や戦いの星・火星、10月7日の思考や伝達の星・水星に続き、10月23日に太陽もさそり座に入る今期。現実化とルールの星・土星は9月1日に、境界を溶かす星・海王星は10月22日に、それぞれ「逆行」しながら、うお座に戻ってきています。さそり座もうお座も、「感情」を表す水のエレメントの星座です。火のエレメントのおひつじ座や風のエレメントのふたご座に外惑星が入り、強気で過ごせた夏とは違い、秋の深まりとともに、感情も重たくなっていくときだと思います。

とくに海王星は、長年、うお座に滞在したあとで、2025年春におひつじ座に入っていただけ。それがうお座に戻ってきているのです。この十数年、モヤモヤしていたことがあるのに頭で考えて、無視していたりすると、潜在的な思いがとても強くなるのがこの秋です。

たとえば、家族の間でも相手だけが前に進んでしまい、取り残されたような思いがある。あるいは、時代についていけないような焦り。自分ばかりが犠牲になっている……そう思えて仕方ないということもあるかも。実は、そこには整合性や客観性はなく、だからこそ、外には出してこなかった、一方的な恨みということもあるでしょう。でも、実際に感じているのであれば、そんな自分を否定せず、逆にじっくりと感じてみると、恐れていた感情には実は、さほど力はないかもしれません。土星もうお座に滞在するなか、逃げずに向き合うことが求められています。

「移動」や「断捨離」が流行っていますし、わたし自身も、これまでは置かれた場所で咲くよりは、移動したり手放したりして、前だけを見てきたタイプです。また実際、環境を変えることで解決する問題も多いと体験上、思います。でも、それはアグレッシブな、男性的なアプローチでもありますよね。

京都で畑をやるようになった今は、動かずに命を全うしていく植物の魅力を強く感じるようになりました。もし読者さんのなかに、この秋、動けない自分を不甲斐なく思うような方がいたら、自分は植物的な、静的な魅力をもっているのだと気づいてもらえたらなあと思います。時代がもてはやす女性像にはどうしても流行がありますが、全員が同じようになる必要はまったくないのですから。ひとりでも、家族のためでも。毎日がんばっている、ありのままの自分を愛してあげてほしいな、と思うのです。