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2025-26 シーズン開幕記者会見・新規加入選手入団会見!

5位からの飛躍へ──東京グレートベアーズ、新シーズンへ決意表明!新加入メンバーも一挙紹介【2025-26開幕会見】

2025.10.22

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昨年も熱戦が繰り広げられたプロバレーボールリーグ「SV.LEAGUE」。2025年10月24日のシーズン開幕を目前に控えた10月8日、東京グレートベアーズが、国立代々木競技場第二体育館にて2025-26シーズンの開幕記者会見および新規加入選手の入団会見を実施。創設4年目を迎える今季の意気込みや取り組みを語りました。

東京グレートベアーズ2025‐2026開幕記者会見 東京グレートベアーズ選手集合写真
©︎ TOKYO GREAT BEARS

創設3年目の昨シーズン(2024–25)は、リーグ上位6チームが進出できるチャンピオンシップに、5位で初めて進出。今シーズンはさらに上の順位を目指してチャレンジしていくと同時に、「追われる立場」としての責任やプレッシャーも感じながら、一戦一戦を大切に戦っていく姿勢がうかがえます。

Index
  1. 主将・古賀太一郎選手、副将・柳田将洋選手
  2. ヤン・コザメルニク選手、ルチアーノ・ヴィセンティン選手、村山豪選手、川野琢磨選手など新加入は総勢7名
  3. 選手にインタビュー! 心掛けていることや立ち振る舞い方
    1. 古賀太一郎選手に質問「キャプテンとして、チーム作りで気を付けていることは?」
    2. 柳田将洋選手に質問「副キャプテンとして心掛けていることは?」
    3. 村山豪選手に質問「新しい環境になじむ上で心掛けていることは?」
    4. 川野琢磨選手に質問「試合前に心がけていることは? 今後磨いていきたい部分は?」
  4. 渋谷区内のすべての区立小・中学校にバレーボールを寄付!
  5. 久保田健司代表が思い描く「東京グレートベアーズ」の未来
  6. ホーム開幕は11月7日(金)のVC長野トライデンツ戦!

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主将・古賀太一郎選手、副将・柳田将洋選手

4年連続でキャプテンを務める古賀太一郎選手は、「パワーのある選手が新たに加わってくれて、とても心強いです。チーム全員で力を合わせて、“バレーボールは楽しい”ということをプレーを通じて伝えていきたい。シーズンを通して、1試合でも多く東京で試合ができるよう、最後まで全力で走り続けますので、応援よろしくお願いします」と、力強く語ってくれました。

そして、今シーズンから副キャプテンに就任した柳田将洋選手は、「今季は、昨年以上に厳しい戦いになると覚悟しています。監督やキャプテンをしっかり支えられるよう、プレーだけでなく、コートの外での振る舞いも含めて、自分の役割をしっかり果たしたいです」とコメント。また、「選手一人ひとりの個性や魅力も、SNSなどを通じて発信していけたら」と、ファンとのつながりを大切にしたいという思いも語っていました。

ヤン・コザメルニク選手、ルチアーノ・ヴィセンティン選手、村山豪選手、川野琢磨選手など新加入は総勢7名

東京グレートベアーズ2025‐2026開幕記者会見  2025加入注目選手 ヤン コザメルニク選手、村山豪選手、ルチアーノヴィセンティン選手 川野琢磨選手

会見には、新しくチームに加わった選手たちも登場しました。スロベニア代表のミドルブロッカー、ヤン・コザメルニク選手や、日本代表としても活躍するミドルブロッカーの村山豪選手、そしてアルゼンチン代表でアウトサイドヒッターのルチアーノ・ヴィセンティン選手など、国際色豊かな実力派メンバーが仲間入り。さらに、若手として注目されるU21日本代表の川野琢磨選手も登場し、フレッシュな風をチームにもたらしてくれそうです。

東京グレートベアーズ2025‐2026開幕記者会見 背番号4 ヤン コザメルニク選手
東京グレートベアーズに新加入した 背番号4 ヤン・コザメルニク選手

ヤン・コザメルニク選手は、2025年に行われた国際大会「ネーションズリーグ」で大きな注目を集めました。チームは惜しくも4位という結果でしたが、その中でコザメルニク選手は、なんと「ベストミドルブロッカー賞」を受賞。優勝・準優勝チーム以外からの受賞はとても珍しく、その実力の高さが際立つ快挙となりました。
日本代表キャプテンの石川祐希選手も、「世界でも指折りの名ミドルブロッカー」と高く評価しており、今シーズン、東京グレートベアーズでの活躍にも大きな期待が寄せられています。

東京グレートベアーズ2025‐2026開幕記者会見  村山豪選手
東京グレートベアーズに新加入した背番号12 村山豪選手

村山豪選手は、ルーキーシーズンだった2021年にVリーグの新人賞を受賞。その実力が評価され、2022年からは日本代表選手としても活躍しています。
「僕は東京が地元なので、この地でプレーできるのが本当に嬉しいです。自分の武器である“速さ”と“機動力”を活かして、チームに貢献できるよう頑張りたいです」と、力強く語ってくれました。

東京グレートベアーズ2025‐2026開幕記者会見  17ルチアーノ ヴィセンティン選手
東京グレートベアーズに新規加入した背番号17 ルチアーノ・ヴィセンティン選手

アウトサイドヒッターとして活躍するルチアーノ・ヴィセンティン選手は、これまでにポーランドやドイツ、トルコなど、さまざまな国のリーグでプレーしてきた経験豊富な選手です。
2019年からはアルゼンチン代表としても活躍し、2025年のネーションズリーグでは日本代表との対戦経験もある、実力派の25歳。国際舞台で培った経験を活かし、東京グレートベアーズでも頼れる存在として期待されています。

東京グレートベアーズ2025‐2026開幕記者会見 背番号30 川野琢磨選手
東京グレートベアーズに新規加入した背番号30 川野琢磨選手

今年の春高バレーで優勝を果たし、次世代エースとして注目されている川野琢磨選手が、グレートベアーズの強化育成選手として入団。今シーズンには早くも日本代表にも選出され、早稲田大学に在学しながら、チームの一員として奮闘しています。
本人は、「この素晴らしいチームでプレーできることを大変光栄に思っています。大学との両立でなかなか練習に合流できないこともありますが、出場させていただける試合は一つひとつを大切に、全力でプレーしたいと思います」と、真摯な思いを語ってくれました。

東京グレートベアーズ2025‐2026開幕記者会見 背番号32 近藤蘭丸選手
東京グレートベアーズに新規加入した背番号32 近藤蘭丸選手
東京グレートベアーズ2025‐2026開幕記者会見  背番号39 髙島優作選手
東京グレートベアーズに新規加入した背番号39 髙島優作選手

また、大学生選手として明治大学の近藤蘭丸選手、日本大学の髙島優作選手も紹介され、これからの成長が楽しみなフレッシュな顔ぶれにも注目が集まりました。

選手にインタビュー! 心掛けていることや立ち振る舞い方

囲み取材では、選手たちのプレー以外の一面にも触れてみました。どの選手も、チームの中でどう振る舞うか、仲間との関わり方をとても大切にしているようです。

古賀太一郎選手に質問「キャプテンとして、チーム作りで気を付けていることは?」

東京グレートベアーズ2025‐2026開幕記者会見  背番号10主将 古賀太一郎選手

「僕がキャプテンとして大切にしているのは、チームメイトの個性をつぶさずに、チーム全体の規律とバランスを保つことです。キャプテンを任せていただくのは今年で4年目になりますが、これは1年目からずっと意識してきたことでもあります。
それぞれの選手が持つ強みやカラーを大切にしながらも、チームとしてのルールやまとまりはしっかりと守っていく。そうすることで、お互いが気持ちよくプレーできる、過ごせる環境がつくれると信じています。
また、チーム内で何か問題が起きたり、話し合いが必要なときには、僕の中で答えを出してから相談するのではなく、みんなで一緒に考えて着地点を見つけるようにしています。『こうすべき』『これはダメ』と押しつけるのではなく、コミュニケーションを通して納得できる形を作っていけたらと思っています」。

柳田将洋選手に質問「副キャプテンとして心掛けていることは?」

東京グレートベアーズ2025‐2026開幕記者会見  背番号8副主将 柳田将洋選手

「副キャプテンになったからといって、自分自身が何かを大きく変えたということはありません。でも、この立場を任せていただいたことで、“自分がどう見られているか”“どう影響を与えているか”ということを、以前よりも意識するようになりました。

どんな姿勢でチームと関わっていくか、チームメイトにどんな背中を見せるか──。そうしたことを考えるようになったのは、副キャプテンになったからこそだと思います。この経験は、自分自身をもう一度見つめ直す、良いきっかけにもなりました。」

村山豪選手に質問「新しい環境になじむ上で心掛けていることは?」

東京グレートベアーズ2025‐2026開幕記者会見  村山豪選手

「新しい環境に入ってまず意識しているのは、とにかくチームメイトとのコミュニケーションをしっかり取ることです。これまで所属していたチームに比べて、グレートベアーズは若い選手が多いこともあり、特に年下の選手たちと積極的に関わるようにしています。年齢の差があっても、話すことでお互いの距離がぐっと縮まりますし、チームとしてのまとまりにもつながると思うんです」。

川野琢磨選手に質問「試合前に心がけていることは? 今後磨いていきたい部分は?」

東京グレートベアーズ2025‐2026開幕記者会見  川野琢磨選手

「いろいろな経験をする中で、“睡眠の大切さ”を実感しています。寝不足では良いパフォーマンスは絶対に出せないので、試合前は特に意識して8~9時間は眠るようにしています。
また、高校では背が高い方で、ある程度の高さがあればスパイクが決まっていたんですが、大学や世界では相手選手のジャンプ力やブロックのレベルが上がり、そう簡単にはいかなくなってきました。だからこそ、これからはジャンプ力や、ブロックを押し返すようなパワーのあるスパイクをもっと磨いていきたいです」。



渋谷区内のすべての区立小・中学校にバレーボールを寄付!

東京グレートベアーズ2025‐2026開幕記者会見  大竹壱青選手が2024‐25シーズンに獲得したサービスエース1本につき1個のバレーボールを渋谷区の区立小中学校に寄付をした 大竹選手から渋谷区長への贈呈式
(左から)渋谷区長・長谷部健、東京グレートベアーズ・大竹壱青選手、株式会社グレートベアーズ・久保田健司代表

また、昨シーズンの結果を受けて発表された、心温まるチャリティ企画の紹介もありました。それが、東京グレートベアーズの大竹壱青選手が昨シーズンに記録したサービスエース55本にちなんで、渋谷区内のすべての区立小・中学校(全26校)に、バレーボールを合計55個寄贈するという素敵な取り組みです。
今後は、地域の子どもたちがもっと身近にスポーツを楽しめるようにと、試合観戦の機会を増やしたり、U-15の練習会やバレーボールスクールの開催なども予定されていて、地域とのつながりを大切にしながら活動を広げていく方針です。

久保田健司代表が思い描く「東京グレートベアーズ」の未来

東京グレートベアーズ2025‐2026開幕記者会見  久保田健司氏
東京グレートベアーズ 久保田健司代表

久保田代表からは、新たな取り組みとして、日本相撲協会や読売ジャイアンツなどが参加するスポーツクラブの連携組織「TOKYO UNITE」※への加盟が発表されました。野球やバスケットボール、ラグビーなど他のスポーツとも手を取り合いながら、東京のスポーツ文化をもっと盛り上げていきたいという思いが込められています。その一環として、プロバスケットボールチーム「アルバルク東京」とのコラボレーションもこれまで以上に力を入れ、11月には“コラボウィーク”の開催も予定されています。

今シーズンの目標としては、昨年有明コロシアムでの試合に集まった約9800人の観客数を超える「1万人プロジェクト」の達成、シーズン通して12万人の来場者数、そしてチャンピオンシップのホーム開催という3つの大きなチャレンジに向けて、チーム一丸となって取り組んでいくそうです。

※「TOKYO UNITE」は、2022年に発足した、東京をホームタウンとするスポーツチーム・団体が協力し合い、新たな価値を生み出すことを目的としたプロジェクト。

ホーム開幕は11月7日(金)のVC長野トライデンツ戦!

そんな東京グレートベアーズのホーム開幕戦は、11月7日(金)、8日(土)に国立代々木競技場第二体育館にて開催されるVC長野トライデンツ戦!

ホーム開幕節には『ネイチャーラボ presents Diane Day(ダイアンデー)』の開催も予定されています。本イベントでは、2日間ともに来場者にDiane商品がプレゼントされるほか、化粧室では人気商品の試用コーナーが設置され、実際にお試しできるチャンスも。
さらに、ホーム開幕節を一緒に盛り上げる企画として、東京グレートベアーズの選手への応援メッセージボードも登場。クリエイティブインパクトを掲げる、東京グレートベアーズならではの演出が体感できそうです。 

エキサイティングな体験ができる試合会場へ、ぜひ足を運んでみてください。

2025-26 ホーム開幕節 東京グレートベアーズ vs VC長野トライデンツ戦】 
ネイチャーラボ presents Diane DAY(ダイアンデー)


●日時:2025年11月7日(金)17:00開場、18:00オープニングセレモニー、19:05試合開始
11月8日(土)13:00開場、14:00オープニングセレモニー、15:05試合開始
※開場時間・オープニングセレモニー開始時間は、変更になる可能性アリ
●会場:国立代々木競技場第二体育館(東京都渋谷区神南2丁目1−1)
詳細は東京グレートベアーズの公式ホームページよりご確認ください。


Staff Credit

撮影/山崎ユミ 取材・文/矢野愛 

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